静岡市在住30歳女性会員Oさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は31歳の裾野市在住、会社員の方。
活動期間1年3ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
ご両親があまり仲の良い夫婦ではなかったこともあり、結婚に対して憧れも期待も持てなかったOさん。
付き合っていた彼とも具体的な未来を想像しないまま別れましたが、時間が経つにつれて「もしかして、あのとき私は結婚したかったのかも」と後から気づきました。
「だったら、次の出会いはマッチングアプリではなく結婚相談所に行こう」と決意。
いくつかネットで調べた結果、エンマレッジの成婚エピソードを見て、「ここなら親身に話を聞いてくれそう」と思い、最初から入会を前提に面談を申し込みました。
当時はまだ20代でしたが、しっかりとした考えを持つ方だと感じました。
話しにくいことも事前に率直に伝えてくださり、誠実で真剣に活動したい気持ちがひしひしと伝わってきました。
これまで長期交際をしても結婚を決断できなかったのに、「たった3ヶ月で結婚相手を決められるのか?」と不安がありました。また、姉が短期間の交際で結婚を決めたものの離婚した経験もあり、さらに自信を持てずにいました。
しかし、Yumiさんから「無理に決める必要はないこと」「3ヶ月で決められる相手こそが、結婚相手だと思って」と言われ、半信半疑ながらも活動をスタートしてみました。
結婚相手の条件には、年齢が近い人、仕事に理解のある人が良いと思いました。資格職なので結婚後も働き続けたいこと、その為には家事・育児を協力して分担出来る方が必要な条件。
また自分が築きたいのは、「仲の良い家族」でした。
お申込みは思っていた以上に頂くことが出来て、とても有難かったです。
年齢の近い方を中心に、自己PR文がしっかり書けていて、笑顔の写真がある方を選び、条件をクリアしている方には、まずはお会いしてみようと前向きに考えました。頭で考えるよりも行動あるのみです!
行動第一の精神で、積極的に活動する姿はとても印象的でした。ただ、会った瞬間「この人は違う」と思った方も何人かいたそうです。
例えば、挨拶の声が小さく、会話中も聞き取れないことが多かったり、視線が合わず、挙動不審に見えてしまったり。
プロフィールでは素晴らしい印象でも、実際に会ってみないと分からないことが多いと実感しました。
もちろん失礼で無礼な人達という事ではなく、皆さん本当に礼儀正しくて、気遣いの出来る方達ばかりでした。
ただ、無理してまでもう1回会いたいか、と考えるとそうではなかった。
話のテンポ・テンション・無理なく会話が続くか?
うまく言語化出来ない「なんとなく」の感覚を大事に、交際のお返事を決めました。
それでも、3分の1くらいの方に交際希望を送っていました。
何人かの方と仮交際に進みましたが、正直、2~3回のデートで終わってしまう交際が多かったです。原因は様々でしたが、連絡の頻度やペースが私とは合わなかったり、相手からの日程調整が遅かったり。
仕事の話は盛り上がるのに、プライベートな話題になると途端に話が途切れてしまう方もいました。結婚観について話しても、相手の答えが行き当たりばったりで、「この人、将来のことを真剣に考えているのかな?」と感じることもありました。
でも、その中で1~2回のデートで恋愛感情が芽生えた方もいました。
お見合いのときから話が弾み、仮交際に進んで数回デートを重ねた頃、相手の方から真剣交際を申し込まれたんです。
「まさかお見合いで恋に落ちるなんて!」と、自分でも驚いていました。
しかし、真剣交際が始まってから、彼の態度が変わり始めました。
結婚の話が具体的になると、彼は口数が減り、今までの楽しい雰囲気が消えてしまいました。それどころか、「結婚相談所のルールや交際期限が変だ」といった不満を口にするようになり、ついには「デートのたびに結婚観の話をされるのがしんどい」と言われてしまい、私はYumiさんに相談するしかありませんでした。
恋愛感情だけで進んでしまったお二人ですが、彼はまだ夢の中にいたかったのかもしれません。
それが急に結婚後の生活や、親やお金など現実的な話になり、このスピード感に不安を覚えてしまった様でした。
この件はお相手相談所も交え、沢山の話し合いがありました。もちろん、1番ショックを受けているのはOさんです。
彼から「すぐに結婚なんて決められない」「1年くらい付き合ってから考えたい」と言われたとき、私はつい「じゃあ、なぜ交際期限のある相談所に入会したの?」と感情的に問い詰めてしまいました。
好きだったからこそ、簡単に別れるという決断ができず、本当に苦しかったです。
そんなとき、Yumiさんに言われた「今の時点で約束を守れない人は、結婚しても守らないよ」「仲人として彼との結婚はおすすめしない」その言葉が胸に刺さりました。
確かに、大事な場面で逃げ腰になるような人と一緒に未来を築くことはできません。
Yumiさんの言葉は正直嬉しかったです。商売じゃなく、私の幸せを考えて言ってくれた言葉でした。その言葉に背中を押され、彼とはきっぱりお別れをすることに決めました。
急に現実的な話になり、現実を受け止めきれず見苦しい対応をした彼ですが。
実はしばらくしてから「もう1度Oさんとやり直したい」とご連絡がありましたが、Oさんは再申し込みに応じることはありませんでした。
