菊川市在住29歳女性会員Nさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は浜松市在住の30歳。
活動期間4ヶ月半(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
25歳の時から独自で婚活をスタート。
マッチングアプリ・婚活パーティー・行政の婚活イベントにも数多く参加してきたそうです。
4年ほど活動していましたが、出会いはあっても自分が良いと思える人には、効率よく会えていませんでした。コロナ禍でパーティーやイベントは2~3人の少人数制、また行政のサポートも安定していません。
実質アプリのみの活動でした。
年齢的にもマッチングはしやすくお会いするのはスムーズでしたが、お相手の印象が上がる事は少なかったです。結婚以外の目的で登録されている方も多いので、労力のわりに実りが少ないと感じてしまいました。
また自分が恋愛に慣れていないせいもあり、結婚まで進めていくノウハウもありません。駆け引きや恋愛テクニックもない状態でアプリを続けていくよりも、プロの方にサポートしてもらいながら活動する『結婚相談所』の方が向いている気がしました。
ネットで検索すると、浜松のとある相談所がヒットしました。なんと女性会員は全額無料ですが、事前に相手のプロフィールは見せてもらえず、お見合い会場で初めて相手がわかるというものでした。
4人ほど会いましたが、事前に担当さんに希望条件を伝えたのに関係なくお見合いを組まされ、無料というのはこういう事かと勉強になりました。やっぱり無料はだめだ、もっと出会いの質を高めないと、そこから本格的に相談所探しを始めました。
無料を売りにしている商売を目にする事は多いですが、一方だけが得をするという事はないのでご注意ください。
質=実績で探したところ、エンマレッジさんが気になりました。ここは仲人さんのYumiさんが入会から成婚退会まで面倒見てくれること、楽しい面だけを見せるような説明ではなく、相談所のメリット・デメリットを話してくれ、入会を急かす様な事も言ってきませんでした。
また私の持病についても他の方の例をだして説明してくれ、ここでの活動が決して甘くないこと、覚悟をもって活動するようアドバイスされました。正直そこまで婚活の事を真剣に考えたり、人に話したこともなく、Yumiさんに言われ自分が甘く考えていたと気づきました。
今覚悟を決めないと、どんどん年齢を重ね条件は悪くなっていきます。特に結婚相談所なら20代は有利なはずだと、エンマレッジさんでお世話になる事を決めました。
早い時期から婚活をしているだけあって、覚悟はすでに出来ていた様に思います。持病を気にされていましたが、相手にもどう伝えていくか、どんな言葉でどのタイミングがいいのかも事前にお話をしておきました。
登録後、25歳のマッチングアプリの時代と比べると、自分へのお申込み数は少なかった印象です。アプリは本気でない人も含まれていたし、持病の事も考慮した上でお申込みしてくれた方なので、比べるものではないと思っていました。
毎週、コンスタントにお見合いは組めていたので、さほど大きな問題には思わなかったです。また前回の婚活で、待っているより自分から会いたい人にお申込みしたい気持ちが強くなりました。
写真・プロフィールなど自分の理想と願望だけで相手を選び、15人ほどお申込みしましたが全員からNGの返事。
少しへこみましたが、これはお互い様なので仕方ありません。
実質、お見合いしていた期間は2ヶ月間でしたが、13人の方にお会いしました。当初お見合いを少し堅苦しく考えてしまい、頭でっかちに相手を見てしまいました。
例えば、アプリだと「お母さん」と言われても何も思わなかったのに、お見合いだと「母」と言えない人にガッカリしました。お見合い=真面目という世界観を作り過ぎてしまい、相性を確認する前に社会人としてどうか?という厳しい目でジャッジしていたのだと思います。
お見合い後ほとんどの方にNGを出していたので、その理由を聞いても「会話が盛り上がらなかった」という程度。
