ニチヨウビ
午前中から入会面談。
20代前半のとっても可愛らしいオンナの子。
「結婚相談所ってもっと怖いかな~って思ってました☆」
そうニコニコしながら手続きを終えた。
“がんばってみよう”って思えたならきっと大丈夫!
午後から成婚が決まった女性会員が、退会の手続き。
入会して1年。こんな日が来るなんて、夢にも思ってなかった。
そう彼女は照れくさそうに笑った。
実は、私も同じ事思っていた
「今だから言えるけど、半年程前エンマレッジやめようかなって考えていたでしょ?」
そう言うと、彼女は
「なんで分かったんですか???」
驚いた顔でそういった。
「顔みればわかるよ、でもね・・・引き止めて欲しそうな顔もしてたけど」
「だからあの時、何も言わなかったんだけどね」
頑張る事をやめなかったから、今の幸せがあるんだよ。
幸せになってね、そう見送った。
それから、すぐ後に
トライアルで活動していた会員が、正会員の手続きにやってきた。
私がひそかに、あの男性と合うんじゃないかな~と思ってセッティングした
彼と見事に交際がスタートしたから。
時々、そんな風に感じる事がある。
確実じゃないし、絶対じゃないけど・・・そんな時はちょっとだけおせっかいもする。
うまくいってくれるといいな~
ひと息つく暇もなく、1本のHELPの電話。
婚活に行き詰まった、会員から「今からオフィスに相談に行っていいですか?」と訪ねてきた。
自分の考えに固執しすぎて、苦しくなっているようだった。
苦しいんだったら、苦しくならない方法は教えてあげられる。
でもそれには、ほんのちょっと勇気と行動が必要だと伝えた。
その方法を聞いて、戸惑う彼女。明らかに不満そうな顔だった。
試すも試さないも、自分で決めなさい。
結婚したいのは私じゃない、あなただから。
彼女は頑張ってやってみると言って、帰っていった。
夜も9時をまわった頃、最後の電話。
プロポーズ寸前まで行きかけているが、このまま幸せになっていいのか?と悩む女性会員から。
数日前に「別れた方がいいかもしれない」とメールが来ていた。
色々と彼女の事情を話してくれたけど、ワタシはほとんど真剣に聞いていなかった。
だって、答えは決まっているから。
「何をためらっているの?彼が嫌なら断ればいいけど・・好きなんでしょ?」
「素直に、私の事幸せにしてくれる?って言えばいいんじゃない?」
すると、電話口から
「Yumiさんに話したら、元気が出てきました」
「すぐ彼に連絡します!」
さっきとは違う明るい声が。
あれこれ言葉にするけど、たったヒトコト
『大丈夫だよ』て言って欲しかっただけなんだよね。
そんな、ニチヨウビ