静岡市在住43歳男性会員Hさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は静岡市在住39歳、エンマレッジ会員Aさん。
活動期間9ヶ月(内、交際期間5ヶ月)で成婚退会です。
静岡市で教員として働いているHさん。
入会のきっかけは、職場の異動による環境の変化だったそうです。
30代の時、結婚を考えた女性もいました。
2年以上の付き合いで、このままいけば自然に結婚するのだろうと頭では思っていましたが、二人で具体的に「いつ」という話は1度も出ませんでした。
彼女が結婚したい時期には自分が仕事でそれどころではなく、落ち着いた頃には彼女はそのタイミングではなく。
目標もゴールもないまま、ただデートを繰り返すだけ。今思うと共通の趣味で繋がっていただけでした。
結婚生活のペースは、あまり合っていなかった様に思います。
話し合った結果交際を終了し、そこから数年は仕事中心の生活になりました。
土日もなく忙しい日々でしたが、やりがいもあり充実していたので結婚は当分先とさえ思っていました。
しかし、職場の異動で土日もしっかり休める様に。
ステップアップ異動ですが、現場から離れた事で少し寂しい気持ちになりました。
そのタイミングで、実家に大手の結婚相談所から勧誘の電話があり、親からも結婚のプレッシャーが激しくなってきました。
この機会に結婚相談所の事を色々調べ、教職員組合の補助も受けられる大手やエンマレッジさんなど、複数検討する事にしました。
当初、無料相談といっても相談所の良い点を並べ立て、うまく勧誘してくるんだろうと怪しんでいました。
また、こちらがお金を払うのだから相談所が何とかしてくれる、”お客様感覚”で活動出来るものだと思っていました。
しかし、エンマレッジさんでのお話は自分の想像とは違っていました。
勧誘されるどころか、結婚相談所の現状、静岡の婚活の厳しさについてYumiさんから話を受け「お金を払えばなんとかなる」という甘い考えが通用しないのだと分かりました。
また具体的にどう動いていくのか、意識の変え方から戦法まで詳しく話してくれ、その考えにとても共感できました。
自分の甘えた考えに気づけたこと、同時に過去の恋愛のどこがダメだったのかも答えが出た気がしました。
こちらでぜひお世話になりたい、ここなら自分に合ったサポートがしてくれると迷いはありませんでした。
さすが学校の先生、明るく話上手でコミュ力は抜群。
経歴も素晴らしく、頭の回転も速いので、少し話せばこちらの意図をすぐ理解してくれました。
彼の様なタイプは、最初に基本を話しておけば後はしっかり活動出来る方なので心配していませんでした。
Yumiさんから「お見合いのお申込みにOKがくる確率は低い」と聞かされ覚悟していましたが、有難いことに女性からお申込みを頂くことができました。
ただ希望した年齢の方ではなく、同年齢かそれ以上の方ばかりで現実を理解しました。
最初の1ヶ月で4人の方とお見合いが決まりましたが、その内3人がオンラインお見合いを希望されてきました。
同じ静岡県在住でコロナも落ち着いたこの時期に、オンライン希望は相手から真剣さを感じず、「余程気に入らないと会うつもりはない」という方なんだと思ってしまいました。
会ってこそわかる空気感・肌感で判断したい自分とは考え方が違うと思い、実際に対面でお会いした人のみ交際希望を出しました。
ちなみに、お見合いした全ての女性から交際希望の返事が届いていたHさん。
面倒だからオンラインにしたい気持ちもわかりますが、会う前から価値観のジャッジは始まっています。
交際になった方とは、初回は普通に話が出来ました。
2回目で相手から結婚観の話題を出してくれましたが、彼女は自分の考えをしっかり話してくれたのに、自分は曖昧な返事しか言えませんでした。
この時もまだ「結婚観の話はもっと仲良くなってからするもの」だと以前の考えが抜けず、「それだとマッチアプリと変わらないよ」とYumiさんに注意を受けました。
交際継続だけを目的にしてはいけないこと、仲良くなってからの方が真剣な話がしにくいのは、かつての自分が体験した事だったと改めて反省しました。
活動が3ヶ月も経つと、入会前にYumiさんから聞かされたことが全て本当だったと分かりました。
自分からのお申込みには、ほぼ良い返事がもらえませんでしたがそこは想定内。
気持ちを切り替え、現実を見据えた上で「この人に会ってみたい」と思える方にお申込みを続けました。
その中でようやく1通OKのお返事が・・・・
同じ静岡市、お写真と彼女のPR文に興味を持ったこと、そして偶然にも彼女もエンマレッジ会員さんでした。
実は、お二人には隠された共通点がいくつもありました。
自宅が10分程度の距離のご近所さん、時期は被っていませんが中学・高校の先輩・後輩の仲。
もちろんそんなことはお互い知らず、お会いすることに・・・・。
お写真通りの綺麗な方でしたが、印象的だったのは彼女の「静岡市愛」。
自分も静岡市を拠点に考えていたので、静岡市の好きな所・地元のサッカークラブなど静岡の話で、1時間をはるかにオーバーするくらい盛り上がりました。
