静岡市在住41歳男性会員Kさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は2歳上の43歳島田市在住。
活動期間1年(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。

Kさんは小学生のお嬢さんがいるシングルファーザーです。
夜勤もある仕事を続けながら、母のサポートも受けながら娘を育ててきました。
以前に比べれば生活は規則正しくなりましたが、それでも子育てと仕事を両立する毎日は簡単ではありません。
離婚を機に、少しでも娘との時間を確保できるよう、職場には部署異動もお願いしました。

親の助けがあったからこそ、これまで生活を続けてくることができました。
ただ、いつまでも親に頼り続けるわけにはいきません。
娘もこれから成長し、父親には話しにくいことや、女性だからこそ相談できることも増えていくだろう。
そんな未来を考えるようになり、再婚という選択肢に向き合うことにしました。
ちょうどその頃、結婚相談所で結婚が決まった同僚から、エンマレッジを紹介されました。
同僚のお相手がエンマレッジの会員で、自分が活動していた相談所よりも、彼女の相談所の方がサポートが手厚かったと聞いたことがきっかけでした。

自分の置かれている状況を考えれば、婚活が簡単に進むとは思っていませんでした。
すでに自宅があるため、結婚後はその家で暮らしてもらえるのか。
そして、小学生の娘の母親になることを受け入れてもらえるのか。
自分一人の結婚ではなく、娘の人生にも関わることです。
だからこそ、条件だけで相手を探すのではなく、親身になって相談に乗ってもらえる結婚相談所を希望していました。
Yumiさんからも、決して簡単な婚活ではないと、最初にはっきり伝えられました。
それでも、何もしないまま諦めるのではなく、できるところまでやってみようと入会を決めました。
全国に何万人もの会員さんがいたとしても、彼の結婚相手として考えられる方は、その中のほんのわずかです。
さらに、その限られた方が彼の状況を理解し、娘さんとの生活も含めて一緒に歩んでいきたいと思ってくれるのか。
活動を始める前から、決して簡単な婚活にはならないことは分かっていました。
魅力的な方はたくさん登録されていましたが、初婚の方や、お子さんのいない再婚の方には、最初からお申し込みをしませんでした。
自分が申し込んだのは、離婚歴があり、お子さんのいる方だけです。
ただ、静岡県内だけで探すと、その条件に当てはまる方は多くありませんでした。
Yumiさんに相談すると、県内に限定せず、県外の方にも対象を広げて申し込んだ方がいいと勧められました。
距離のある方との結婚生活を、最初から具体的に思い描けていたわけではありません。
それでも、まずは会える可能性を広げなければ何も始まりません。
対象地域を広げて申し込みを続けた結果、約10人に1人のペースでお見合いが成立しました。
Kさんは公務員として長く勤めており、経歴や収入面にも安定感がありました。
また、人の安全や暮らしに関わる責任ある仕事に就いていることから、真面目で信頼できる人柄も伝わっていたのだと思います。