「1時間のお見合いで盛り上がる事はそうないわよ。自然体で話せる相手もいなかった?」と聞いてもあまり刺さっていない様でした。
Yumiさんにもうまく説明が出来なかったのですが、今思うと会話が盛り上がらなかったのではなく、自分が盛り上げよう・楽しもうという意識がなかったせいだと思います。面接官の様に相手を厳しい目で見ていたことに気づいたのは、かなり後半になってからでした。
もしかすると、私の固い表情を見てお相手はあえてフランクに話そうとしていただけではないのか?私の認識がズレていたのかもしれないと思う様になりました。
また、お見合いでは言葉遣いや服装などばかりに目がいってしまい、人柄にまで注意が向きませんでしたが、1人だけお茶ではなくケーキセットを勧めてくれる人がいて少しビックリしてしまいました。
「優しい人だな」
「気をつかってくれて嬉しい」
初めて人となりに目がいくようになりました。
また、自分ばかりではなく、お相手からもお断りされている、と思ったのでYumiさんに聞いてみました。すると、私がお見合い相手のプロフィールをしっかり読んでいなかった様に感じて、交際希望を出さなかった方がいたと教えてもらいました。
確かに、プロフィールに目は通してはいても頭に叩き込んではいませんでした。会話のイメージが出来ていなかった事もわかり、とても参考になりました。
それからは、事前に相手のプロフィールをよく読み、キーワードから連想できる質問・膨らめられそうなエピソードなど、事前に準備をしっかりする様にしました。また交際になってからもデート後に会話の内容も全部メモし、次のデートに備えて会話のシミュレーションもしました。
最初の頃は誰に対しても興味を持って質問が出来ないので、事前にしっかり準備していました。
生真面目な性格でちょっと頭でっかちになるのですが、その欠点も自分ではわかっていたNさん。自分へのダメ出しも積極的に聞いてくれる姿勢は素晴らしいのですが、あまり自分を追い詰めたり、追い込んだりしない様にお伝えしました。
活動中に仮交際に進んだ相手は3人。初回デートでまるでジム帰りの様なジャージ姿で現れた時には、ショックで帰りたくなってしまいました。スーツからの落差、一緒に歩くのも恥ずかしいと思ってしまいました。
2人目は、軽い会話が出来ない相手でした。彼も結婚観や仕事など用意されている話は出来るのですが、何気ない雑談がはずまないので一緒にいて疲れてしまいました。
3人目が今回結婚の決まった彼。IBJ会員とのお見合いが多い中で、初めてのBIU会員の方でした。申し込みの際に丁寧なメッセージも添えてあり、最初からとても印象が良かったです。
彼もケーキを頼もうと言ってくれました。事前に質問も用意していましたが、それに頼る必要もないくらい話が弾みました。
好奇心旺盛で趣味も広く、また県外出身者なので話の内容も新鮮、社交的な人なので真面目な話でも場が明るいのです。
あと・・・私より早くお見合い会場に着いて待っていてくれたのも、彼だけでした。もう1度お会いしたい気持ちに迷いはありませんでした。
実はこの時、Nさんにはもう1人交際相手がいました。初の複数交際という事もあって不安も大きかった様です。
前回話が弾んだ事もあって、初回から少し長めのデートになるようにお相手の住む浜松まで出向きました。正直、まだ自分の生活圏内に入れたくない気持ちもあったのが正直なところ。職場の話や友人の話も積極的にしてくれ、今回のデートも楽しく過ごせました。
2回目のデートでは、より結婚についての考え方をお互い話し合う事ができました。彼から「こういう話がしたかった」と言われ、結婚相談所でもあまり女性側から結婚観の話題を振る人がいないんだと気づきました。
家の話・家族・将来地元(県外)に戻らなくていいのか・プライベートな事など。もう1人の複数交際の相手の方が会っている期間は長いのに、そこまで話が出来ていませんでした。彼とは雑談も楽しめ、真面目な話も自然に出来ていますが、恋愛感情としては平行線のまま。
