33歳御殿場市在住の女性会員Pさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は富士市在住の39歳。
活動期間8ヶ月、交際期間6ヶ月で成婚退会です。
入会のきっかけは、Pさんの結婚の条件。
家庭の事情もあり、お婿さんを希望する活動でした。
以前は都内で勤務していましたが、小さい頃から親に家を継いで欲しいと言われていたので、転勤をきっかけに地元にUターン。
それまで結婚願望は全くありませんでしたが、家に戻ったタイミングで婚活をはじめようと思いました。
ただ、婿養子や、御殿場という地域を考えてもプライベートでの出会いは相当難しいと考え、最初から条件でお相手選びができる結婚相談所に決めていました。
エンマレッジのことは、ブログがきっかけだったそうです。
ホームページやブログを事前に読み、Yumiさんの人柄が親しみやすそうだなと思いました。
実際お会いした時もイメージ通りの明るい仲人さんでした(笑)
私の条件を話した時、「無理じゃない?」と言われると思っていましたが、Yumiさんは「うーん…確かに厳しい条件だけど。それが条件なら頑張るしかない!」と力強く励ましてくれ、ここで頑張っていこうと思いました。
Pさん以外でも、お婿さんを希望する女性は少なくありませんが、よくよく聞いてみると、家族にまだ甘えたい気持ちだけの方が多く、お婿さん希望がどれだけ自分の条件を狭めてしまうか?顔やフィーリングは二の次になってしまうけどいいのか?と聞くと、途端に条件を撤回する方も多いです。
Pさんは”自分の気持ちよりお婿さんの条件を優先したい”という、強い気持ちがあり、決してブレない覚悟があったので全力で応援していこうと決めました。
婚活は初めてで他の方法を知りませんが、お相手の顔も見れて、プロフィールや相手の条件も明確になった上でお会いするので、口下手な私にとって色々探りを入れる必要がないのはすごく楽でした。
特に私は、プロフィールに婿養子希望と書いてあったので、それを分かった人が申し込んでくれます。
あまりお申込みが来ないだろうと思っていましたが、想像以上に沢山のお申込みが頂けて嬉しかったです。
中には婿養子の条件を見逃していた方もいましたが、今回結婚の決まった相手は3人目のお見合い相手でした。
気を張らずにリラックスして話せたこと、考え方もしっかりしていて、偶然にも職場も近い方。お見合いの時から「僕はお婿さんにいっても大丈夫ですよ」と言ってくれたので、安心して交際に進むことができました。
毎週の様に会っては、食事や遠出など順調に交際を続けていたPさん。
お婿さんOKだけで選んだわけではなく、実はプロフィールを見た段階から彼にはいい印象を持っていたそうです。
元々恋愛にたいして感情的になるタイプではないけれど、お写真を見た時から優しそうで素敵な人だと思っていました。
実際の雰囲気も柔らかく、口調や態度も穏やかですが、自分の考えや意見をしっかり持った方で頼りがいのある人です。
また、交際も彼がすべてリードしてくれ、毎回デートプランも立ててくれました。
すべてが私の理想通りでしたが、唯一気になるのは、交際が一向に進展しないことでした。
交際が2か月過ぎた頃、Pさんに交際が順調なら「真剣交際にしたら?」と話しました。
もう他の方とのお見合いも交際も考えていない事や、婿養子の条件を考えると、親御さんへの顔合わせも早めに済ませた方がいいんじゃない?と伝えました。
そうアドバイスされたので、私から彼に真剣交際について話をしたところ、彼からは「少し考えさせて欲しい」と言われてしまいました。
毎週の様に会っていて、婿養子も問題ないはずなのに・・・“なんで考えさせてくれなの?”と少し不安になってしまい、Yumiさんにも相談しました。
Pさんがそれ以上理由を聞けない様だったので、私からお相手仲人さんを通じて聞いてみましたが、理由がよくわからないまま、しばらくすると表示は”真剣交際中”に変わりました。
真剣交際になった後も毎週の様にデートはしている様でしたが、結婚への具体的なスケジュールは一切不明のまま。
私も何度かPさんに「大丈夫なの?」と聞いてみましたが、「彼・・・のんびりしているから」と明るく答えてくれました。でも、実は1番不安だったのがPさん自身。
段々、交際状況を聞くのが悪い様な気になってきました。
「お婿さん希望なら、お互いの親にも早めに会ったほうがいい」と、Yumiさんからも言われていましたが、その話をすると彼は「交際期限ギリギリまででいいよ」と答え、途中からその話題には触れにくくなりました。
Pさんは私の前では平気な顔をしていましたが、内心は相当不安だったのもよく伝わってきました。
しかし交際が5か月を過ぎたあたりで、お相手相談所にも交際期限について再度、彼に確認をとってもらうこと、婿養子の件もあるのでお互いの両親には早めに挨拶するようお願いし、ようやく挨拶の日取りが決まったところで重大な事柄が発覚しました。
両家の挨拶が前日にせまったころ、彼から、とある事情を告白されました。
その話を聞いた瞬間、「それ、今いうの??」という怒りで心がいっぱいになったと同時に、あの時、中々交際を進展させたがらなかった理由も、これが原因だったんだと納得しました。
しかし、その事情は確かにお見合いで会ったばかりの人には、中々話せない事情だなとも思えました。
また、彼も不安の中で相当苦しんでいたこと、交際期限をギリギリまで使って様子を見てくれていた事も理解できました。
この話を彼女から聞いた時、私も驚いて「え?成婚退会にしないでしょ?」と言ってしまったのですが、Pさんから
「破談にする事も考えましたが、彼との6ヶ月はそれ以上に大切な時間。また、今回の事をきっかけに、何でも話しあおうとしてくれる様になりました」とのこと。
彼もご自分の仲人さんにも話しておらず、相談できる相手もいなかった事など、彼女の中で納得できている様なので今回の手続きとなりました。
エンマレッジさんでの8ヶ月は、あっという間。
入会当初は、1~2年活動して駄目なら辞めようかなと思っていましたが、彼と出会えた事に心から感謝しています。
自分の性格や事情を考えると、結婚相談所での活動で間違ってなかったと思っています。
また、Yumiさんが要所要所でツッコミを入れてくれたので「あ、ここちゃんと考えないと」「相手に伝えないと」と思える部分が多く、1人だったら気づかずに大ごとになっていた事もありました。
浅く考えていた所を、気づかせてもらえました。
本当にありがとうございました。
彼の事情は決して裏切りや騙したわけではなく、もし自分だったら・・・と考えても中々正解が出せない複雑な事情でした。
「人それぞれ事情もあるし、私はもう気にしていません。」と受け入れている姿に、最初に彼女に感じた芯の強さを改めて実感しました。
Pさん、いつまでも彼と仲良くお幸せにね?