静岡市在住48歳女性会員Kさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は54歳、静岡市在住の男性。
活動期間8ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
昔から結婚願望がなく、お付き合いする人もいましたが、結婚の話は避けていた様です。
周りからは「仕事より結婚の方が向いているよ」と言われていましたが、ピンときていませんでした。
仕事も技術職で健康でいる限りずっと働く事が出来るし、結婚した方が負担が増えデメリットに感じていたほど。
しかし、コロナ禍になり私の生活は一変しました。
自粛期間が増えた事で、お客様の予約が減り、歩合制だった収入が激減しました。
また高齢の母と二人なので、もしもの時、私は誰を頼ったらいいのか・・・。
一瞬で、こんなにも生活が変わってしまう事に不安を感じ、今からでも自分の家庭を持つ事は出来ないか?と考える様になりました。
その時、雑誌で見かけたエンマレッジさんの事が頭をよぎりました。
こんな自分でも大丈夫だろうか・・・という不安を抱えながら、入会面談に伺いました。
面談に来られたKさんは、明るく話しやすい人柄。
初めての方と話すのは苦手じゃないとの事なので、お見合いは問題ないと思いました。
ただ彼女が希望する条件がかなり難しく、厳しい活動になるよ、とは伝えておきました。
高齢の母を置いていけないので、母ごと受け入れてくれる人。
そして、出来れば静岡市在住の方を希望しました。
自分の年齢を考えると、条件を出せる立場ではない事は分かっていました。
また、仕事や母との生活を言い訳に、家事は一切やってこなかったという引け目もありました。
Yumiさんに言われる前から、こんな条件は難しいだろうと思っていました。
本当にお相手が見つかるのか、そもそもお見合い組めるのか?という不安の中でスタートしました。
お申込みはこないと思っていましたが、驚くほどお見合い希望が届きました。
静岡市ではない方も多かったですが、地域についてはアドバイスもあり広めに設定したからだと思います。
初めてのお見合いは、10歳年上、写真やPRの内容も「優しそうな、大人」の雰囲気の男性でした。
実際お会いすると目も合わせてくれない、自分の事ばかり話す人でした。
こちらから話題を振った時にはよく喋るのに、質問返しをしてくれず、私が話し出すと下を向いて興味なさそうな顔をしました。
この時に、プロフィールの印象だけで、人を判断しない方がいいなと感じました。
2回目のお見合い相手は、時間ギリギリに来られ、しかもジーンズ姿でした。
一瞬で「・・・駄目だ」と思っていましたが、話してみると落ち着いた感じで、考え方もしっかりされていました。
もしかしたら、彼の相談所が服装についてアドバイスしていないのかな?と思い直し、前回のお見合いとは逆の印象だったので、もう1度お会いしてみようと思いました。
しかし・・・ここでちょっとしたハプニング(?)が起こりました!
Yumiさんから、初回のデートは簡単にお茶でと言われていたので、彼にもそうお伝えしました。
待ち合わせ場所に出向くと「感染が心配だから、カフェよりも個室がいい」「実は、ゆっくり話せる様にホテルの個室を取ってある」と言われ、ドン引きしてしまいました。
もちろん、変な意味で言っている訳ではないかもしれませんが、初回デート相手に対して「ホテルの個室」という常識が自分とは違うと思いました。
もちろん断固お断りをし、すぐにYumiさんにお電話したところ、即お相手相談所にクレームを入れてくれました。
ブログなので少しマイルドに書いてありますが、もう少々おかしな発言もありました。
相談所のルールやマナーを理解していれば、言わない様な事も言っているので、これははっきりと、お相手相談所にもお伝えしました。
お相手仲人さんも大変驚いており、なんとその彼は即日「退会処分」を受けてしまったそうです。
これが別の婚活で起きた事なら、自己責任で泣き寝入りになる事ですが、やはり相談所だとしっかり罰則があって安心しました。
ただ、この2回のお見合いで、正直私の婚活に対するモチベーションが下がったのは事実。
その後、何人かお申込みがありましたが、気が乗らず全て断ってしまいました。
3ヶ月近く経った時、1通のお申込みが届きました。
それが、今回結婚が決まったお相手です。
会ってみたいと思えたのは、写真の雰囲気が良かったこと、家が近かったこと、年齢もそこまで離れていなかったこと。
