静岡市在住34歳、女性会員Aさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は富士市在住、38歳の男性。
活動期間1年(内、交際期間1ヶ月半)で成婚退会です。
Aさんには、1度婚歴がありました。
恋愛の延長線で結婚した相手でしたが、結婚してから少しづつ態度が変わってしまいました。
元々カッとしやすい人でしたが、その態度が家庭内にも影響があり、話し合いにもならず我慢するだけの結婚生活になってしまいました。
離婚後、親にも心配をかけた事もあり早く安心させたくて、婚活をスタートする事にしました。
流されやすい性格も欠点なので、きちんとサポートしてくれる所で始めたいと思っていたところ、エンマレッジさんのブログを見つけました。
公的な書類の提出や、安心して相談できる仲人さんがついているのは、私には心強く感じました。
以前の結婚では、幸せを実感できる時間がほとんどなかったそう。
今回は性格が穏やかで、話し合いが出来る方を希望していました。
登録前から、バツイチという事で本当にお見合いが組めるのかな、という不安はありました。
Yumiさんにも「バツイチである事は変えられないし、気にしても仕方ないよ」と言われました。
とにかく、積極的に色々な人と会って、自分自身がいい人を見極める力をつけるようアドバイスされました。
しかし、その心配はすぐなくなり、思っていた以上に、沢山のお申込みが届きビックリしました。
お見合い相手には、顔の好き嫌い(イケメン)ではなく、プロフィールから真剣さが伝わってくる人を選ぶ様にしました。
特にPR文は、全く書いていない人はNG、短いとやる気がない様にみえ、逆に長いとクドイ性格の人に見えるので、丁度いい長さの人がいいなと思っていました。
ご自身の婚歴を気にする方は多いのですが、相談所で活動する上で、婚歴がそこまで難しい条件にはなりませんので安心してください。
「お見合い時間は、1時間」というルールを聞かされた時、正直、そんな短い時間で判断できるか心配でしたが、本当に1時間で十分わかりました。
中には、30分で限界を感じる方もいたくらいです。
あれだけPR文を読み込んで選んだ相手でしたが、思っていた印象と違う方も多かったです。
特に質問をしても一言しか返ってこない方、会話が続かない方が1番大変でした。
ただ、基本皆さんいい人で、会話が続かないのも緊張のせいだろうな、とは思っていました。
お相手選びの際にも、「プロフィールを読み過ぎて、勝手にイメージ膨らめない方がいい」とは注意しますが、爽やかそうな笑顔の写真や、整ったPR文を読んでしまうと、理想の相手を想像してしまうのでしょう。
お見合い1時間が楽しく過ごせた相手とは、交際希望の返事をしました。
過去の結婚生活で苦労した事もあり、性格が穏やかで、ある程度経済力があれば、結婚を決めようと思っていました。
正直、「好き」という感情よりも、お人柄を重視し、お相手に異性として惹かれていない事にも気づかないフリをしていました。
しかしプロポーズをされた時、お受けできなかった事で本当の気持ちに気づきました。
実は、彼女が結婚まで考えた相手は他にも2人いました。
2人目は、条件はもちろんお人柄も良い方で、一緒にいて楽しいと思える相手でした。
異性としても惹かれる部分もあり、交際もトントン拍子に進んでいきました。
Yumiさんから「最初に、お互い譲れない条件は確認しておくといいよ」と言われていたので、住む場所や仕事について確認すると、彼は「自分は特にこだわらないよ」と言ってくれ、理想の人に出会えた!と思いました。
しかし、結婚の話が具体的に進むにつれ、「今の仕事は絶対やめないで欲しい」「住む場所は、僕の実家のそば」という事を、言う様になりました。
彼の実家と私の職場は1時間以上かかるので、通勤時間や体力的にも、仕事と家事の両立に不安を感じました。
でも、彼を好きになっていた私は、「彼の希望に合わせた方がいいのかな」と悩みました。
しかしYumiさんに相談すると、
「彼がその条件を出してくるならAさんからも、通勤に2時間以上かかってしまうのだから、夕飯の買い物や料理も分担にしてくれるか聞いてみたら?」
「お互いがゆずり合いが出来ない関係は、結婚してもうまくいかないからね。」
と言われ、でも確かにその通りと思い、勇気を出して彼に伝えました。
すると、翌日彼から「交際終了」の連絡。
