静岡市在住27歳男性会員Mさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は同じ静岡市の28歳女性。
活動期間4ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
恋愛を楽しむよりも、温かい家庭に愛情を注ぎたいタイプだと、自分の本質に気づいたMさん。
婚活に苦戦するタイプかもしれないという予感もあり、早い段階で結婚相談所の利用を検討されていたそうです。
今すぐに結婚したいというわけではなかったのですが、異性との交流が多い方ではなかったため、「結婚したい」と思ってから動くのでは遅いかもしれないと考えていました。
アプリだと自己流になってしまい、時間もかかる。それなら、プロの方にアドバイスをもらい、自分の欠点を早めに指摘してもらった方が良いと思いました。
最初は静岡県が主催する相談所に入会しました。
2年間で16,000円というリーズナブルな価格でしたが、登録されている方の中に希望条件に合う方がいませんでした。
プロフィールも空欄が多かったり、写真が非掲載の方も多数。
「安い相談所」の実態を理解し、1ヶ月で見切りをつけて本格的な相談所に入会しようと決意しました。
エンマレッジさんは皆さんの成婚エピソードがとても参考になり、信頼できる相談所だと思いました。
結婚相談所を調べてみると、気軽に始められそうなところから、本気度の高いガチ感の伝わるところまで様々ありました。
自分には、ある程度費用が掛かるものなので、実績がしっかりあるところ・曖昧な指摘ではなくズバッと指摘してくれるところが良いと思い、エンマレッジさんにお願いしました。
20代のMさんには、20代向けのライトなプランもご案内しましたが、「ダラダラ活動はしたくない。最初から真剣に取り組みたい」とスタンダードプランを選択されました。
正直、自分の条件は同世代と比べても良くないと自覚していました。
転職したばかりで年収も低く、Yumiさんにも厳しいことを言われるだろうと覚悟していました。
Yumiさんは「20代なら年収はそこまで気にしなくても大丈夫。他の面で魅力を伝えられればいいよ」と言ってくれました。
内心では「本当かな?気を使って言ってくれているんじゃ?」と半信半疑でした。
登録すると、すぐに女性からお申込みがありました。
50人のお申し込みに5人からOK返事があり、1ヶ月で6人とのお見合いが成立。
Yumiさんを疑ってしまい、すみませんでした(笑)
スーツを着て、ホテルで待ち合わせをしてラウンジでお茶をする。
そんな経験は初めてでとても緊張しましたが、周囲にも同じような方がいて少し安心しました。
お見合いでお会いした皆さんは、良い意味で大人の対応をしてくださいました。
変なことを言ってきたり、黙り込んでしまうなど場の空気が悪くなる方はおらず、とても安心感がありました。
話が続かない方もいましたが、会話が弾まないのも相性なので仕方ありません。
1時間という時間制限が逆にありがたかったです。
6人中4人と仮交際に進みました。
初回デートで昼からお酒を飲もうと誘われた方もいました。
正直「初回で?昼間から?」と疑問に思いましたが、「相談所からお酒が入ったほうが仲良く慣れる」とアドバイスがあったというのです。
結局、お酒が入ってのテンションが自分には合わず、2回目はありませんでした。
初回デートにアルコールは、よほど相性が良くない限り避けた方が無難です。
特にアルコールが入ると、うっかり余計な発言もしてしまうので、関係性ができてからの方が良いですよ。
他の方とも、1~2回のデートで早々に交際終了しました。
理由は、今回結婚の決まった彼女が「本命」だったからです。
彼女は自分から申し込んだ方で、検索した際に写真を見て「可愛い」と思ったのがきっかけ。
実際に会っても緊張せず、初対面とは思えないほどリラックスして話ができました。
初回デートでは、食事をしながら仕事の話や学生時代の話をしましたが・・・
お見合いの延長のような会話になってしまい、結婚に関する踏み込んだ話題までできませんでした。
Yumiさんからは「結婚に譲れない条件」を確認するよう言われていましたが、場を保つのに精一杯でそこまで気が回りませんでした。
2回目のデートでも、彼女はよく笑ってくれました。
嬉しい反面、無理していないかと気になり、LINEの頻度にも悩んでしまいました。
Yumiさんに相談したところ、「本人に直接聞けばいいんじゃない?」と言われ、そんな当たり前のことも言えない自分に気づきました。
3回目デートの後、「真剣交際」に進みたい気持ちになっていました。
ただ、Yumiさんにあれほど言われていた「結婚観」の話題を1度も話せていないので、彼女が自分との交際をどう考えているのかわかりません。
そんな自分の状況を見て、Yumiさんが相手相談所に確認してくれました。
彼女側の相談所から「前向きに交際を進めたい」とのお返事をいただき、真剣交際に進むことになりました。
結婚相談所で出会った二人が、「結婚観」について話すのに「早すぎる」ということはありません。
2人が結婚することを前提にするのではなく、自分たちの価値観をすり合わせるためのもの。
「自分達は何のために会っているのか?」をよく考えて、お会いしていきましょう。
Yumiさんから「真剣交際チェックリストを使ってしっかり話を進めるように」と何度も言われていましたが、勇気が出せずにいました。
ディズニーランドなど、恋人同士のようなデートばかり繰り返していました。
でも内心、肝心な話が出来ていない状況に焦りはありました。
しかし、真剣交際チェックリストを出すことで、彼女に結婚のプレッシャーをかけてしまうのではないか?とも考えていました。
そんな中、彼女の相談所から「具体的な話が一向に進んでいないようですが、今後の交際をどう考えているのか?」という問い合わせがあったと聞かされ、自分の不甲斐なさを感じました。
仲人として私はアドバイスはしますが、それを実行するかは会員さん次第です。
結婚観の話をしない=結婚を現実に考えていないと、受け取られても仕方ありません。
今回の件でYumiさんには相当注意されました。
「プレッシャーをかけたくない」という理由は、まるで彼女を気遣っての様に聞こえると。
「自分の勇気のなさを人のせいにしない」と言われ、本当にその通りだと思いました。
とにかくここからは、気持ちを入れ替え、Yumiさんにアドバイスいただいた事はすぐに行動を起こすと心に誓いました。
まずは、チェックリストの中でも1番重要なお金の話から。
自分の年収の低さを彼女はどう思っているのか?
