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【ご成婚】26歳女性:流されやすい性格が、とんでもない事態に〔静岡市&裾野市〕

静岡市在住26歳女性会員Tさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は裾野市在住、関西出身の28歳。
活動期間1年(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。

 

 

引っ込み思案で大人しい性格のTさんは、今までお付き合いの経験がなかったそう。

飲み会やマッチングアプリは性格的に向いていないと、エンマレッジに相談に来られました。

 

コロナ禍で一人で過ごす時間が増え、自分のこれからを想像する事が増えました。

末っ子で甘えん坊、親に頼って暮らしている生活のままではよくない。

結婚して独立しないと!

しかし、社交的でもない異性の友人もいない私は、サポートのある場所で『婚活』しないと難しいだろうと思っていました。

姉が「友人が結婚相談所で結婚したよ」と話してくれ、紹介されたのがエンマレッジさんでした。

ネットの評判も良く、皆さんの成婚エピソードからも活動のイメージが出来ました。

ここなら、恋愛経験のない私にも安心して活動できそうだと思い、お世話になる事に決めました。

 

自分に自信がなく、周りの目を気にしてしまう性格だと話してくれたTさん。

ドキドキがこちらまで伝わってくるほど、緊張されていました。

特に心配になったのは、人に対して「NO」が言えない性格とのこと。

場の空気が悪くなるのが苦手で、とりあえず「YES」と言ってしまうタイプだとか。

「結婚相談所でそれを言ってしまうと、結婚になっちゃうから気をつけてね」

とジョーダンのつもりで言ったのですが、まさか現実になるとは夢にも思いませんでした。

 

小さい頃から人の顔色を伺ってしまう癖がありました。

人に対して強く「NO」が言えない事で誤解を招いたり、嫌な思いをする事も多かったです。

そんな私が、ここでの活動に自分らしい答えを出せるのか不安でした。

Yumiさんは「1回で人柄を見抜くのは難しいから、色々な人に会ってみて、Tさんの基準を作ったら」と言われました。

なるほど、沢山の人に会えばいいのかと思い、つい10人の方のお見合いをOKしてしまいました。

 

10人の方とのお見合いは大変でしたが、自分の感情と向き合うよい勉強にもなりました。

初めの頃は緊張から会話を楽しめませんでしたが、慣れてくると聞かれる話にパターンがあるとわかり、余裕も生まれました。

私以上に緊張されている方をみると、「せめて、相手の顔は見た方がいいのに」「目が合わないと話しにくい」と感じました。

相手に言葉が届いているのか、どう思ってくれているのか表情が読めず、不安な気持ちになりました。

かつての私も相手にそう思わせていたんだなと反省しました。

 

また5歳以上も上なのに、会話のリードをしてくれず、自分ばかりが質問するお見合いも大変でした。

私も奥手ですが相手も同じタイプだと全く話が進まず「自分と似たタイプは難しい」と分かりました。

お見合いを通して「長く感じた1時間」と「あっという間に感じた1時間」の違いがよく分かりました。

また、お断りの返事は仲人さんに伝えるだけなので、返事がしやすいのも良かったです。

 

頭で考えて答えを出すよりも、実際に会って体感した方が答えに迷いもありません。

10人のお見合いで、自分が苦手だなと思うタイプが分かったのも良かったと思います。

また、その中で仮交際に進展する方も出てきました。

 

話しやすいな、と思えた方とはとりあえず交際に進みましたが、2~3回目でお断りする事が多かったです。

3回お会いしても自分の中の緊張感が取れないと感じた方、デートのプランやお店選びを「どこ行きたい?」「何食べたい?」とこちらに決めて欲しそうな方も段々負担に感じていました。

 

お見合いにも慣れてきた頃、一人の男性に出会いました。

 

穏やかな方で、話していても違和感なく楽でいられました。

グイグイくることもないので、楽といえば楽ですが、デートが毎回カフェでお茶でした。

Yumiさんから「カフェ多くない?場所変えた方がいいよ」と指摘されるまで、2人とも何も思い当たりませんでした。

 

