浜松市在住34歳男性会員Sさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は焼津市在住の34歳。
活動期間11ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
入会のきっかけは、周囲からの「結婚プレッシャー」だった様です。
マイペースな一人っ子で、自己主張するよりも周りに合わせてしまう性格。
人と一緒にいるとどこか気疲れしてしまい、その性格もあって「結婚願望はほぼゼロ」で、一人の時間を満喫していました。
しかし、お正月に親戚が集まったタイミングで、「結婚しないのか?」「孫の顔を見せてあげな」という周囲からの強いプレッシャー。
親はそこまでうるさく言いませんでしたが、「これが自分にできる最後の親孝行になるのかもしれない」と考えました。
親のためだけではなく、自分自身にとっても人生を変えるきっかけになると思い、「1年だけ婚活を頑張ってみよう」と決意しました。
相談所を選ぶ際には、いくつかの会社のHPを見て、自分には「お尻を叩いてくれる方がいたほうが良い」と考え、実績が確かでサポートが厚い相談所を探すことに。
その中で、エンマレッジの成婚エピソードがとても具体的で参考になりました。
決して良い話ばかりではなく、活動に苦労した内容がとてもリアルで「嘘のない相談所」に思えたこと。
実際にYumiさんにお会いした時も、親しみやすい人柄の仲人さんで、人見知りの自分が3時間近くもお話しできたことが、入会の決め手になりました。
人見知りだというSさんは、決してお喋りが得意な方ではありませんでした。
声が小さく、目を伏せてしまうため、自信がない印象です。しかし、お話自体は丁寧に言葉を選びながら進められ、ご自身の考えをしっかり持っている方とも感じました。
目線を伏せなければ、そのマイペースな話し方はむしろ落ち着いて見えるよと、アドバイスしました。
自分に自信がなく、本当にお見合いが組めるのか?
いざ女性を目の前にしたとき、会話が成立するのか?
相手から受け入れられなかったとき、その現実を受け止められるのか?
さまざまな不安がありましたが、Yumiさんは「そんなの全然気にしなくて大丈夫」と言ってくれました。
しかし内心では、「どうせうまくいかないだろう」とか「1年活動してダメなら退会しよう」と、あまり期待しないよう自分に言い聞かせていた気がします。
また、「自分に自信がないのは仕方ないけれど、自信がないアピールはNG」とのアドバイスもありました。
目線や声のボリューム、姿勢について具体的なアドバイスをもらい、まずはそこを意識して頑張ろうと決意しました。
週に5人ずつを目標に申込みを開始しましたが、思っていたよりもOKの返事が多く届き、嬉しかった一方で、また別の不安が出てきました。
「コミュニケーションに対する苦手意識」
小さい頃から家でも学校でも、大きな声を出したり自分の意見を通した経験がなく、特に異性に関しては友人もいませんでした。
いったい何の話をすればいいのか、まったく見当がつきません。
初回のお見合いは、散々な結果でした。
事前に質問内容も考えていたのに、全く自分から話すことができません。
相手が気をつかって質問を投げてくれましたが、答えるだけで精一杯。気の利いた返しもできず、ぶつ切れの会話になってしまいました。
当然ながら、お相手からはお断りの連絡が来ました。
Yumiさんに報告を兼ねて相談すると、
「大丈夫、それは想定内だから心配しなくていいよ」
「お見合いはどの相手でも同じような話題になるから、2~3回もすれば慣れるよ」
と言われましたが、この時はまだ半信半疑でした。
2回目のお見合いも、やはりうまくいきませんでした。お相手も無口な女性だったため、初回以上に会話を続けるのが難しく感じました。
しかし、3回目のお見合いを迎えたころ、少し状況が変わってきました。お見合いで話す内容にはある程度パターンがあり、趣味や仕事の話がメインです。
そのため、相手からの質問に対して自然に言葉が出る瞬間が増え、
「ああ、これがYumiさんが言っていたことか!」
と感じるようになりました。
次に課題となったのは、会話をどう膨らませるかです。
共通点のない話題は膨らませるのが難しいものの、自分が知っている内容であればうまくいくかもしれない、と思い始めました。
そこで、相手のプロフィールをこれまで以上によく読み、少しでも共通点が見つかりそうな方に積極的にお申し込みをしました。
お見合いが5回を超えたころから、緊張感が徐々に薄れていきました。
自然に会話ができるようになり、相手の答えに自分の情報を加えて話せるようになったことで、お見合いの雰囲気も良くなりました。
この頃から、仮交際に進む機会が増えてきたことが自信にもつながりました。
彼に1番大事なことは、まず経験をしっかり積むこと。
そして失敗をマイナスととらえず、次回につなげる経験の1つとして前向きに考えればいいのです。
仮交際には進みましたが、次回の予定を尋ねても2週間以上先の日程を指定されることが多くありました。
結婚相談所で推奨されている「週1ペースで会う」というスタイルに応じてくれる方は、ほとんどいませんでした。
また、1回目のデート後に「交際終了」の連絡を受けることが多かったです。
理由としては、「声が小さい」「頼りない」といった厳しい意見が多く、反省する場面もありました。
相談所での活動では、相手からの率直な感想が伝えられるため、落ち込むこともあります。
しかし、そのように指摘してもらえる環境は、むしろありがたいと感じていました。
Yumiさんは、お断りの理由だけでなく、必ず「だったら次はこうしてみたら?」と具体的なアドバイスをくれるので、励まされながら前向きに取り組むことができました。
根はとても素直な素敵な男性ですが、彼の良さがイマイチ伝わりきれていない事に、モヤモヤしていましたが!
