静岡市在住、32歳女性会員Kさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は富士市の34歳会社員の方。
活動期間1年9ヶ月(内、交際期間4ヶ月半)で成婚退会です。

Kさんが結婚を意識するようになったきっかけは、おばあ様のお葬式だったそうです。
祖母のお葬式には、親族がたくさん集まりました。
悲しい場ではありましたが、祖母を囲むように家族が集まり、思い出を語りながら見送る時間は、どこかあたたかく、賑やかなものでもありました。
その光景を見ているうちに、一人っ子である私は、ふと両親のことを考えました。
いつか両親を見送る日が来た時、自分は一人でその場に立つことになるのかもしれない。

そう思った瞬間、胸の奥に心細さが広がりました。
それまで結婚を強く意識していたわけではありませんでしたが、この出来事をきっかけに、自分にも支え合える家族をつくりたいと思うようになりました。
アプリや友人の紹介など、出会いがまったくなかったわけではありません。
ただ、私はこまめに連絡を取ることが得意ではなく、人に心を開くまでにも時間がかかるタイプでした。そのため、出会いがあっても関係が続かず、結婚にはつながりませんでした。
「このままでは変わらない」
そう思い、出会い方を変えるために結婚相談所を検討するようになりました。
また、一人っ子ということもあり、親からは将来的にできれば近くにいてほしい、可能であればお婿さんに来てくれる方だとありがたい、という希望も感じていました。
そうした親の気持ちも含めて、最初から伝えた上で結婚相手を探すなら、結婚相談所の方が早いと思いました。
エンマレッジさんはネットで検索した際に、大手新聞社やテレビ番組でも紹介されている相談所だと分かり、ここなら安心して相談できるかもしれないと思いました。
一度は無料面談に申し込んだものの、すぐに入会を決めたわけではありません。
そこから半年ほど寝かせて、ようやく重い腰を上げました。

Kさんは、性格的にかなり慎重なタイプでした。
思いつきや感覚で物事を決めることはほとんどなく、納得してから前に進みたい方です。
慎重なのは悪いことではありません。
ただ、結婚相談所での交際は、お相手にも気持ちがあります。
タイミングを逃すとご縁が進まなくなることもあるため、考えすぎる前に一歩動くことも大切だとお伝えしました。
心配していたお申込みも、思っていた以上にいただけて、まずはほっとしました。
事前にYumiさんからは、
「Kさんは悩むタイプだから、複数交際はしない方がいいよ」
と言われていました。
私自身も、一人の方と向き合うだけでも気持ちを整理できるか不安がありました。
1回会っただけで判断することも難しいと感じていたため、アドバイスどおり、一人ひとりと丁寧に向き合うことにしました。
1年9ヶ月でお見合いしたのは8人です。同年代の女性と比べると、少ない方だと思います。
もともと、とりあえず会ってみようとは思えないタイプ。
希望条件をある程度絞り、プロフィールをじっくり読んだ上で、話が合いそうだと感じた方だけにお返事をしていました。
そのため、実際にお会いした方は皆さん感じの良い方ばかりで、一人を除いて仮交際に進みました。
ただ、前向きに交際希望したのではなく、2〜3回会わなければ判断できないと思ったからです。
交際が始まっても、私から連絡したり話題を広げたりすることは少なく、相手の熱量が段々下がっていくのを肌で感じました。

そんな時、Kさんから相談の電話がありました。
お断りしたいほど合わないわけではない。
でも、積極的にまた会いたいと思うほど気持ちが上がるわけでもありません。
そうして迷っているうちに、お相手の方が先に痺れを切らしてしまう・・・・
そのことをYumiさんに相談した時、
「Kさんって、相手を好きになれるかどうかで判断しているでしょう。」
「見るべきポイントは、そこじゃないよ。」
と言われました。
私はずっと、相手を選ぶ基準がよく分かりませんでした。
その中で、一番分かりやすいのが恋愛感情だと思っていたのです。
けれど、これまで男性に強い恋愛感情を抱いた経験がほとんどなく、その感覚自体がよく分かっていませんでした。
するとYumiさんから、
「Kさんは警戒心が強いでしょう?」
「だったら、まずは何でも話せる相手か、弱い部分も見せられる相手か、という視点で見てみたら?」
「この人になら財布を預けられると思えるかどうかでもいい。」
「そういう安心感を基準にしてみてもいいんじゃない?」
と言われました。
その言葉で、これまで感じたことのない恋愛感情を無理に探すより、この人なら安心できる、信頼できる、人として好きになれそうだと思える相手を探す方が、私にはずっとイメージしやすく感じました。