初めてお見合いが成立したのは、横浜の方でした。
ただ、お見合いが成立しても、お子さんの学校行事などを理由になかなか日程が決まらず、3回ほど調整していただきましたが、最終的にはキャンセルとなりました。
次は、長野県にお住まいの方でした。
お見合いでは、お互いの事情についてかなり深いところまで話すことができました。
その時点で、彼女がすぐに静岡へ引っ越せる状況ではないことが分かり、その場で、次に会うのは難しそうですねという話になりました。
とても良い方だったので、タイミングが合わなかったのだと思います。
3人目は、岐阜県の方でした。
お見合い後は順調に交際に進み、真剣交際の話が出るところまで進みました。
ところが、彼女が体調を崩したと聞いた時、ゆっくり休んでほしいと思い、あえて連絡を控えていました。
自分としては気を遣ったつもりでしたが、彼女からは「体調を心配する言葉がなかった」「放っておかれたように感じた」と受け取られ、それをきっかけに交際終了となりました。
大阪の方とは、オンラインでお見合いをして交際に進み、初回デートもオンラインでした。
次は自分が大阪まで行くので、実際に会って話しましょうと日程を送りましたが、返事がありません。
相談所を通じて問い合わせてもらいましたが、お子さんの予定を理由になかなか日程を出してもらえず、この時点で難しいと判断しました。
浜松の方は、最初から自分の条件を分かったうえで、お見合いを受けてくれていると思っていました。
ところが、実際に会うと、お子さんの学校もあるため浜松から出たくないと言われました。
それなら、最初からお見合いを受けなければいいのに、と思ってしまいました。
活動をしていて感じたのは、会えない理由として、お子さんの都合を挙げられることが多かったことです。
もちろん、子どもを優先する気持ちは、自分も同じ立場なのでよく分かります。
ただ、自分にも娘がいて、仕事や学校の予定をやりくりしながら、相手に合わせるための時間をつくっていました。
それなのに、お子さんの都合だからと言われてしまうと、それ以上はこちらも何も言えません。
本当に子どもの事情で難しいのか、それとも自分に会いたいという気持ちがそこまでないのか。
次第に分からなくなり、自分ばかりが予定を調整しているように感じることもありました。

一時期は、Yumiさんに愚痴のような報告をしたり、間に入って交際終了の整理をしてもらったりすることが続き、ご迷惑をおかけしました。
相手の気持ちがもう自分にはないと気づいていても、ご縁にすがってしまう自分がいました。
せっかくつながったご縁を手放したくないという気持ちがあり、何度も煮え切らない態度を取ってしまいました。
それでも、そのたびにYumiさんが、そんな対応をする女性と、本当に幸せになれると思う?とズバッと言ってくれました。
そのおかげで、前に進むことができました。
そんなKさんの婚活が大きく動き始めたのは、それまでお申し込みの対象から外していた、初婚の女性との出会いでした。
プロフィールを見て気になった彼女は、同じ中部エリアに住む方でした。
初婚の方でしたが、お相手の婚歴についてはどちらでも構わないとなっていました。
お見合いの席で、彼女は妊活に前向きな人を希望していると話してくれました。
ただ、もし二人の間に子どもを授からなかったとしても、相手に子どもがいるなら、一緒に育てていきたいとも言ってくれました。
自分の娘も含めて家族になろうと考えてくれる人は、なかなかいません。
その言葉を聞いた時、今までお会いしてきた方とは何かが違うと感じました。

初回デートは、近場を一緒に散歩しました。
彼女の方から、家族のことや娘のことをたくさん質問してくれました。
自分の結婚だけではなく、その先の生活まで真剣に考えようとしていることが伝わってきました。
2回目のデートでは、名古屋の水族館へ行きました。
お見合いの時から会話が途切れることがなく、この日も無理に話題を探さなくても、自然に話が続きました。
彼女と一緒にいる時は、自分をよく見せようと頑張る必要がなく、自然体でいられました。
自分の気持ちが上がっていることも、はっきりと感じていました。
3回目のデートを終えた頃には、娘の子育てが終わり、いつか二人だけの生活になったとしても、この人となら一緒に楽しんでいけると思うようになっていました。
娘の母親になってくれそうだからというだけではありません。彼女自身を、一人の女性として魅力的に感じていました。
これまでは、交際報告が遅くなり、Yumiさんから催促されることもありました。
でも、彼女との交際では、次の予定も自然に決まりました。
自分から前向きな報告ができることも楽しく、交際が進んでいくことを素直にうれしいと思えました。
お見合いから約1か月後には、真剣交際に進みました。
真剣交際のチェックリストについても、それまでのデートで家族や子ども、住まいなどについて十分に話ができていたため、大きく引っかかるところはありません。
両家への挨拶を済ませ、プロポーズまで、とんとん拍子に話が進みました。
ようやく、娘さんを含めた新しい家族が始まる。
そう思って迎えた成婚退会の前日、思いがけないことが起こりました。
彼女が、元妻との関わりについて不安や不満を口にしたのです。
離婚後も、娘と元妻は定期的に会っています。
夫婦としての関係は終わっていても、娘にとっては母親です。
二人の縁を完全に切ることはできません。
そのことは彼女にも最初から伝え、これまでに何度も説明してきました。
ただ、彼女にとって、自分の結婚相手と元妻との間に、子どもを通じたつながりが残り続けることは、頭では理解できても、気持ちの上では簡単に受け入れられることではなかったのだと思います。
話をしているうちに、お互いに感情的になりました。
売り言葉に買い言葉となり、彼女から、「やはり結婚はできない」と言われました。

