沼津市在住29歳女性会員Kさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は33歳、三島市の会社員。
活動期間7ヶ月(内、交際期間3ヶ月)での成婚退会です。
入会のきっかけは、初めて好きになった人から振られてしまったことが原因でした。
男性は苦手。
好きになった人はいても、遠くから見ているだけの消極的で超奥手なわたし。
そんな自分を変えたくて、友人にすすめられたマッチングアプリで初めて彼氏ができました。
『真剣な交際』を前提にスタートしたお付き合いでしたが・・・・
わずか半年足らずで、「別に好きな人ができた」と告げられ振られてしまいました。
今思うと、最初から本当に真剣だったのかもわからず・・・・。
恋愛スキルのないわたしには、マッチングアプリは難しいと感じ、即退会。
誠実で真面目な方と出会うなら、「結婚相談所」が早いのではと思いました。
静岡県内にある結婚相談所のHPを、片っ端から調べました。
まとめサイトに掲載されている大手結婚相談所は、あまり厳しく言ってくれなさそうなので除外。
初心者なので、厳しくもアドバイスをしっかり受けられる相談所が良いと思っていました。
そんな時、エンマレッジさんの「成婚エピソード」を見つけました。
皆さんのリアルな成婚ストーリーは、全部読ませていただきました。
変に会員さんを甘やかさず、的確に言うべきところはしっかり言ってくれるスタイル。
Yumiさんにぜひお世話になりたいと、心に決めました。
しかし、家族や友人達から
「失恋したての状態で入会するのは、判断を見誤るかもしれない。落ち着いてから考えた方がいいのでは?」
と止められました。
「だったら、10ヶ月後に気持ちが変わらなければ入会する!」
宣言通り、エンマレッジさんに入会前提の面談をお願いしました。
実際のYumiさんは、ブログの印象そのままでした。
明るくハキハキして話しやすく、それでいてプロとしての経験や静岡の現状を丁寧に説明してくれました。
入会させたくて良いことばかり言うのではなく、
「今の話を聞いて、難しいと思うなら入会はすすめない」
皆さんが仰るとおり、信用できる仲人さんだなと思いました。
1年前からエンマレッジのことを知ってくれて、「ブログも全部読みました」と熱い気持ちを話してくれたKさん。
失恋からも立ち直り、今度こそ本気で向き合える相手を探したいという思いに、私も精一杯サポートする事をお約束しました。
自分の見た目にコンプレックスもあり、お申込みがくるのか不安でした。
でも、紹介していただいた写真スタジオで「奇跡の1枚」が完成し、驚くほどのお申込みが届きました。
実質お見合いしていた期間は3ヶ月ほどでしたが、12人の方とお会いしました。
スーツ姿でホテルのカフェラウンジでのお見合いは、初対面の方と会うには安心できるスタイルでした。皆さん礼儀正しく、しっかりお話ができる方ばかり。
緊張はしましたが、思っていたよりも楽しく話すことができました。
もちろん相性もあるので、会話が弾まない方もいましたが、人を傷つけるような物言いや失礼な態度をとる方はいません。
アプリと違い、ドタキャンや途中で音信不通になることもなく、本当に安心できました。
そんな中で、わたしが仮交際に進まなかった人は、
母子家庭でしたが、プロフィールには「親との同居:どちらでも可」になっていた方でした。
現在も実家住まいなのに?と気になって話を振ってみると、やはり本音は同居したいような口ぶり。
わたしは、母と祖母の関係を見ていたので、同居は絶対にNG。
結婚が現実的になったときに揉めると思い、交際希望にはしませんでした。
また、薬剤師の資格を持つ人で、最初からタメ口の方は一人語りから始まり、自分が話し終えると「じゃあ、どうぞ」とまるで圧迫面接を受けているようでした。
仕事に関する重要な話をペラペラ話してしまう姿に、価値観の違いを感じました。
他にも、場所と声のボリュームが合わず、店内に響きわたる様な声で話す方は仮交際希望はしませんでした。
それでも、5人の方と仮交際に進みました。
Kさんはお見合いの度に電話で状況報告をしてくれたので、決断に迷いもないご様子。
結婚相手に対する明確な希望条件もありました。
仮交際になった時の心構えは、事前にYumiさんからアドバイスを受けていました。
「楽しいデートばかりでは結婚相手としての相性は確認できない」
