藤枝市在住30歳女性会員Aさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は浜松市在住、28歳の会社員。
活動期間1年(内、交際期間3か月)で成婚退会です。

友人の結婚や出産が増えてきたことで、少しずつ結婚を意識するようになりました。
「いつか結婚できたら」と思っているだけでは、時間だけが過ぎてしまう。
そう思い、1年以内の結婚を目指して婚活を始めようと思いました。
友人に紹介をお願いしたり、マッチングアプリも考えました。
ただ、これまで異性との交際経験があまり多くなく、駆け引きをしたり、相手が本当はどう思っているのかを探ったりするのは苦手です。
だったら最初から、結婚に対して同じくらい真剣な人と出会える場所の方が、自分には合っているのではないかと思いました。

一人ひとりの会員さんと丁寧に向き合ってくれそうだったこと、以前から成婚ブログも読んでいて、実際のサポートの様子がイメージできたこともあり、エンマレッジさんにお願いすることにしました。
ただ、入会を決めた時点で心配がなかったわけではありません。
結婚相談所はアプリよりもハードルが高いイメージがありました。
学歴や仕事など、しっかりした経歴の方も多そうですし、その分、自分にも同じように高いものを求められるのではないかという不安もありました。
何より、皆さん本気で結婚を考えて活動する場所です。
「私は皆さんと同じくらい真剣に活動できるのかな」
入会を決めた時点では、まだ少し自信がありませんでした。
まずは20代向けのビギナーコースからスタート。
具体的な結婚観や将来の生活イメージはまだ少しふんわりしている状態です。
「今すぐ全部を決めなくても大丈夫。いろいろな方とお会いする中で、自分がどんな結婚をしたいのか、少しずつ形にしていきましょう」
そんなお話をしました。

20代の登録人数が気になっていましたが、実際には思っていたより多くの方が活動されていて、お申し込みもたくさんいただきました。
その中で、実際に「会ってみたい」と思えたのは全体の1割ほど。
でも、これは事前にYumiさんから聞いていたので、むしろ安心しました。
まずは、年齢が近いこと、写真の印象やPR文、住んでいる場所などを見ながら、お会いしてみたいと思った方のお申し込みを受けることに。

入会時に考えていた条件には合っているはずなのに、実際に会ってみると、プロフィールだけでは分からない「雰囲気」や「空気感」に違和感を覚えることもありました。
経歴が素晴らしく、清潔感もあって、しっかりした方だと思っても、話のテンポまで合うとは限りません。
少しソワソワして落ち着かない。
同じ趣味があるのに、意外と会話が広がらない。
反対に、共通点はそれほど多くなくても、なぜか楽しく話が続く方もいました。
写真では分からなかった部分も、実際に会うと見えてきます。
思っていたより毛深い方だったり、頭髪が薄めだったり。
やっぱり、プロフィールの条件や写真だけでは判断できないんだと実感しました。
決定的に嫌なところがあるわけではなくても、「異性としては見られない」と感じることもあります。
これも、会ってみて初めて分かったことの一つです。

Yumiさんから、「会うかどうかで悩むくらいなら、1時間会った方が早いよ。会えば答えが出るから」と言われていた意味が、少しずつ分かってきました。
そして、活動を続けるうちに、自分からも積極的にお申し込みをしたいという気持ちが強くなり、ビギナーコースからスタンダードコースへの変更をお願いしました。
お見合いをしても「誰に会ってもイマイチ」と感じるときは、そもそも届いたお申し込みの中から選んでいるだけで、自分が本当に会いたいと思う方に会えていない可能性もあります。
「選ばれる」だけではなく、自分から「会いたい」と思う方にも積極的にお申し込みすることをおすすめしました。

活動方針を、自分から積極的にお申し込みをする形に切り替えました。
すると、まず変わったのがお見合い前の気持ちです。
自分が会いたいと思って申し込んだ方に受けていただけると、それだけで「会ってもらえることがありがたい」と感じるように。
当日、「思っていたのと違った」とガッカリされないように、相手のプロフィールをしっかり読み返し、話したいことを考え、身だしなみも整える。
以前よりも、お見合いにワクワクした気持ちが生まれ、準備に力を入れるようになりました。
振り返ってみると、お申し込みを受ける側だったときは、そこまでテンションも上がっていませんでした。
もちろん、自分から申し込めば、お断りされることもあります。お見合いができても、交際につながるとは限りません。
そのときは一時的に落ち込みますが、不思議と思っていたほど引きずらないのです。
自分で「会いたい」と思う方に申し込み、自分から行動する。そんな活動の仕方が、私には合っているのだと分かりました。