そこから、彼女の婚活は少しずつ変わっていきました。
3ヶ月ほど仮交際が続いた方もいましたが、最終的に彼女が出した答えは、友人としてはとても良い方だけれど、それ以上に距離を近づけるのは難しい、というものでした。
残念ながらご縁にはつながりませんでしたが、活動初期と比べると、人に心を開ける範囲が少しずつ広がっているように感じました。
活動して1年以上が経過していました。
なかなか結果の出ない活動でしたが、不思議と退会したいとは思いませんでした。
それよりも、Yumiさんに申し訳ないなと思っていました。
アドバイスをうまく生かせないこと、そもそもの報告もうまく言語化できないこと。
本当は自分からももっとお電話すればよかったです。
私に申し訳ないと思う必要は、まったくありません。
彼女が一つひとつのご縁に向き合い、頑張ってきたことは、私にもきちんと伝わっていました。
そしてこの時、運命の出会いは、もうすぐそこまで来ていたのです。
ある日、一通のお申込みが届きました。
特別にピンときたわけではありません。ただ、以前ほど多くのお申込みが届く時期でもなかったため、気負わずお会いしてみることにしました。
実際に会ってみると、とても話しやすい方でした。
彼も「話が合うね」と好意的に接してくれたので、いい人そうだし、もう一度会ってみようと思いました。
初回のデートでも譲れない条件について話した時、彼は女性側の家に入ることには抵抗がないと言ってくれました。
これまで、そのように言ってくれる方はいませんでした。
ただ、苗字については変えたくないという考えでした。

彼は、アウトドアが好きで社交的。リーダーシップもあり、頼りになる方でした。
わたしとは正反対の性格で、彼にとってはテンポの合わない人間だと思うのです。
でも、私が自分の気持ちをうまく言葉にできない時も、急かさずに待ってくれたり、煮え切らない態度を取ってしまった時も、大らかに受け止めてくれました。
それでも彼の気持ちは冷めることなく、変わらず私と向き合い続けてくれました。
恋愛感情の感覚は分かりませんが、「こんな人もう出てこないかも」という気持ちは芽生えていたと思います。
そして彼女は、初めて真剣交際に進むことになりました。
ただ、ここで一つ課題になったのが、スキンシップでした。
これまで深い交際経験がなかったこともあり、彼のことをまだ完全には自分のテリトリーに入れきれていないように感じました。
真剣交際チェックリストには、スキンシップについて確認する項目がありました。
私は彼に、もともと家族の中でもスキンシップを取る習慣がなく、慣れるまでに時間がかかることを正直に伝えました。
すると彼は、私のペースに合わせると言ってくれました。
本当にありがたく、優しい人だと思いました。
そのことをYumiさんに話すと、
「そう伝えた以上、彼の方からは動きにくいと思うよ。」
「Kさんの方から、手をつなぎにいかないとね。」
と言われました。
確かに、その通りだと思いました。
実は、私の両親もお見合い結婚でした。
ベタベタするような夫婦ではありませんが、長く穏やかに暮らしている姿を見てきました。
両親の関係と自分たちを重ねた時、この人となら、私たちなりの距離感でうまくやっていけそうだと感じました。
そう思えた時、初めて私の方から彼の手をつなぐことができました。

そこから、お二人の話はあっという間に進んでいきました。
彼は、彼女が一人っ子であることにも理解を示し、結婚後はどちらかの家族だけを優先するのではなく、お互いの家族が気軽に行き来できるような関係を築いていきたいと親御さんの前でも話してくれたそうです。
ご両親からも祝福をいただけたことで、成婚退会となりました。

エンマレッジでの活動について感想を伺いました。
本当にマイペースな活動でしたが、最後まで自分らしく進めることができました。
ほとんど交際経験のない私に、Yumiさんは活動の段階ごとに、お相手に聞いておくことや確認すべきことを丁寧に教えてくれました。
踏み込んだ話についても、どのように切り出し、どんな言葉で聞けばよいのかまで具体的に教えてもらえたことが、本当に助けになりました。
エンマレッジで学んだ人との向き合い方や考え方は、婚活だけでなく、これからさまざまな人と関わっていく上でも役立つことばかりだったと思います。
一人で考えていると、同じことを何度も考え続け、結局何もできないまま終わってしまいがちでした。
でも、Yumiさんが後ろで見守ってくれていることや、後からきちんと報告しなければという気持ちが、私を一歩前へ進ませてくれました。
一人だったら、ここまで来ることはできなかったと思います。
期限までに返事を出すことは、私にとって決して簡単ではありませんでしたが、迷い続けてしまう性格だからこそ、必要な仕組みだったと今は感じています。
長い間、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
ご成婚退会、おめでとうございます。
少し時間はかかりましたが、最後まで自分らしく活動を続けられたこと、そして恋愛感情だけを基準にするのではなく、安心や信頼という価値観の中で、彼が誰よりも大切で特別な人だとご自身で答えを出せたことを、とても嬉しく思います。
これからもお二人らしく、仲良くお幸せにね!
美味しいお菓子もありがとう〜