趣味が自転車という共通点もあり、バツイチで、元奥様の方にお子さんがいる事は気になりませんでした。
あとは、価値観が合うといいなと思いながら、お見合いをお受けしました。
前回・前々回と苦い経験があるので、プロフィールでは分からない、とかなり用心しました。
実際お会いした彼は、写真と変わらず優しそうな笑顔で、和やかにお見合いが進みました。
話しやすい人だなと思いましたが、お互いの話す・聞くのバランスが半々でとても居心地よく感じました。
また同じ学区・同じ中学という共通点や、私のイトコと友人という不思議な縁も見つかり、お見合いなのに気が付けば3~4時間経っていました。
迷わずに、交際を希望しました。
初回のデートで、彼から「うちの相談所は交際になると、他のお見合いも交際も出来ないルールなんだよ。」と言われ、「だったら、もう真剣にお付き合いしましょう」と、二人で話し合いました。
彼の相談所はそういうルールだった様ですが、当方では違うのでまだ時間はあるよ、と伝えましたが、彼女の気持ちはしっかり前を向いていました。
そこからは、ほぼ毎週の様にデートを繰り返しました。
法多山、伊豆、フラワーパークなど、観光地を巡る様なデートが多く、楽しい時間を過ごしていました。
Yumiさんに、デートの報告を毎回する様に言われていましたが、少し面倒に感じてしまい、報告も遅れがちでした。
ただ、二人の関係はうまくいっていたので、問題はないと思っていました。
真剣交際になってから2か月近く経った時、ふと、二人の関係が全く進展していない事に気づきました。
楽しいデートは出来ていて、関係性は悪くないけれど、結婚の話が何も進んでいませんでした。
彼に娘さんがいる事もプロフィールで知っていましたが、その話題に触れた事もなく、私の母が結婚後も同居希望という話も全くしていません。
その後も、次聞こう、次聞こう・・・と思っていても中々聞けず・・・・・。
Yumiさんからも報告を急かされ、今までの現状についてお伝えすると「真剣交際チェックリストは、その為に作ったものだから活用してね」「仲人に渡されたから、一緒に書いていこうと言えばいいよ」と背中を押されました。
真剣交際に進んだのが早かったせいもあり、盛り上がりの感情が先行してしまうと、現実的な話がどんどんしにくいので、注意してくださいね。
これをきっかけに、彼と今後の話をする機会を持てたのですが、なんと彼が娘さんに、私の存在をまだ話していない事がわかりました。
今まで何のために会っていたのか、私の存在はそこまでじゃないのか、頭の中がグルグルしてしまい、思わず彼に怒ってしまいました。
しかし彼から、「でも、僕たちしっかり話し合っていないのに、娘には話せないよ。」と言われ、確かにそうだ・・・彼だけが悪いのではなく、私も話そうとしなかった、と反省しました。
雰囲気が悪くなってしまった時も、お二人がしっかり話し合えたことは、結果的に良い方向に進むきっかけになりました。
彼も娘さんには、話がしっかり決まってから話したかったことや、具体的な話は出来なかったけれど、最初からずっと私を思う気持ちは言葉にして伝えてくれていました。
「母含めて、大事にします」と言ってくれた言葉が胸に刺さりました。
当初同居を希望した母も「家も近所の人なら、同居じゃなくてもいいじゃない。二人の生活を大事しなさい。」と言ってくれました。
彼の娘さんも結婚を祝福してくれ、成婚退会する運びとなりました。
色々とありましたが、振り返ってみると8ヶ月の活動期間でした。
1年を目標に活動を始めましたが、本音を言うと1年以上頑張れる自信はありませんでした。
年齢的にも難しいと思っていましたし、私の希望する相手もそう多くは登録されていないと思っていました。
自分からは全くお申込みをせず、結局3回お見合いしただけでしたが、こんな難しい条件の私に沢山お申込みを頂けたのは大変有難かったです。
また、交際状況の報告もほとんどしていなかったのは、反省しました。
その中でも、良いタイミングで連絡をくれ、バシッとアドバイスをくれたエンマレッジさんには大変感謝しています。
私が優柔不断だったので、しっかりとルールがあること、方向性を示してくれる事がとても助かりました。
今回、成婚退会のご挨拶には、彼も一緒に来てくれました。
お二人とも自転車が趣味との事で、身体も健康的に引き締まり、並ぶととてもバランスの良いお二人。
これからも、お二人仲良くお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