お申し込みを「受ける側」と「自分から申し込む側」、どちらが合っているかは人によって違います。
自分にとって無理なく続けられる方でいいと思います。
Aさんはご自身のことを「受け身なタイプ」と話されていましたが、婚活では、自分から会いたい人を選んで動く方が合っていました。
活動を通して、ご本人も気づいていなかった新しい一面が見えたように思います。
仮交際に進んだのは、自分からお申し込みした方のほうが多かったです。
お見合い後の判断基準は、
「1時間、楽しく話せたか」
「気になるところはなかったか」
この2つでした。
たった1時間ですが「この人がいい」とまでは分からなくても、「ちょっと違う」は分かります。
しかも、お見合いはどの方とも、まだ詳しい個人情報を知らない状態で、同じように1時間お話しします。
条件が揃っているぶん、「話していて楽しかったか」「違和感はなかったか」を自分の感覚で比べやすく、私にはとても分かりやすい判断基準でした。
これは、活動前には分からなかった相談所ならではの良さだと思います。
異性との交際経験がほとんどなかった私にとって、仮交際の仕組みも安心できるものでした。
実際には、2〜3回お会いして交際終了になることがほとんどでした。
でも、「違うな」と思えば仲人さんを通してお断りできます。
交際終了を決める前にも、
「もう一度会ったほうがいいのか」
「もう答えが出ているのか」
自分だけでは判断できないことがありました。
そんな時にYumiさんへ相談しながら、自分が何を感じているのかを整理してもらえたことも、とてもよかったです。
そんな中、Aさんが心惹かれるお相手と出会いました。
それまでは、次にもう一度会うかどうかを悩んで相談されることが多かったのですが、彼については少し違いました。
「どうしたらいいでしょうか?」ではなく、「次は〇〇へ行く予定です。」という、すでに決めたうえでのご報告。
Aさんの中で、明らかにこれまでとは違う何かがあったのだと思います。
彼は、お見合いの時から何でもさらけ出して話せる人でした。
初回のデートでは、「一度、投資で大きく損をして自己破産したことがある」「だけど、今は貯金もできている」と打ち明けられました。
当時の私は、それがどのくらい大変なことで、結婚後の生活にどんな影響があるのか、正直よく分かっていませんでした。
むしろ、そんなプライバシーに関わることまで自分から話してくれたことを、好意的に受け止めていました。
「誠実な人なんだな」と思っていたんです。
会話も楽しかったですし、今は貯金もできているなら、それほど問題ではないのかな、と考えていました。
そのまま交際を続け、3回目のデートで「真剣交際」の話になりました。
私自身はお受けする気持ちでいましたが、いざ本当に進むとなった時、「念のため、自己破産のことはYumiさんに相談しておいた方がいいかもしれない」と思いました。

それまでの交際報告には、彼の自己破産について一度も書かれていませんでした。
おそらく、彼のプライバシーに関わることだからと、Aさんなりに気を遣っていたのだと思います。
ただ、Aさんは自己破産が結婚生活に与える影響を、まだ十分に理解できていないように感じました。
また、ご両親がこの事実を知れば、心配されるだろうとも思いました。
Yumiさんの反応は、私が想像していたよりずっとシビアでした。
「自己破産から何年経っているのか分からないけれど、結婚後の生活に影響する可能性はあるよ」
「ご両親にも一度相談した方がいいと思う」
私は逆に、「そんなに大変なことなの?」と驚いてしまいました。
両親にも話してみると、母はYumiさんとほぼ同じ反応でした。
父は、「その事実だけではなく、人柄を見ることも大事だよ」と言ってくれましたが、内心では心配だったと思います。
友人や周りの人にも話してみましたが、ほとんどの人が渋い顔をしました。
そこで初めて、
「あれ? 私が思っているより大きな問題なのかもしれない」
と感じるようになりました。
今回、彼自身は初回のデートで、Aさんにきちんと自己破産のお話は伝えてくださいました。
ただ、彼の話によると、自己破産のことは所属相談所にも伝えてあり、「真剣交際に入ってから話せばいい」とアドバイスされていたそうです。
とてもデリケートで難しいお話なので、どのタイミングがベストなのか?
ただ、情が芽生えた状態で話すのは、双方がとても辛いタイミングの様な気がします。
今思えば、この頃の私はかなり気持ちが熱くなっていたんだと思います。
彼も強い気持ちをまっすぐ伝えてくれていました。
最初はそれがうれしかったのですが、私が少しずつ現実的なことを考え始めると、だんだん二人の温度差も見えてきました。

