37歳女性会員Kさんが成婚退会の手続きに来てくれました
お相手は37歳の同年齢カップルです。
Kさんの入会は約3年前の33歳の時。
婚活パーティや飲み会などにも参加したけれど、結婚に繋がるような出会いがなかったという事で入会を決断されました。
入会後は、お申し込みも多く積極的にお見合いも組めていたので、まさか活動が3年以上も続くとはこの時想像もしていませんでした。
なぜ、こんなにも時間が掛かってしまったのか?
そこには、大きな原因がありました。
可愛らしい顔立ちで男性会員からも人気がありましたが、Kさん超ネガティブ人間!!
お相手にちょっとした疑問を持ってしまうと、そこからネガティブ妄想が爆発!
起きてもいない事を次々に心配しはじめ、挙句の果てにそれをお相手にもぶつけてしまうのです。
交際のルールを誤解していた交際相手に
「ルール分かっていないんですか?わからないなら、なぜ仲人さんに聞こうとしないんですか?」
また、成婚寸前まですすんだ相手に対しても
「あなたと結婚するとして、私が仕事を辞めて同居するメリットなんてありませんよね??」
言いたい事は分かるけど、もっと他の言い方があるんじゃないの?
交際相手に対して、愛情の欠片も感じないいい方に向こうからお断りされ、ショックを受けた事もありました。
婚活がうまく進まない事を不安に思うわりに、順調にいきはじめると途端に相手のマイナス面が気になりイライラしはじめる。いったい何がしたいの?何故そんなにイライラするの?ご自分でも、その感情をコントロール出来ていない様でした。
「とにかく、交際相手にいつもイライラしていました。少しでも自分の理想と外れた面が見えてしまうと、イライラしては感じの悪い態度を取ってしまいました。この時、Yumiさんから『心配性の自爆女』と言われ、確かに!と妙に納得したくらいです。」
このままでは、何回お見合いしたところでいい結果になる気がしません。
自滅・自爆しているのは、自覚がありました。固定観念に縛られてしまい、次の1歩が踏み出せず。いつも同じ場所をグルグルしている様な・・・不安感に押しつぶされそうでした。特に年の初めは、友人の幸せそうな年賀状が届くたびにどんどん追いつめられ、お正月に寝込んだ事もありました。
そんな時、Yumiさんから「そんなに辛いなら、婚活しばらくお休みしたら?」と言ってもらえ、休会する事にしました。
当時のKさんの精神状況では、いいご縁に巡りあえても気づくことも出来ない。
逆にご縁を潰してしまいそうなので、ゆっくり休んでから仕切り直しを提案しました。
しかし、お勤めしていた会社が、土日休みがとりにくい勤務体系に変わってしまい、このままでは本当にまずい!
年齢的にも厳しい中、婚活に不利な条件が増えている自分にもう1度喝を入れ。
なんと、土日休みの会社に転職をし、改めてお見合いを頑張ろうと活動を再開しました。
そんな中、1件のお見合いが決まり、終了後にこんな報告が届きました。
「今日のお見合い相手の彼、イライラせずに過ごせました」
Kさんの中ではまだピンとは来ていない様でしたが、3年にも渡って活動を見て来たワタシからすれば、こんな報告がまさかKさんからくるなんて・・・。もしかしたら、ようやく春がくるのではないか!?とソワソワした気分に。
今回結婚の決まった彼は、とにかく器の大きい方。私がイラッとしても、上手にキャッチして飲み込んでくれるような人。いい人すぎて何のケチもつけられないんですけど、うまくいかない交際に慣れ過ぎてしまい、不満のない彼をどこまで信用していいのか分からず、逆にそれが不安になってきました。
私から見ても彼は本当に優しい人。彼女の我儘にも辛抱強く付き合ってくれたり、逆に「言いたい事はためずに、全部話しなよ?」といつもKさんのキモチを温かく包んでくれる。Kさんに向き合ってくれる人は、もう彼しかいないと思っていました。
そんな彼に対しても、成婚への具体的な話が進み始めるといつもの悪癖が出てきました。
理由もなく彼に対して冷たい態度をとったり、彼の貯金額が想像よりも少ないので結婚は不安だと本人に言ってしまったり。(※決して少なすぎる額ではありません)
彼は、そんなKさんに対しても「お金の事で不安にさせないよ?」「貯金を切り崩す事はしないで大丈夫」と言ってくれているのに、自分が想定していた金額ではなかったというだけで、再び自爆の気配を見せてきたので
さすがに、私も
「彼の貯金は努力で増やす事は出来るけど、Kさんの年齢は努力しても若返らないのよ?彼の貯金額だけで交際をリセットするのは自由だけど、また1から婚活するKさんの方がリスク高いのは覚悟した方がいいわよ。借金があるならともかく、お金の事で彼のプライドを傷つける様な事いったりして・・・・我がままもいい加減にしなさい」
最後の最後まで、私に注意をされまくりのKさん。
でも私と話していると、自分の心配していた事が取り越し苦労だったなと気づいたり、キモチに整理がついたりと全然嫌なキモチになる事はなかったそうです。
今振り返ると、お金の事で彼に難癖をつけていた自分が恥ずかしく感じています。彼と結婚できる!と決断出来た瞬間から、不思議とイライラ感がスーーーっと消えてなくなりました。今は何の不安も感じていません。でも、婚活は本当に本当に苦しかったですが、きっとこれも自分の気持ち次第で変わるんだと思います。
Kさんからの電話は、ネガティブ相談が基本なのでいつもやれやれと思いながら電話に出ていたのですが、いざ退会が決まるとやっぱり寂しいなと感じてしまいます。
でも、成婚退会に来てくれたKさんの表情は、私が初めてみる穏やかで幸せそうな笑顔。
本当に本当によかった。
おめでとう~~~!!
美味しいお菓子を頂きました