最初はとてもショックでしたが、母からも「最初から我慢していたら、また出戻りになるよ?」と言われ、Yumiさんばかりか、実は母も内心交際を反対していた事が分かりました。
彼にも条件があったのに、真剣交際になってから言い出した事にも疑問でしたが、Aさんにばかり負担を強いて、自分の環境は変えたくないし、家事もやる気がない事が分かった時点で、交際終了は妥当な結果。
「交際終了に悲しむ必要はないよ、この人と結婚しなくてよかったよ。」という、仲人らしくない励ましでしたが、本当にそう思いました。
辛くて休会も考えましたが、やっぱりYumiさんから「休んでも意味ないよ」と背中を押され、失恋後に最初にお見合いした相手が、今回結婚の決まった彼です。
かなり落ち込んでいた時に受けたお見合いで、写真の雰囲気は好みではなく、全然期待もしていませんでした。
しかし、実際にお会いしてみると、いつもなら緊張しやすい自分が、最初から居心地の良さを感じ、自然に笑顔になれるほど楽しい時間になりました。
お見合い中でしたが「絶対、また会いたい」という気持ちになり、さっきまで落ち込んでいた気持ちが、一瞬で忘れてしまいました(笑)
たまたま、この時のお見合いに私が立ち会ったのですが、お見合い前は落ち込みっぷりが激しく「もう私結婚できないかも・・・」と弱気になっていましたが、お見合い終了後にかなり楽しそうな声で「今まで1番素敵な人でした!」という切り替えの早さには、思わず「え?はやくない?」とツッコミをいれたほど。
初回デートから、1日掛けてのフルデートをしました。(これも初めてのことです)
何の違和感もなく疲れる事もなく、自然に一緒にいられるのがとても不思議で、よく皆さんの成婚エピソードにも書いてあった「運命の相手の条件」にピッタリあてはまっていました。
また、初回のデートの時から、結婚してからの生活スタイルやパターン、住む場所や仕事の事も積極的にしてくれ、彼も私との結婚を意識して向き合ってくれるのがわかり、とても嬉しかったです。
実は、Aさんのお相手の彼、難関な国家資格を持ったとても優秀な男性。
また、ご両親・ご兄弟も医師・弁護士という超優秀なご一家という事で、Aさんとの結婚に反対されないか、とても心配していました。
彼の事はお見合い時から運命の相手だと感じ、絶対的な自信がありましたが、彼の親御さんから結婚を反対されるかも、という不安がありました。
でも、早い段階で私との交際を話していたそうで、「僕がよければいいんじゃないの?」と言ってくれたそうで、とても嬉しかったです。
また、母からも「いい人そうで、良かったじゃない」と言ってもらえました。
運命の出会いは、本人の”やる気”には全く関係がないので、「婚活する気持ちが下がったから、休会」という結論は考え直した方が良さそうです。
エンマレッジさんに入会した時、正直結婚相談所は、とりあえず結婚させようとしてくるものだと思っていました。
交際の不安を相談した時も、「もう、この人でいいんじゃないの?がんばったら?」と仲人さんは言ってくるものと思っていました。
まさか、Yumiさんが「この人(2人目)と結婚するのやめた方がいいんじゃない?」「Aさんが大変なだけだよ?」と言われた時には、本当にビックリしました。
そして両親も、「そんな事言ってくれる仲人さんがいるんだね!」と感動していました(笑)
あの時に、本当に私の事を心配して反対してくれた事が、とても嬉しかったし、エンマレッジさんに入会して本当に良かったと思っています。
1年間の活動の中色々な出会いがあり、自分ひとりだったら、同じ失敗を繰り返していたかもしれません。
大変な思いもいっぱいありましたが、色々な人に出会え、結果素晴らしい人と結婚が決まりました。
この1年間、プライベートでは誰とも出会うチャンスがなかったので、勇気を出して活動して本当によかったです。
Aさんの婚活は、3人もの方と成婚退会寸前までいったのが印象的でした。
前の結婚の反省や、流されやすい性格、我慢してしまう癖など、Aさんの交際を見ていると、いつもハラハラしていました。
Aさんに限らず、我慢する癖・自分が頑張れば解決する、という方が多いのですが、我慢がいけないのではなく、お互いが譲り合っていけるか、相手の事も尊重してあげているか、が重要です。
今回はそのお手伝いが出来て、良かったです。
いつまでもお2人仲良く、お幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