交際が2ヶ月を過ぎた頃、彼の相談所から真剣交際の打診があったと聞きました。

当時の私の心境は、結婚観も似ていて会っていても嫌じゃないし、でも好きっていう感情もなく、中途半端な感じで先に進んでもいいのかな?とモヤっとしていました。


実はYumiさんからも「交際のモチベーションが下がっている様にみえる」と指摘されていました。

 

でも、一緒にいるのは楽だし、他のお見合い相手に比べたら希望の条件に近い相手だった事もあり、返事に悩みました。

「真剣交際に進むかどうかは、2人で話し合って決めた方がいいよ」

Yumiさんが言ってくれたので、彼と話し合って先に進めてみる事にしました。

 

真剣交際チェックリストを貰いましたが、カフェのデートと同じ様に、2人の関係を温める為のデートプランの発想がなく、チェックリストの話ばかりしてしまいました。


会う度にリストの項目を埋める作業だったので、あっという間に最後の項目まで終えてしまいました。

 

とうとう、婚約指輪を見に行くという話になった時、さすがに心配になりました。

「このまま、この人と結婚していいのか?」

「異性として好きかどうかも、まだ分からないのに」

不安ばかりが大きくなっていきました。

 

それなのにYumiさんには「結婚観の話も違和感がない」「次回は婚約指輪を見にいきます」という、交際が順調に思える様な報告しか送っていませんでした。

彼との交際に不安を感じていると伝えてしまったら、交際が終了してしまうかもしれません。

本当に終わらせていいのか?もう次のチャンスはないかもしれない・・・・

不安が大きいのに、その悩みを彼本人にも言えずにいました。

 

そんな不安があった事を一切知らない私は、Tさんから「来週、婚約指輪を買いにいきます」という報告に、「話が順調に進んで良かったわね」という返信までしていました。

 

注文していた婚約指輪と結婚指輪が出来上がり、もう引き返せないと腹をくくりました。

親の挨拶の日程も決まったいたので、実家に彼が挨拶に来てくれました。


父からは、「真面目そうでいい人じゃないか」と言ってもらえましたが、彼が帰ったあと、母から「本当にあの人で大丈夫?」と私の様子を見て勘が働いたそうです。

 

母の発言で抑えていた感情があふれてしまい・・・・・

やっぱり、自分が結婚する気持ちになっていないこと、覚悟が出来ていない事に気づきました。

 

すぐにYumiさんにもお電話しました。

偽った報告をしていた事、土壇場でのキャンセルに、怒られる事は覚悟していましたが・・・・


「答えが出ちゃったのなら仕方ないじゃない。」


「Tさんの結婚なんだから、あなたの出した答えを尊重するよ。」


「ただ、彼には何の非もないんだから、責任はとるのよ」

優しくそう言って頂けて、泣いてしまいました。

 

身勝手な理由で彼を繋ぎ止め、彼の親御さんや彼の相談所にも多大な迷惑を掛けてしまいました。

Yumiさんにもあの時正直に伝えていれば、こんな大事にはなりませんでした。

全ては自分の幼さ、覚悟のないせいだと思い、責任はしっかりとりたいと思いました。

 

Tさんは言葉通り責任を取ると、既に出来上がった指輪代を全額ご自分で負担されました。

かなりの金額でしたが、そこは仕方ありません。

親御さんからも、「まだ結婚が早いのでは?」と心配されたと聞いていました。

 

今回の件で、私は自分に甘いという事が身に沁みて分かりました。

彼からも仲人さんからも、無理に話を進められたわけではなかったのに、自分の心の弱さが招いてしまった結果です。

親からは、「しばらく婚活は休んだら?」と言われましたが、不思議と辞めたいと思いませんでした。

駄目な所がわかり、やっぱり私は頑張らないといけない、頑張って活動していきたいと思いました。

 

改めて謝罪に来て下さった時、落ち込んではいましたが、表情が以前より逞しくなっている気がしました。

Tさんが本気で自分を変えようとしている姿を見て、「再出発、がんばろうね!」と声を掛けました。

運命の出会いは、意外に早く訪れました。

騒動から半月後のお見合いで、彼女からテンションの高い報告が来た事を覚えています。

 