3回目のデートの前に、Yumiさんから「彼、真剣交際を考えているみたいよ?」と連絡がありました。嬉しいけれど・・・・彼だから嬉しいのか?婚活に結果が出ている嬉しさなのか、よく分からなくなっていました。
実はこの少し前からNさんは、自分の活動にあまりダメ出しをしてこないエンマレッジに不安があったそうです。
彼女の活動に注意する所などは1つもありません。あえていうなら、完璧にやろうとしている姿を心配していた位でした。
お互いまだ理解していない所も多いとYumiさんに正直に伝え、アクションを起こして自分の気持ちを確認したらとアドバイスされました。
彼に「手を繋いでいい?」と聞き→嫌じゃない。
少し肌を密着させてみて→嫌じゃない。
ここでようやく、彼に対して自分が心を開いていると気づく事ができました。
真剣交際に進んだあと、真剣交際チェックリストに取り掛かりました。話したことのない内容ばかりで、特にお金の事は切り出しにくかったのでとても有難かったです。
また、世の中の平均など調べながら二人で項目を埋め、分からない事を分からないままにしない所は私達似ているなと思いました。彼がゼクシィを買って用意してくれたりと、そういえば初めて会った時からずっと前向きに私と向き合ってくれました。
彼の部屋で寝ている姿を見ていると、リラックスしてくれているんだなと嬉しく思いました。いつもオープンに接してくれるので、彼といると頭で考える事が減ってきた様に感じます。
一緒に過ごす姿、TVを見て笑っている私達、隣で寝てしまう彼の顔を見ていると自然に結婚のイメージが出来ました。
私が結婚に求めていたのは「安心感」。性格は真逆ですが、とても居心地の良い相手だと思います。
私の親への紹介も終わり、彼の方は成婚退会後に泊まりで行こうという話になりました。結婚の意思はお互いに出来ていますが、イベント的なプロポーズは挨拶が全て終わったあとにしようよ2人で決めました。
エンマレッジでの活動を振り返ってもらいました。
エンマレッジさんでの活動は4ヶ月半ですが、独自での期間を含めると長かったと思います。特に自分のイメージだけで活動していた期間は、ずっと苦しかったです。
せっかく結婚相談所に入会しても表面上の報告ばかりで、ほぼ我流でやっていたこと、Yumiさんの対応が優しくてもっと厳しくして欲しいとずっと思っていました。
Yumiさんの中では合格ラインで十分に頑張っていると言われても、私は100点じゃないと納得出来ないと独り相撲を取っていました。うまくいかない期間が長すぎて、原因を探していたこと、そこを改善すれば結婚できるとずっと思い込んでいました。
「Nさんを受け入れてくれる人は、必ずいるわよ」
そんな風に言われても当時の私には綺麗ごとにしか聞こえず、色々あがきましたが・・・・。
終わってみれば仰る通りで、出会いは「運」と「縁」なんだと納得できました。
Yumiさんは「私は仲人の中でも厳しい方だと思うよ?」と仰っていましたが、やっぱり優しい方だと実感しました。
一会員の話にこんなにも親身になって耳を傾けてくれたり、ご自身も私への接し方を振り返ってくれたり、愛のあるサポートが受けられるエンマレッジの会員さんはとても心強いと思います。
エンマレッジさんを選んだ時点で、私は「運」に大きく助けられていたんだと思います。最後に気づけるきっかけをいただき、ありがとうございました。
本当に真面目に、真剣に努力ができる会員さんでした。出会いはタイミングでしかなく、縁がくるまで待ち続ける忍耐力も必要です。
そこまでNさんの気力が続くのか心配していましたが、巡ってきたチャンスを逃す事もなく引き当てたので、さすが今までの努力は決して無駄にはなっていないと思います。
努力すれば必ず結果が出るのではなく、準備をしておけばチャンスを逃さないという事かもしれません。
既に、入籍のお知らせもいただき、お幸せに新婚生活も送っていらっしゃるそう。いつまでもお二人仲良くお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