初めてお互いの年収・資産状況について話し合った時、彼女の方が年収が高く少し驚いていました。
ただ、あまり気にしていない風を装ってくれ「年収よりも人柄の良さを大事にしたい」と彼女は言ってくれました。
成婚退会に向けてお話が進む中、彼女のお家にも挨拶に行かれたそうです。
彼女のご両親からも温かく迎えてもらったそうですが・・・
ここから、また別の問題が出てきました。
お相手相談所の仲人さんより、
「Mさんはまだ、交際している事すら親に話していないというのはどういうことですか?」
「彼女がMさんとの結婚に不安を感じている」
と、クレームが入りました。
しかし、Mさんには先月に「親御さんに話をしておくように」と伝えていたのです。
すぐに電話をし、状況を確認しました。
「まだ自分の親に話していないって本当?」
Yumiさんから連絡がありました。
確かに言われていましたが、まだ結婚が決定ではないし、どうなるかわからないのに、親には言えないと自分の中で言い訳にしていました。
今まで親と恋愛絡みの話をしたことがない、切り出し方がわからず、挨拶の日程を決めるタイミングで言えばいいか、と後回しにしてしまったのは事実です。
「彼女がMさんとの結婚に不安を感じている」
と聞かされた時には、とんでもない事をしてしまったと思いました。
そして、
「今、私との電話を切ったあとすぐに、親に話すこと。」
「明日にしよう、またタイミングのいい時に・・なんて考えていたら、このご縁は無くなると思った方がいい」
「親に話したら、直ぐに彼女にも連絡して、今回不安にさせたことを謝った方がいい」
その言葉どおり、電話を切ったら、すぐに親に話しました。
「急で悪いけど、結婚したい人がいるので近々日程を空けてほしい」
と伝えると、驚いていましたが喜んでもくれました。
彼女にもすぐにフォローの電話をし、
「親も喜んでくれているので、安心して挨拶に来てほしい」
と伝えることができました。
今回も自分の見通しの甘さで、周りに迷惑と心配をかけてしまい深く反省しました。
そんな自分に彼女は愛想を尽かさず、プロポーズを了承してくれました。
後半になって色々ありましたが、彼女がとにかくMさんの人柄を評価してくれたこと。
見通しの甘いところはありますが、その分彼女がしっかりと手綱を握ってくれるならいい旦那さんになってくれると思います。
エンマレッジでの活動を振り返ってもらいました。
あっという間の4ヶ月でした。
自分の条件ではきっと苦戦するだろうと思っていましたが、思いがけずスムーズに進み、活動が大変だったと思うところは一切ありませんでした。
逆に、自分の未熟な点が浮き彫りになり、良い意味で自分を顧みる活動になりました。
Yumiさんのアドバイスは、いつも一歩を踏み出すきっかけをくれました。
厳しくはありますが、考えてみれば当然のことばかりなので、困ったことがある度に、よく相談に乗ってもらいました。
自分が思っている以上にコミュニケーションが苦手だったこと、それを指摘し、対策を考えてくれるのがとても有難かったです。
指摘されたことは、全て思い当たることばかりで、ぐうの音も出ません(笑)
でも、その言葉つ1つ1つには、「自分の事を本気で考えてくれている」のが伝わってくるので、本当に感謝しています。
最後まで、ありがとうございました。
交際になっても結婚観の話をしない・親にも話さない。
こんな事が続けば、大抵の女性からは「信用できない・頼りがいがない」とお断りされて当然です。
それすらも受け止めてくれた、彼女には感謝しかありません。
いつまでもお二人仲良くお幸せにね