優しくスマートな振る舞い、笑顔の素敵なとても格好いい彼でした。

また、年収も学歴もかなり凄い方だったので、とても釣り合わない相手だと思っていましたが、交際OKの返事が来た時には嬉しい半面、こんな素敵な方だと他の女性も放っておかないだろうと、不安の方が大きかったです。


その後も、彼への印象はどんどん良くなるばかり。

優しくて楽しくて気遣いも出来る彼に、もしかして楽しんでいるのは私だけじゃないのか?


朝起きたら相談所から「交際終了」が届いているのではないかなど、楽しい気持ちより、不安・心配の気持ちが抑えられなくなり別のお見合いも受けてしまい、並行して交際する事になりました。

 

彼の事を気に入っていた筈なのに、別の方とも交際を始めたので、何か気になる所が出来たのかなとその時は思っていました。

しかし、並行して交際中の男性から「真剣交際」の話がでた際、それをOKしようとしていたTさんに、私から待ったを言いました。

 

Yumiさんから、「本命はこっちの彼じゃないの?」と聞かれたので、「本命の彼は素敵過ぎて、私では無理だと思う。」と正直に答えると


「Tさん、また同じ事を繰り返すつもり?」


「自分が本当はどうしたいのか、後悔しない答えを出しなさいね。」

厳しいけれど、私を思っていってくれた言葉に、ハッとしました。


彼の事が好きなら、気持ちを伝えないと。

『彼にお断りをされてしまっても後悔しない!』

気持ちを固め、まず複数交際の相手にはお断りの返事を送りました。

 

そして次のデートで、自分の気持ちを彼にしっかり伝えたところ、彼も同じ気持ちでいる事が分かりました。

本当に本当に嬉しかったです。

 

ここからは、とんとん拍子に話が進んでいきました。

以前と同じ様に真剣交際チェックリストの話をしているのに、話が具体的に進んでいく事がこんなにも嬉しくて、気持ちがワクワクするものだとは思いませんでした。


両親への挨拶も、勘のいい母から「すごくいい人じゃない!!」と絶賛。

父は私への心配はあっても、彼の事は信用できる人だと祝福してくれました。

 

エンマレッジでの1年の活動を振り返ってもらいました。

 

気が付けばあっという間でしたが、激動の1年だったと思います。

人付き合いも得意ではなく、異性との付き合いが全く初めてのスタートでした。

沢山の方とお会いし、色々な経験をさせてもらえました。

まだまだな所はありますが、「自分で決断する!」を強く感じる期間であり、人として成長につながる1年でした。

 

大変な事をしてしまったけれど、あの時逃げずに向き合おうと決めました。

これを乗り越えないと私はいつまで経っても子供のままで、成長も結婚もないと信じていました。

今回結婚に繋がった彼は、穏やかで落ち着きがあり、私に向けてくれる笑顔がとても優しいです。

彼の事が本当に大好き、初恋だと思います。

 

エンマレッジさんには、言葉では言えないくらい大変お世話になりました。

遅い時間でも相談に乗ってくれ、不器用な私にもわかる様に丁寧に教えてくれました。

Yumiさんはいつも「自分の結婚なんだから、自分で考えて答えを出すのよ」と言っていました。

その考え方や方法を、何度も何度も教えてくれました。

私のダメな所もわかってくれているので、安心して失敗も出来たのだと思います。

エンマレッジさんで活動できて、本当によかったと思っています。

心からありがとうございました。

 

仲人の私でさえ、Tさんとの活動は激動の1年でした。

心に蓋をする事に慣れてしまうと、自分が何を望んでいるのか分からなくなってしまうのかもしれません。

大変な経験をしましたがあきらめずに向きあった事、努力をした事が今回のご縁に繋がりました。

初恋の方と結婚なんて、夢みたい!

いつまでもお幸せにね~

美味しいお菓子もありがとう〜

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