沼津市在住33歳、男性会員Cさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は静岡市在住27歳女性。(お互い関東のご出身)
活動期間1年9ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
20代の頃はアプリで婚活していたそうですが、良い結果には繋がらず。
大手の結婚相談所に入会されたとのこと。
実際に活動してみると、サポートはすべてオンライン。
活動の仕方や大事なルールも「ここに書いてあるから、読んでおいて」では、誤解する人も多いのではと不安になってしまいました。
料金の安さは魅力でしたが、やはりしっかりした相談所でやり直そうとすぐに退会。
3社を比較して、エンマレッジさんを選びました。
説明がとても丁寧だったこと、「なぜそれをするのか」と目的や根拠を説明してくれたのはこちらだけでした。
安心して相談できる相談所だと思いました。
理系男子の彼には、ニュアンスで伝えるよりロジカルに説明した方が納得できたようでした。
経歴は立派、見た目もキリっとした男前。
お見合いも問題なく組めるタイプだと思いましたが・・・・・・
Yumiさんには、異性との交際に慣れていない事を正直に伝えました。
女性と楽しくご飯を食べることはできても、そこから結婚にどう進めていくのか、感情の変化や向き合い方がわからず。
自分が結婚できるイメージがまったく湧かず、結果が出るまで数年はかかるだろうと思っていました。
登録後、女性から多数のお申込みが届き、頭がパンク状態!
嬉しい反面、自分のどこがよくて申し込んでくれたのかわかりませんでした。
お写真をみると皆さん綺麗な方ばかりでしたが、何だか同じ顔にも見えてきました。
とりあえず、条件に合った数人にOKを出しました。
活動期間中、Cにさんは44回のお見合いをしています。
女性からのお申込みも多く、自分から申し込んでも半分以上OKがくるほどのモテモテ君。
お見合いが組めなくて悩んだことはなかったそうです。
最初はお見合いで何を話していいのかわかりませんでしたが、Yumiさんから「基本、誰と会っても同じ話しかしないよ」と言われて納得しました。
たしかに、苗字以外で公開されているのは趣味や仕事くらい。
話す内容も限られていて、たった1時間なので慣れない自分でも何とかなりました。
それでも、「もう1度会いたい」「会いたくない」の判断はできました。
・質問に一問一答でしか返さない人
YES/NOしか帰ってこない人には、会話を広げよう、コミュニケーションを取ろうという姿勢が感じられませんでした。
お見合い以前に「社会人としてどうなの?」と思いました。
おとなしい方なのかなとも思いましたが、人見知りのレベルを超えていました。
・お見合い中にダメ出ししてくる女性
趣味について楽しく話していましたが、それについて本気のトーンでダメ出しされました。
趣味が違う・価値観が違うというのは理解できますが、話し方の圧がきつかったです。
自分語りが止まらない人や、何度も「今、何時ですか?」と聞いてくる人も印象が良くなかったです。
4(自分):6(相手)という会話バランスが取れた人とは、交際に発展しやすかったです。
お見合いが組みやすいCさんは、交際にも発展しやすく、多くの女性から交際希望のお返事がありました。
ただ、そこにも彼の悩みがあったのです。
交際になりデートを重ねますが、正直、話をしていて楽しめない事も多かったです。
女性は慣れてくると、会社の愚痴や不満を話してくる方が多いのですが、正直、自分には苦痛でしかありませんでした。
表面上は気持ちに寄り添う対応をしましたが、聞いていて楽しい話でもなく、嫌なのになぜ転職しないのか、関係改善の努力をしないのか分かりません。
また、本当に悩んでいるのではなく、多分「共感」を求めていただけだとも思いました。
それが続くとしんどくなり、交際終了することが多かったです。
なかなか相手の女性を好きになれず、Yumiさんに相談しました。
その際、「素の自分」を出せていないことを指摘されました。
これまでの交際報告を見ていても、感情を表現するような内容がなかったこと。
まるで業務報告のようで「楽しい」「嬉しい」「悲しい」という、自分の感情が書かれていないと指摘されました。
おっしゃる通りでした。
人に自分の感情を出して、否定されるのがこわい。
相手が感情的になって、嫌な空気になるのもこわい。
家族にも出していない、親子関係もドライ、そもそも感情の出し方がわからないことに気づきました。
改めて、Yumiさんに対面での面談をお願いし、活動の棚卸を手伝ってもらうことにしました。
Cさんは面談に来る前に、「エリート会員、M君の苦難」というブログを読んでいたそうです。
少し自分と似ている、そのヒントが欲しかったとのこと。