それからも何人かの方とお見合いや交際をさせていただきました。真剣交際に進むこともありましたが、どうしても恋愛感情を持てずに終わってしまった出会いもあります。
「結婚するって本当に難しい」
この活動を通じて、そのことを何度も実感しました。先が見えない中で、「いつまでこれを続ければいいのだろう」「本当に結婚できるのかな」と悩むこともありました。
「いっそやめてしまおうか」と思うこともありましたが、やめたところで次の出会いの保証はありません。そんな葛藤を抱えながらも、私は活動を続けました。
そんなときも、Yumiさんに時々愚痴をこぼし、気合いを入れてもらいながら活動を続けました。
また、「いつも受け身のお見合いばかりだから、自分からも申し込みしてみなさいよ」と勧められたことが転機となりました。試しにやってみよう、と軽い気持ちで自分から申し込みをすることにしました。
お写真を見ていると、笑顔の可愛い人がいました。
PR文も相手への思いやりにあふれる内容で、「あ、この人に会ってみたい」とピンときました。
実際にお会いしてみると、やはりイメージ通りの笑顔が素敵な人でした。私からのお申込みなのに、こちらに合わせた場所を指定してくれる優しさ。明るく、とても社交的で楽しい1時間のお見合いになりました。
交際となって初回のデート予定もスムーズに決まりました。
お店選びは私、予約は彼など、自然に役割分担も決まり、今までのようなストレスやイライラを感じることはありませんでした。連絡の頻度やタイミング、LINEの文章量も心地よく、彼とのやり取りは驚くほどスムーズでした。
2回目のデートでは、彼が事前にリサーチした場所に連れて行ってくれ、楽しい時間を過ごしました。
ちょうどクリスマスの時期で、思い出話や雑貨を見ながら料理の話をしたりと、会話が自然に弾みました。
その頃には、お互いが自然に結婚観を確認し合うような話題が出るようになっていました。また、デートの帰りには必ず「じゃあ、次の予定はどうしようか?」と聞いてくれるので、何の不安もありませんでした。
デート報告はあっても、最近相談の電話がないなと思ったら・・・やっぱり交際が順調でした。
彼も相談所の仕組みやルールをしっかり理解され、交際が進展する様なデート内容や会話が出来る方の様です。
安心して見守ることにしました。
4回目のデートで「好きです。結婚を前提につきあってください」と言っていただけ、何の迷いもなく「お願いします」と答えました。私もとっくに彼の事を好きになっていました。
Yumiさんから渡された真剣交際チェックリストも、以前の彼はこれを見て態度を急変させましたが、彼は楽しそうに取り組んでくれ、お互いの考えを沢山話すことができました。
この時、もし何か問題が起きても彼だったら逃げずにしっかり話し合ってくれる、信用できると強く思いました。
また、この時点ですでに私の気持ちは成婚退会で決まっていました。
ただ、母には彼の存在も、結婚相談所で活動している話も言っていませんでした。
いつまでも隠しておくわけにもいかず、伝えたところ姉の事もあって「もうちょっと長く付き合った方がいいんじゃないの?」と良い顔はせず、少し泣かれてしまいました。
Yumiさんに相談したところ、「反対されても結婚したいんでしょ?」「親も人間、会えば気持ちも動くから。まずは気軽に会ってもらえばいい」と背中を押してくれました。
まずは遊びに来てもらおう、彼の人柄を知ってもらおうくらいの気持ちで、母に紹介しました。
実際会ってもらうと「よく笑ってくれる人だね」「良さそうじゃない」と彼の人柄を褒めてくれ、結婚も応援してくれる様になりました。
また彼のご両親もとても良い方で、「結婚が決まって安心したよ」と喜んでくれました。
無事プロポーズを終え、成婚退会の運びとなりました。
これまでの活動を振り返っていただきました。
活動中は、終わりがみえない活動が不安でとても長く感じていました。しかし、いざ終わってみると、あっという間にも感じる、不思議な感覚です。
お見合いも沢山組めていたので、つい頑張りすぎてしまうこと、焦りから「もっと頑張らなきゃ」と無理してしまうのが良くなかったです。Yumiさんにも言われましたが、自分のペースを作り淡々と活動するのが良いと思います。
成婚退会までに30人近くの方とお見合いし、10人仮交際に進みました。
真剣交際に進んだ方も数人いましたが、なぜ「彼」が結婚相手だったのか考えてみました。
顔が好み・条件が良い・優しい・恋愛感情を持てる人は何人もいましたが、彼だけに感じたのは『安心感』でした。
ドキドキしないけど「好き」、ドキドキしないけど「安心」、ドキドキしないけど「幸せ」
うまく言語化できないけど、恋愛と結婚の違いはこれかなと思っています。
エンマレッジさんには本当にお世話になりました。
Yumiさんも河原崎さんも、いつも親身になって対応してくれました。
「この人との結婚はおすすめしない」と止めてくれた時は、本当に嬉しかったです。
うまくいかない時、これでいいのかと悩む時は、いつも相談していました。
気持ちが整理出来ていない時は、言語化してくれるので判断しやすく、ウジウジしてしまう時はビシッと喝も入れてくれます。話終えたあと自然に気持ちの持ち直しと、次回の課題が見えてくるのが頼もしい仲人さんでした。
本当にお世話になり、ありがとうございました。
成婚退会おめでとうございます。
結婚するって難しいと言っていたOさんですが、自分の答えがみつかってよかったです。
いつまでもお二人仲良くお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