そのためには、デート場所に応じて、お互いの価値観がわかるような会話をするよう言われました。
確かに、今までデートのプランも会話も、ほぼお相手に合わせていました。
アドバイスを参考に初回デートから、転勤の可能性(転勤NG)、結婚後の拠点(東部希望)を確認しました。後から条件違いで交際終了にするより、譲れない条件なら早目に確認できた方が無駄がありません。
そんな中、わたしの条件に合った方との交際が始まりました。
とても真面目な方で、お見合いの時から自然に話ができ、価値観も似ていて、理想的な方でした。
雰囲気も穏やかで、経歴もとても優秀な方。仕事や理想とする生活スタイル・金銭感覚など、意見がぶつかる事が一切なく、まさに理想の相手です。
結婚の話もどんどん進んでいき、それが順調だと思っていました。
ただ私達は、世間話や冗談で笑い合うという時間の過ごし方はしていませんでした。
Kさんからの報告でも「一緒にいて話が合う」「価値観が一緒」というポジティブな内容ばかり。
なによりも彼女の理想とする条件にピタッとはまる方だったので、報告に何の疑いも持っていませんでした。
真剣交際にも進み、いよいよお互いの親の挨拶という時に事件が起こりました。
彼から「顔合わせの件だけど、自分の親は来週ならいいよ」と言われ、軽い気持ちでOKしたところ、両親から
「普通は、女性側の親に先に挨拶じゃないの?」
と指摘され、確かにその通りだと思いました。
そのことを彼に話すと、
「一度決めたことだし、自分の親にも話してしまった。今さら変更したくない。」
「しかも、Kさんの意見じゃなく、親の意見で変更されるのが気に入らない」
と、不機嫌になってしまいました。
自分が軽率に返事したのも悪かったけれど、一般的に、先に女性側の親に挨拶にくるものだと思っていました。
また、今まで一緒に見ていた真剣交際チェックリストにも、「親への挨拶は女性側が先」と書いてありました。
彼は、「女性が先に挨拶にくる」と解釈していたそうで、相談所の書き方が悪いと言い出し、びっくりしてしまいました。
勘違いは仕方ありませんが、彼が自分の非を一切認めないこと、わたしの軽率な返事について謝罪しましたが、それでも日程は変えないという姿勢。
コミュニケーションが取れない・譲り合いができないことに、愕然としました。
Yumiさんに相談すると
「一方的に交際終了するのは簡単だけど、親御さんを巻き込んでいる以上、曖昧な終わり方はよくない」
「Kさんの成長のためにも、1回ちゃんと話し合ってきた方がいい」
と背中を押してくれました。
彼ともう一度冷静に話す機会を設けました。
彼は「一度決めたことは何があっても曲げたくない」「例えどんな事情であっても絶対」という考え方の人でした。
実際にご挨拶を予定した時期、彼のご家族が挨拶どころではないような大変な状況だったのですが、予定を変えるつもりはなかったと聞かされ、「この人とは常識が違う」と思いました。
わたし自身も彼に良い面しか見せていなかった、不満もくだらない冗談も言えない関係だったと自覚しました。
昔からの習慣で、我慢や自分の感情を抑える癖がついていたのだと思います。
今回「婚活、早速失敗してしまった!」と思い、Yumiさんの前で泣いてしまいました。
でも、Yumiさんは
「泣いてる場合じゃないよ」
「あのまま成婚退会しなくて、むしろラッキーだったと思った方がいい」
と温かく励ましてくれました。
その言葉に救われ「今回のことは失敗じゃなく、必要な経験だった」と思えるようになりました。
ひとりだったら、立ち止まってしまい動けなくなっていたと思います。
会員さんの中には、報告の際に相手に不満があっても抑えてしまう方も多くいます。
楽しくもないのに「楽しかった」、良いと思っていないのに「良い人だった」など。
Kさんの様に、自分の本当の感情に気づいていない人もいるのかもしれません。
婚活を休んでいる場合じゃありません。
受け身な性格を見直すために、今度は自分からお申込みしてみることにしました。
その中の一人、お見合いに現われた彼はプロフィールの印象とはずいぶん違っていました。
眼鏡・髪型・ヒゲもまばらに剃り残しがあり、第一印象は正直サイアクでした。
『お見合いなのに、鏡も見てこないの?』
きっと乗り気じゃないんだろうな、と、とテンションの下がる出会いでした。
ところが、話し始めたらとても気さくで話しやすい方、テンポも丁度よく、ニコニコした笑顔。