1通のお申込みが、彼の活動を大きく変えていきました。
まさか女性の方からお申し込みをいただけるとは、夢にも思いませんでした。
彼女は全く人見知りをしない性格で、初対面の時から気さくな対応がとても心地良かったです。
話題を1つ振ると、その3倍くらいの量で返してくれるうえ、とても楽しそうにニコニコと話してくれるので、自然とこちらも笑顔になれました。
彼女から「ごめんなさい、私ばかり喋り過ぎてしまって」と謝られましたが、私は「いえ、楽しく聞かせてもらっています」と答えました。
仮交際に進んだときは、とても嬉しかったです。
彼には珍しく、弾んだ声でお見合い終了の連絡がありました。
はじめて、手応えを感じたお見合いだった様です。
デートの日程も、自分から提案するとすぐに彼女から返事があり、とてもスムーズに日程調整ができました。
デート終了後には「次、いつ会いましょうか?」と彼女からも誘ってくれ、その場で次の予定とデート場所も決まりました。
ここまでテンポよく会える人は、初めてでした。
また、彼女の相談所はあまりアドバイスがないとのことだったので、Yumiさんから言われていた進め方を彼女にも話し、結婚観の確認も早い段階でできました。
子どもが欲しいか、仕事を続けたいか、親の介護についてなど、かなりディープな話題も出ましたが、お互いの考えに大きなズレもなく、有難いと感じました。
あんなに苦戦していた活動が、驚くほどトントン拍子に進んでいきました。
仲人の私ですらその進展の速さに驚いていたので、Sさん自身もそのスピード感に驚いていたと思います。
Yumiさんからいただいた「真剣交際チェックリスト」もすべて終わり、あとはプロポーズを残すだけとなりました。
ここまで本当に短い期間で進みましたが、彼女と過ごした時間は今までに経験したことのない温かな時間でした。
決してひとりでは味わえない、大切な人にだけ感じる気持ちなんだと思います。そのため、迷いや不満は一切ありません。
プロポーズの意思もかため、お見合いの時に出会ったホテルでプロポーズをしました。
彼女の好きなお花を用意し、緊張で頭が真っ白になりましたが、嬉しそうにOKしてくれました。
最初に決めていた1年以内の成婚に、ギリ間に合いました!
エンマレッジの活動について感想を伺いました。
まず、自分はエンマレッジさんでなければ成婚する事は出来なかったと思っています。
「お見合いで目を伏せてしまう事は、相手と誠実に向き合っていない」
と指摘された時は、婚活というよりも人として大事な事を言われた気がしました。
実際に、初回の彼女の明るさや笑顔に自分がリラックスできたように、それまでの自分はお相手に不安を感じさせていたのだと思います。
最初の時に「大丈夫よ、気にすることないよ」と言ってくれた言葉。信じて活動を続けて良かったです。
ありがとうございました。
もともと、経験不足からくるネガティブ思考なので、自信をつけてあげるしかありません。
頭の良い方なので少しヒントをあげれば、自分なりに努力・改善出来る方だと思いました。
いつまでもお二人仲良くお幸せにね~