クールな印象ですが内には熱い感情があり、自分の考えをしっかりもった魅力的な女性でした。
交際になって最初に彼女に言われたのは、交際に対する考え方でした。
結婚相談所なので条件面も大事だけれど、恋愛も同時に意識して進めたいと言われました。
それが具体的にどういう事なのか分かりませんでしたが、彼女の言う事に異論はありません。
エンマレッジの会員さんだけあって、最初からしっかりした考えを持って活動しているんだなと、その時は深く考えていませんでした。
実はAさんには「男性にはこうあって欲しい」という理想が明確にありました。
特別難しいことではありませんが、自然にそれが身についている男性を相談所であまり見た事がありません。
Aさんからは「じっくり相手をみたいので、交際期限いっぱいまで時間が欲しい」と言われ、お二人がよければ問題ないと答えました。
交際中、度々彼女に指摘されたのは、自分のマナーについてでした。
・女性に広い席を譲らなかった
・1つ1つの所作が乱暴で、無駄な音を立てている
・助手席のシートベルトがし終える前に、車を発車する・・・などなど
自分でも気づかなかったガサツな振る舞いについて、度々注意されました。
普段ならイラっとする所ですが、彼女に対してはそうならず・・・・。
素直に自分が情けない・直さなきゃと思えました。
彼女も嫌ならとっくに交際終了にしていたはずが、しっかり指摘してくれるのが有難いと思いました。
また、「今の私の恋愛感情はこのくらい」と、数値化して伝えてくれました。
女性の気持ちを想像しながら量るより、はっきりと分かりやすく伝えてくれるので、「まだまだだな」「もっと頑張ろう」と思えました。
Yumiさんからのアドバイスにいくつか心当たりがあり、彼女も相談している事も分かりました。
しかし指摘されたガサツな部分がどうにも直らず、言われたことは直せても、無意識に出てしまう部分を彼女から注意されました。
Hさんからの報告とAさんからの報告が、正直あまり噛み合っていないと思っていました。
それは2人にも伝えていて、彼女は言い過ぎてしまった事を反省したり、でも直らない事に不安を感じ。
彼は直せない事を反省はしているものの、実はそこまで深刻に悩んでいない様にみえました。
交際期限が残り1ヶ月の時、Yumiさんから他の会員さんと比べても進みが遅いこと、このままじゃプロポーズまでいかないよ、と言われてしまいました。
また、「Aさんと本気で向き合っている?」と聞かれ、自信を持って「はい」と言えない事に気づきました、
デートは楽しく、ダメ出しはしても交際終了してこない彼女にどこか安心して、時間がくれば答えが出ると楽観的に考えていたのだと思います。
本音で話してはいましたが、自分が合わせる事も多く感情を抑えるなど、ただ丸くおさめようとしていただけではないのか?
「本音でぶつかれない相手と結婚して何の意味があるの?」「期限がきたから成婚退会なんて良くない」と、Yumiさんからズバッと言ってもらえ、ようやく自分のお尻に火が付いた気がしました。
自分らしくぶつかって、それがダメならAさんの事はあきらめようと腹を括りました。
私と彼女と、2人の女性から厳しいことを言われっぱなしの彼ですが・・・・・。
それにも反発せず、受け止めてくれるのは彼の利点。
素直で優しい、とてもいい方です。
彼女にも話したい事があると伝え、今まで遠慮していたこと、自分の本音を素直に話してみました。
すると彼女も不安そうな顔で「実は私もYumiさんにお互い本音が言えていない」と指摘されたと話してくれました。
2人でこれからの事をしっかり話そう、気持ちを伝えあおうと決めてから、話がどんどん進むようになりました。
親の挨拶の日程・プロポーズまであっという間にトントン拍子に決まっていきました。
あの状況から、よくこの短期間で話が決まったなと私も驚いています。
8ヶ月の活動期間を振り返ってもらいました。
終わってみればあっという間でしたが、とても内容の濃い充実した期間でした。
根が楽観的なせいか、深刻な事や大事な話をつい後回しに、何とかなるでしょうと今まで過ごしていました。
その場の空気が悪くなるのが嫌で相手に合わせてしまうのも、大人の対応だと勝手に勘違いしていました。
今回、Yumiさん・Aさん2人が、自分にハッキリと言ってくれる人だったこと。
「そんな結婚に何の意味があるの?」と商売度外視したアドバイスは、本当に有難く相談所選びに間違いはなかったと思います。
現場を離れた寂しさから始めた婚活でしたが、ここでの活動や頂いたアドバイスは今後の仕事にも生かせる気がします。
本当にお世話になりました。ありがとうございます。
厳しいことを色々言われていましたが、それでも彼女が好きだとずっと言っていたHさん。
彼女にとってもそこが1番安心できたところ、自信にもつながったと思います。
いつまでもお二人仲良くお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