下がっていた気持ちが、だんだん上がっていくのを感じました。
世間話から結婚観の話まで、楽しく笑いを交えながら、気が付けば1時間をとっくに過ぎていました。
お断りするつもりだったお見合いが、「もう一度会いたい」に変わりました。
お見合いした相手とは、必ず初回で結婚観の話題を出していたKさん。
いつもなら、空気が硬くなることが多かったそうですが、今回は雑談の中で自然に話せたとのこと。
まさに「相性」なんだと思います。
初回デートでは、彼からドライブを提案されました。
でも正直に「初回で車で二人きりは抵抗があるので、まずは近場でお茶がいいです」と伝えました。
実はそれまで、相手からの提案を断ったことはありませんでした。
わがままを言ってはいけない、相手の提案に合わせる方がいいと思い込んでいたからです。
でも、彼には自分の本当の気持ちを伝えても大丈夫な気がしました。
そしてもちろん、彼は快く受け入れてくれました。
簡単なお茶のつもりでしたが、気がつけば3時間以上お喋りしていました。
2回目以降も、お互いシフト制で週末デートはできませんでしたが、平日の夜・仕事帰りに時間を合わせ、お店が閉店になるまでずっと話していられました。
実は二人ともおしゃべりが得意なタイプではないのに、不思議と彼とは何も気にせず話すことができました。
前の方は、行き当たりばったりが一切できず、急な予定変更はありえないという考えでした。
でも、彼はそれも楽しめる人で、道に迷ったり、予定していたお店が開いてなくても、空気が悪くならず、安心して一緒ににいられました。
ある日、デート中に私が体調を崩して吐いてしまったことがありました。
人前で、しかも交際相手の前でそんな姿を見せたことにひどく落ち込んでいたところ、彼の方から「体調が悪いことに気づけなくてごめん」と逆に謝ってくれました。
水を買ってきてくれたり、ずっと心配してくれる姿が本当に有難く、「この人とならずっと一緒にいられる」と思えました。
その後、お二人は真剣交際に進み、今回は彼の方から「先にKさんの親御さんのところに挨拶に行くね」と言ってくれたそうです。
これまでは何かあるたびにYumiさんに相談していましたが、今回は悩む事が一切ありませんでした。
お互いが自然なタイミングで「好き」と伝えあうこともできました。
前の彼には1度も言えなかったのに。
これ以降、彼から「好き」「大好き」の言葉が止まりません(笑)
会っても言ってくれるし、LINEでも伝えてきますが、彼は聞いてきません。
すごく甘やかされているな~と幸せな気持ちになります。
彼がストレートに言ってくれるので、わたしも同じように言えるようになりました。
「次のデートでお洒落してきてね」
プロポーズされるのがバレバレの状況でしたが、分かっていてもやはり嬉しかったです。
エンマレッジでの7ヶ月の活動期間を振り返ってもらいました。
覚悟はしていましたが、ここでの活動は本当に勉強になりました。
「聞いておけばよかった」
「言わなくていいことを言ってしまった」
反省が多く、失敗ばかりの活動でした。
その都度Yumiさんにお電話しては、的確な指導をいただきました。
遠慮して言えなかったことで、相手が違った解釈をすることもありました。
相手を尊重して合わせていたことが、結果お相手に迷惑になっていたこともありました。
それらを一つ一つ教えていただけたことで、落ち込むこともありましたが、わたしには必要なことばかりでした。
特に前の彼との交際で、意見が食い違ったとき、自分の意見を伝える大切さを学びました。
決して相手を言い負かすのではなく、対等に向き合い、お互い納得のいく結論を出すということ。
交際の最後に「しっかり話し合ってきなさい」と送りだされたことが、大きかったです。
スルーするのではなく、「本気で向き合う」大切さを教えていただきました。
そのおかげで、今の彼と向き合う心構えができたと思います。
人として成長できたこと、本当に感謝しています。エンマレッジさんで活動できて、本当に良かったです。
ありがとうございました。
わずか7ヶ月の活動期間でしたが、かなり濃い活動内容でした。
今回、文字数の都合でご紹介できなかったエピソードもたくさんあります。
Kさんは婚活に真剣に向き合い、全力で駆け抜けてくれました。
いつまでもお二人仲良く、お幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