35歳女性会員のKさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は43歳、藤枝市在住。
活動期間11ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
入会のきっかけは、お友達が結婚相談所で知り合った方と結婚された事でした。
相談所で知り合ったとは思えないほど素敵なご夫婦で、2人の雰囲気から相談所に対しての考え方が大きく変わりました。
それまでは婚活パーティーなども利用しましたが、基本受け身の性格なので自分から連絡をしなかったり、途中でやりとりが面倒になってしまったり、長続きしませんでした。
友人からも「結婚相談所で、ちゃんと活動した方がいいよ」と強く勧められ、エンマレッジさんへの入会を決めました。
当初はトライアルコースでお話を聞きに来られましたが、自分を追い込まないと活動出来ないからと、Wコースで活動をスタートされました。
思っていた以上にお申込みを頂け、ほっとしましたが、10歳以上年上の人からの申し込みも多かったです。
Yumiさんから「入会してすぐは沢山お申込みがくるけど、2ヶ月過ぎたあたりから減るよ」と言われていましたが、本当にその通りでした。
年齢の近い方からのお申込みはかなり貴重だと感謝をし、出来る限りのお見合いを受ける事にしました。
成婚までに20人近い方とお会いする機会を頂けましたが、皆さん気をつかってくださる良い方ばかりでした。
考え方が合わない方や、声が小さくコミュニケーションの取りづらい方もいましたが、気が悪くなる人ではありません。
皆さん優しいので、何を基準に交際を継続していくべきか、とても悩みました。
Kさん自身がとてもおっとりしていて、柔らかい雰囲気の女性なので、交際相手の不満も言ってきません。
ただ、1~3回で交際終了する事が多い印象でした。
お見合いの時には気づかなった事が、交際になってから目につく事は結構ありました。
連絡をとりあうタイミングが合わなかったり、Lineのやりとりになると雰囲気が変わってしまう方など。
3回以上継続して会いたいという気持ちには、なかなかなれませんでした。
途中コロナで活動に制限があったりで、Kさんの婚活に対するモチベーションも下がってきてしまいました。
何とか気持ちが途切れない様、必死でした。
対面お見合いからオンラインお見合いに切り替えたりしましたが、通常時でも交際がうまくいかないのに、コロナ禍でうまくいくとは思えず、お見合いが途切れたタイミングで休会しようと思っていました。
そんな時、今回結婚の決まった彼からお申込みがありました。
プロフィールの印象は特にピンときませんでした。
私の希望する年齢より年上でしたが、彼自身は同年齢の方までを対象にされており、「いい人だな」と思えました。
実際にお会いした時も、特に可もなく不可もなく。
入会したばかりだったら、お見合い自体も受けていなかったと思います。
そんな、ピンとこない彼とどうやって成婚まで進んでいったのでしょうか!?
お見合いの時もそうでしたが、彼は初回のデートでも結婚に関する質問を一切してきませんでした。
趣味のお城の話や、世間話程度だったので、段々不安になってきました。
仕方なく私から、仕事・家族・婚活するきっかけなどを振ってみましたが、明確な答えが出ずフワッとしたニュアンスで終わってしまいました。
あまり活動に慣れていないのかな?それとも、私との交際に乗り気じゃないのかな?とモヤモヤしましたが、気がつけば、お会いしてから既に4時間経っていました。
正直、今までの交際では2時間もすれば「早く帰りたいな」「疲れちゃったな」と思っていましたが、彼とは「帰りたい」という気持ちが湧いてこず自分でも不思議でした。
会話がすごく盛り上がったわけではないのに、彼といる時間の流れが速い、という不思議な感覚に戸惑いを感じるKさん。
しかし相変わらず彼からは、結婚についての話題を振ることもなく、メールの返信もマイペース。
彼の気持ちが分からないまま、お会いしていた様です。
2回、3回とデートを重ねましたが、1度として彼から結婚についての話を振ってきてはくれません。