そんな時に、Yumiさんから客観的な意見をもらえたことは、とても大きかったです。
特に印象に残っているのが、
「好きという気持ちだけで乗り越えられることばかりじゃないよ」
と言われたことです。
自己破産の時期によっては、一定期間、住宅ローンなどの審査に影響する可能性もある。
もし将来、家を買いたいとなった時に、私の名義でローンを組むことになるかもしれない。
「そこまで考えた上で進める覚悟はある?」
と聞かれました。
その時、初めて私は「結婚する」ということを、好き嫌いだけではなく、生活として考えるようになりました。
また、自己破産した時期と結婚相談所へ入会した時期がかなり近いことについても、Yumiさんは心配していました。
母も同じように、「彼は、今婚活している場合なの?」と言いました。
この一件があったことで、私自身もかなり冷静になれたと思います。
彼は「二人なら大丈夫」という気持ちで進もうとしていましたが、少し距離を置いて考えてみると、周りの反応の方が一般的なのかもしれないと思うようになりました。
そして、自分が思っていた以上に、
「相手の言葉をそのまま信じやすいこと」
「強く言われると流されやすいこと」
「好きになると、現実的な部分を後回しにしてしまうこと」
にも気づきました。
最終的には、冷静になったことで彼との結婚は難しいと答えを出しました。
かなり消耗した出来事ではありましたが、自分の考え方の癖を知る意味では、とても勉強になりました。
また、本来は結婚をすすめる側の仲人さんが、本気で心配してくれたのもうれしかったです。
気持ちを切り替えるために、2〜3週間ほど活動を休もうかと考えていた頃、1通のお申し込みをいただきました。
ただ、その時はまだ前の交際を引きずっていたこともあり、いったんお見送りしました。
ところが、そのお相手のことが、ずっと心に残っていました。
「やっぱり会ってみたかったかもしれない」
そう思い、翌月になって今度は私の方から改めてお申し込みをしました。
そのお相手が、今回結婚の決まった彼です。

一度はお見送りしたお相手に、Aさん自身が「やっぱり会ってみたい」と思い、改めて申し込んだことが今回のご縁につながりました。
本当に、少しのタイミングの違いでご縁は変わるものだと思います。
2歳年下でしたが、年齢差を感じさせないくらい堂々としていて、頼りがいのある人でした。
明るく話をリードしてくれましたが、お見合いの時点では、ものすごく会話が弾んだという感じでもありません。
ただ、この頃には私もお見合いに慣れてきていて、最初から話が弾むかどうかだけが大事ではないことも分かっていました。
「いい人そうだな」
そのくらいの感覚で、自然に次へ進むことができました。
初回のデートでは、「実は、お見合いの時はかなり真面目モードだった」と聞かされました。
本来の彼はもっとフランクで、車の中で歌ったり、自由にふるまったりする人。
そんな姿を見て、私も少し気が楽になりました。
2回目のデートでは、もう冗談を言い合えるくらいの距離感になっていました。
彼の距離の詰め方は、早すぎるわけでもなく、遅すぎるわけでもありません。
グイグイ来る感じでもないのに、気づけば自然にスーッと入ってきてくれる。
その感じがとても楽で、一緒にいて心地がいいなと思いました。