自分なりに説明してきたつもりでした。
娘には母親と会う権利があり、自分の判断だけで、その関係を断つことはできません。
一方で、それを複雑に感じる彼女の気持ちも理解できました。
それでも、どうすることもできないことです。
最初から伝えてきたことを受け入れてもらえないのであれば、結婚は難しいのかもしれない。
成婚退会の直前まで進みながら、ここで終わってしまうのか。
そう思っていた2日後、彼女が突然、自宅まで訪ねてきました。
そして、先日のことを謝ってくれました。
話を聞くと、彼女は帰宅後、ご両親に事情を話したそうです。
すると、「お前が悪い。それで人の親になるつもりなのか。人の気持ちが分からないのか。」と、厳しく叱られたといいます。
ご両親の言葉を受け、彼女は改めて自分の立場だけではなく、娘や自分の気持ちについても考えてくれました。
不安がすべて消えたわけではなかったと思います。
それでも、元妻との関わりも含めて、自分たちの家族の形を受け入れていこうと決めてくれました。

成婚退会予定の前日に、結婚できないと言われ、その2日後に彼女が謝りに来る。
最後まで決して平坦な道ではありませんでしたが、二人は改めて気持ちを確かめ合い、無事に成婚退会の日を迎えることができました。
1年間の活動を終えて振り返ると、まだ1年しか経っていないんだと思う自分と、なかなかハードな1年だったなと思う自分がいます。
色々な方にお会いできたことで、女性との向き合い方について、改めて学ぶこともたくさんありました。
エンマレッジさんには、本当にお世話になりました。
Yumiさんは、いつも客観的な立場から意見をくれました。
仲人だからこうした方がいい、営業的に成婚させたいからこう言う、というのではなく、私がKさんだったらどう思うか、という目線で話してくれることが、とてもありがたかったです。
うまくいかない時にははっきり言われることもありましたが、自分一人ではなかなか決断できない時に、何度も背中を押してもらいました。
活動を終えた今は、結婚相談所のルールにも意味があるのだと感じています。
交際期間3ヶ月という期限は、活動中は正直短いと思いましたし、常に時間への焦りもありました。
でも、期限があったからこそ、いつまでも答えを先延ばしにせず、良くも悪くも決断することができたのだと思います。
決して楽な1年ではありませんでした。
それでも、色々なご縁を経験したからこそ、最後に自分が一緒に生きていきたいと思える人と出会うことができました。
成婚退会おめでとうございます。
成婚退会手続きの前日に、結婚がダメになりましたと報告をもらった時には、さすがに私もかなり驚きました。
でも、その後のお話を聞いて、ご両親がきちんと状況を見て、彼女に厳しく伝えてくださったことには、正直ほっとしました。
そういうご家庭で育ってきた彼女だからこそ、間違えた時にはきちんと立ち止まり、人の気持ちを考え直すことができたのだと思います。
これから新しい家族をつくっていく上でも、そこは大きな安心材料だと感じます。
ここまで色々ありましたが、無事にこの日を迎えられて本当によかったです。
これからは家族3人で、仲良く穏やかな家庭を築いていってくださいね。