基本、その話は私から一方的に質問するだけで、彼から聞き返されたこともありませんでした。
最初の頃は、「交際に慣れていないのかな?」「仲人さんとあまり連絡を取っていないのかな?」と思っていましたが、Yumiさんから「交際の状況はどう?今後どうしていきたい?」と聞かれた時には返事に困りました。
私自身は先に進みたいのに、彼から一切そんな話が出ないので、改めてYumiさんに相談をしました。
エンマレッジの女性会員には、
「男性は結婚観の話は仲良くなってから話すものだと思っている人が多いけど、仲良くなったけど条件が違うんじゃ意味ないから、最初から話していった方がいいよ」
と伝えています。
通常はそれをきっかけに、男性からも話してくれる様になるのですが、Kさんのお相手は中々手強い様です。
「私の仲人さんから、住まい・仕事・お金についての話を2人で話し合う様に言われたよ」と言うと、彼は「うちの仲人さんは、そこまで詳しく言ってくれなかった。自分もそこまで考えていなかった」と言われてしまい、あれ?この人大丈夫かな?と正直ガッカリしました。
同じIBJ/BIUのシステムを使っていても、相談所や担当仲人さんによって、アドバイスの仕方が違うのは仕方ありません。
ただ、結婚相談所に入会していながら、結婚観も話さずに進展するわけではないので、お相手相談所には今の事情を十分に伝えておきました。
再度、2人で話し合う機会を設け、真剣交際に進めようという話になりました。
ただ、この時点でまだお互いを苗字で呼び合ったり、手も繋いだ事がありません。
私から手を繋ごうとしてもスッとかわされてしまうのではないか、という不安もあり躊躇していました。
そんな話をYumiさんにすると、
「Kさんは、手も繋いだ事がない人と結婚決められるの?」
と聞かれ、確かにそうだなと思いました。
また、2人の距離の詰め方に対しては
「コロナ禍で外食出来ないなら、彼の自宅で一緒にお料理作ってくればいいじゃない」
とアドバイスしてくれました。
早速、彼とスーパーに買い物に行き、一緒にご飯を作ったり、片付けも手伝ってくれました。
自然と結婚したら家事の分担はどうしよう、掃除の得意・不得意などの話にもなり、思っている事は言葉にしないと伝わらないし、伝える努力をしようと話合えました。
この事がきっかけで、2人とも結婚のイメージがついたと思います。
プロポーズは事前に彼が考えてくれていた様で、夜景が見える場所で結婚を申し込まれました。
何となく予感はありましたが、やっぱり感動できとても嬉しかったです。
1年に渡るエンマレッジでの活動について、感想を聞いてみました。
活動している時は、長く苦しい時間に思えましたが、今思うとあっという間でした。
ご縁のない方達とのお見合いも、皆さんよくしてくださって楽しい時間だったと感謝の気持ちでいっぱいです。
エンマレッジのお二人には大変お世話になりました。
河原崎さんには毎回お見合いに立ち会って頂き、不安な時もホテルで顔をみると安心できました。
Yumiさんという仲人さんの存在は、本当に心強かったです。
自分がおっとりしているので、たまに喝を入れてくれるのが頼もしく、「しっかりやらなきゃ!」という気持ちにさせてくれました。
コロナ前には女性だけの座談会にも参加し、皆さんとの意見交換もとても参考になりました。
また、実際にYumiさんとお会いして相談出来たのも嬉しかったですし、それ以降の相談もしやすくなったと思います。
以前は「こんな事、聞いていいのかな?」と躊躇した事もありましたが、もっともっと頼ってもよかったなと思うので、今活動されている方は、些細な事でもどんどん仲人さんに相談した方がいいと思います。
ノンビリした性格で、異性に関して自分から積極的に動く事なんてほとんどなかったKさんが、今回のご縁ではほぼKさんのリードで進んでいきました。
自分の気持ちを言葉で伝えること、相手の話に耳を傾けること、2人で話し合っていくこと。
婚活で学んだ事は、そのまま結婚生活にも役立つと思います。
いつまでも2人仲良く、お幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