3回目のデートでは、お互いの気持ちについても話すようになりました。
彼は初回のデートの頃から、私のことを女性として魅力的に思ってくれていたそうです。
実際、デート中の接し方からも、女性として大切に扱ってもらっていることは感じていました。
結婚観については、まだそこまで深く話せていなかったので、これから少しずつ話していけたらと思っていました。
そんな中、彼が何気なく、来年も一緒に過ごすことを前提にした話をしたんです。
一瞬、「え?」と思いました。
でも、彼は特別なことを言っているという感じではなく、本当に当たり前のように話していました。
その姿を見て、「この人は、私との先のことを自然に考えてくれているんだ」と思えて、すごく安心しました。うれしかったです。
いろいろな経験を積んだことで、この頃のAさんに、私から細かくアドバイスすることはほとんどありませんでした。
報告は毎回丁寧に送ってくれていましたが、以前のように判断に迷って相談されることはほとんどありませんでした。
ご自身の気持ちを確かめながら、落ち着いてお相手と向き合えているのが伝わってきました。
4回目のデートで真剣交際に進み、真剣交際チェックリストをいただきました。
親には早めに、「今、こういう人と会っているよ」と伝えてあったので、今回は安心して見守ってもらえました。
チェックリストを進める中で、唯一少し引っかかったのは、彼が週末にボランティアで子どものスポーツの審判をしていることでした。
ほぼ毎週のように活動しているので、「結婚したらどうするの?」「子どもができたら?」という話では、少し意見がぶつかることもありました。
でも、Yumiさんも両親も、「前回のことに比べたら、それは二人で話し合っていけることだと思うよ」という反応でした。
前回の交際の時に相談した友人たちにも彼を紹介しましたが、みんなから「いい人でよかったじゃん!」と祝福してもらえました。
プロポーズは、彼が一人暮らしをしている部屋でした。
大きな花束を用意してくれていて、夕飯を食べたあと、自然な流れでプロポーズしてくれました♡

色々ありましたが、目標の1年以内の成婚に間に合いました。
あっという間の1年でした。
相性はありますが、皆さん基本的にはいい方ばかりでした。
10人以上の方とお会いする中で、会うたびに自分の価値観が少しずつはっきりしていった感覚があります。
Yumiさんが最初に言ってくれた、「会ってみないと分からない」という言葉は、本当にその通りでした。
実際に会ったからこそ、自分がどう感じるのかが分かる。
恋愛経験の少なかった私にとって、結婚相談所は出会いの場であるだけでなく、自分の感情と向き合う学びの場でもあり、成長の場にもなりました。
途中、なかなかうまくいかずに悩んだ時期もあります。
その時に、
「運命の相手は一人だけ。それ以外は、うまくいかなくて当たり前なんだから、そんなに悩まなくていいよ」
と言ってもらった言葉も、ずっとお守りになっていました。
Yumiさんは母と年齢が近いのに、いつもフラットに話してくれました。
仲人さんだからといって、交際や結婚を無理に進めることもありません。
変に背中を押したり、都合の悪いことを曖昧にしたりもしません。
悩んでいる時には寄り添ってくれますが、必要な時には冷静に、客観的に、きちんと意見を言ってくれました。
悩んでいた交際の中で、「Aさんは、もっとわがままな答えでいいよ」と言ってくれたことがあります。
私の性格や考え方の癖を分かったうえで、自分を見失いかけていた時にかけてくれた言葉でした。
あの一言で、目が覚めたような気がしました。
私のように恋愛経験が少ない方は、ただ出会いを増やすだけではなく、迷った時に道筋をきちんと示してくれる仲人さんのもとで活動するのが合っていると思います。
本当にお世話になりました。
Aさん、成婚退会おめでとうございます。
初めてお会いした時から、とても素直でまっすぐな女性だったAさん。
本来なら、仲人がそこまで口を出さなくてもいいような場面もあったと思います。でも、どこか放っておけない危なっかしさがあったのも事実です。
活動の途中では、気持ちが落ちて元気をなくしてしまった時期もありました。
それでも、ちゃんと立て直して戻ってきてくれたこと。いろいろな経験を通して、自分の気持ちを大切にしながら、相手を見極められるようになったこと。
その成長を、とてもうれしく思っています。
そして最後は、自分の意思で会いたい人を選び、自分から申し込んで、運命の相手とのご縁をつかみました。
本当によく頑張りましたね。
これからもお二人らしく、穏やかで幸せな家庭を築いていってください。
いつまでもお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜















