静岡市在住、53歳男性会員Nさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は菊川市在住、51歳。
活動期間5ヶ月(内、交際期間1ヶ月)で成婚退会です。
実はNさん、過去にエンマレッジで成婚退会された会員さんでした。
「結婚がダメになってしまった」と連絡があったのは、退会して半年過ぎた頃でした。
籍を入れる前に同居を始めましたが、その日から彼女は寝室に籠ったまま、1週間近く部屋から出てこなくなってしまいました。
ケンカをしたとか嫌がる事も一切しておらず、そもそも一夜もまだ過ごした経験もありません。
理由を聞いても何も言ってくれず、ほとほと困っていました。
仕方がないので、「そんなに嫌なら実家に戻る?」というと、うなづいてそのまま家を出ていきました。
荷物を実家に送ろうと手配した時点で、彼女が実家に戻っていない事が判明しました。
彼女の親御さんと話す中で、そもそも彼女は結婚にあまり前向きでなかったこと。
半ば強引に親から「結婚して早く家を出て行って」と言われた事がわかり、結婚も説得されて決めてしまった事がわかりました。
実は、交際中から結婚に前向きな姿勢は感じませんでしたが、普段から言葉も少なく消極的な性格だった事や、結婚を機に仕事も退職していたので、結婚する気はあるのだろうと思っていました。
ただ、Yumiさんだけは最後まで、彼女との成婚退会を止めようとしてくれました。
「いくら消極的な性格といっても、彼女の行動には疑問がある」「本当にこの人でいいの?」と何度も言ってくれたのに、根は悪い子じゃない、一緒に住めば何とかなると進めてしまったのは自分でした。
彼女に対して怒りはなく、逆に特殊な家庭環境が気の毒になってしまい、慰謝料などの請求もせず穏便に解決しました。
今回の件で、やっぱりもう1度お世話になりたいのはエンマレッジさんしかないとすぐにご連絡しました。
心配していただけに、それが的中してしまった事が本当に残念でした。
またこんな状況でも彼女を批判する様な言葉はなく、「次は、Yumiさんのアドバイス全面に聞いた上で判断していきます」と、気持ちは既に前を向いていました。
Nさんは年齢は50代でも頑固な所は一切なく、いつもニコニコ穏やかで謙虚な男性。
お家も静岡市の土地を多く所有する地主さんなので、経済的にとても安定している方です。
唯一欠点なのは、人が良すぎて疑う事をしないことなので、その役割を私が担うことになりました。
前回の失敗を受け、今回はお相手に「コミュニケーションがしっかり取れる方」を希望しました。
また、Yumiさんから「Nさんは年齢差があまりない、友達の様に話せる人の方が良さそう」という意見をもらい、確かに年下を引っ張っていくタイプではないと条件を改めました。
それを踏まえ、まず2人の方にお申込みをし1人の方からOKがきました。
それが今回結婚の決まった彼女です。
彼女とのお見合いは、最初から空気が全然違っていました。
おっとりした可愛らしい人ですが、感情表現が豊かで僕の話で楽しそうに笑ってくれるので、こちらも自然と笑顔になっていました。
初対面なのに緊張感は一切なく、最初から友達の様な気楽さと共通の話題でお見合いの1時間があっという間でした。
Yumiさんが仰っていた「友達の様に話せる」ってこういう人のことか、とこの時点でピンときてしまいました。
初回デートは5日後に設定。
食事をしながらお互いの過去についての話、彼女の持病など話してくれ、言いにくいことはこの時点ですっきり。
気が楽になったねと、ここからは楽しい時間になりました。
2回目のデートは1週間後。
ドライブで遠方まで6時間のデートでしたが、行きも帰りも会話が途切れることなく楽しい時間でした。
彼女も色々な人とお見合いや交際をしてきたけれど、2時間以上一緒にいられた相手は僕だけだと嬉しい事を言ってくれました。
またお互い高齢の親がいるので、彼女に「結婚後、実家から離れてしまうのは大丈夫?」と聞いてみました。
仕事の事や不安に思う事は、遠慮せずに何でも聞いて欲しいと伝えました。
3回目のデートは3日後。
前回、話題にあった実家から離れてしまう話を、親御さんにも確認したと話してくれました。
「早い段階で不安に思っていた事を話題に出してくれたこと、聞きにくいこともしっかり話してくれた事が嬉しかった」と話しながら彼女は泣いてしまいました。
持病の事や生活環境の変化、高齢の親の事など、きっとこれまでも漠然とした不安があったのだと思います。
自分がその不安を少しでも解消してあげたいな、とこの時点で心は決まっていました。
彼からの交際報告に迷いは一切なく、またお相手の方の人柄もとても良さそうで応援したくなるお二人です。
ただ、基本Nさんは人を悪く言わないので、同じ轍を踏まないようここから慎重に進めていく必要はあります。
4回目のデートの帰り際に、実家にいる僕のペットの犬に会いたいと言ってくれました。
リビングで犬と遊びながら、結婚後の生活についての話が自然に出来ました。
彼女もシャイな性格ですが、ここ1週間は彼女の方から毎日LINEをくれる様になったのが嬉しかったです。
この時点でお二人は真剣交際に進みました。
Yumiさんから以前頂いた真剣交際チェックリストがあったので、初回のデートから聞ける事は聞いていたこと。
最初からお互い本音で向き合っていたので、結婚観に大きな相違はありませんでした。
5回目のデートでは、彼女の好きなミュージカルを観に名古屋まで行きました。
以前から彼女に「大事な言葉はLINEや電話ではなく、直接言ってほしい」と聞いていたので、ミュージカルが終わり、客席に2人きりになった時、思い切って「結婚してください」とプロポーズしました。
彼女は恥ずかしいと言いながらも、嬉しそうに「はい」と返事をしてくれました。
帰りに彼女の実家に寄り、ご両親に挨拶させていただきました。
突然伺ったにも関わらず温かく迎えていただき、素敵なご両親だったことに心から安心しました。
破談からわずか4ヶ月。
しかも再開後、はじめてのお見合い相手。
期間だけみると、はやっ!と思いましたが、今回のお二人の決断は不安に思う点が何もありませんでした。
今回は慎重に活動しようと思いましたが、想像以上に早くて自分でも驚いています。
前回の成婚退会は、相手が決断出来ずに6ヶ月期限ギリギリで、ほぼ期限切れで成婚退会になった様なものでした。
うまくいく交際は、こんなにも早いんだと驚いています。
お互いに結婚したい気持ちが強いこと、迷いがないこと、冷静な仲人さんのおかげで勢いだけで進めない様、事前のアドバイスをしっかりもらえたからだと思います。
以前は、事あるごとにYumiさんに電話、毎週の様に相談していました。
しかし今回は話し合った相手は主に彼女で、Yumiさんには状況を知らせる程度。
それが本来の形であり、仲人さんにしか本音が言えていない時点で運命の相手ではないと気づくべきでした。
2度も成婚に導いてくれたエンマレッジさんには感謝しかありません。
勧められない結婚にはしっかりNOを言ってくれる、信頼できる結婚相談所です。
大変お世話になりました、ありがとうございます。
エンマレッジで2度の成婚退会を経験したNさん。
50代という婚活には厳しい年齢の方でしたが、自分に合った方を選べば決して難しい活動にはなりません。
今回は良いご縁になり本当に嬉しく思います。
お二人いつまでも仲良く、お幸せにね!