Yumiさんにお会いし、今までの活動の振り返りをしました。
あの時の交際では本当はどう思っていたのか、今時間が経ち、どう気持ちに変化があったのかなど。
いくつか矛盾点を指摘されました。
提案されたのは、プロフィールの変更。
「趣味がとがり過ぎている」
「共に高め合いたい(キャリア志向)というわりに、実際は家庭的で温かい女性に惹かれている」
結婚をイメージできていなかった時の理想条件(自由・平等)と、本当に自分が求めていた条件が全くの逆。
そこに気付かされたのは、大きかったです。
また、それに伴い相手の年齢も少し広げてみることにしました。
1ヶ月後、彼の活動が大きく動きました。
きっかけは、条件を広げたCさんからのお申込み。
お互い関東が実家という共通点もあり、楽しく話ができました。
彼女は営業職なので話の引き出しも多く、ポジティブな人。
価値観も似ていて、迷わず交際希望にしました。
初回デートで3時間半。
会話のテンポも合うので、時間もあっという間に経っていました。
彼女は「お互いの価値観を知りたい」と、思っていることをストレートに伝えてくれる女性でした。
2回目のデートで、お酒に誘われました。
彼女は相談所から「お酒を飲ませれば本性が出る」と勧められたとのこと。
ですがYumiさんは、
「お酒が入ると余計なことまで話すから、序盤ではおすすめしない」
と心配してくれ、自分も乗り気ではありませんでしたが、断り切れず付き合うことに。
案の定、彼女がお酒の勢いで過去の恋愛話を語りだし、正直、あまり聞きたくない話でした。
経験豊富な彼女の話に引いてしまったこと、男として自信を失くしてしまいました。
またそのことが気になってしまい、その後も彼女への気持ちが上がりません。
Yumiさんから「モヤモヤしてないで、ちゃんと話しておいで」と背中を押されました。
正直に、あの時の恋愛話は聞きたくなかった、と伝えました。
すると彼女から「ごめんなさい」「つい気を許して話してしまった」と。
その勢いで「私はCさんが好きだよ」と告白されました。
気持ちは完全には晴れていませんが、前向きに交際を続けてみようという話になりました。
彼女の方がグイグイくる感じですが、実はCさんもまんざらでもない様子。
そもそも、嫌だったらとっくに交際終了しています。
過去の事でモヤモヤしているのは気になっている証拠。
わたしの方は、少し見守ることにしました。
渡された「真剣交際チェックリスト」も、彼女はとても楽しそうに取り組んでいました。
何の引っかかりもなく、すんなり終わってしまい、後は自分の気持ちがどこまで上がるかです。
そこから、自宅に招いて料理を振る舞うなど、二人でしっかり向き合う時間を増やしました。
彼女から「手を繋ごう」「ハグしよう」と言ってくれたり、「好きだよ」とストレートに言葉で伝えてくれるので、自分の殻がどんどん破れていきました。
色々なことがほぼ彼女のペースで決まり、半ば押し切られたように進みましたが、それが嫌ではなかったこと。
彼女のストレートな愛情表現・こんなにも自分を思ってくれる人はいないと思うようになりました。
彼女は曖昧な表現を嫌い、本音で話し合うことを望みます。
じっくり考えて話す自分と、考えた事を秒で言葉にできる彼女とは真逆なのですが、そこをお互い尊敬できています。
多少の食い違いはあっても、喧嘩にはならず、感情的にならず、話し合いで解決できます。
愛嬌があって、素直で、天真爛漫な彼女のことが、いつのまにか大切な人になっていました。
プロポーズについては、Yumiさんと相談しながらプランを考えました。
彼女もとても喜んでくれて、無事、成婚退会となりました。
お見合いがたくさん組めても、必ずしも活動がスムーズとは限らないのが婚活。
思っていたより時間が掛かってしまったと、思っていたのですが・・・・
自分ではこんなに早く決まるとは思わず、何年もかかるだろうと本気で思っていました。
それくらい、自分の結婚へのイメージができていませんでした。
結婚相談所のシステムや交際ルールは、結婚まで繋がる良い仕組みでした。
プロフィールはどれも素敵な方ばかりで、素が見えない状態でお見合いをします。
お見合いは組みやすい方だと思いますが、一人ひとりの個性が見えないままお会いするので判断がとても難しかったです。
また、エンマレッジさんを選んだのも自分にとって正解でした。
結婚相談所は同じシステムを使っていますが、サポートや仲人さんのアドバイスには大きな違いがあります。
少なくとも、彼女の相談所とエンマレッジさんでは違いがあり、自分にはここが良かったです。
自分は安いコースでしたが、いつも親身になって相談に乗ってくれました。
Yumiさんのコメントは端的で、理由や根拠も添えてのアドバイスなので、とても分かりやすく納得のいくものでした。
コミュニケーションもしっかりとってくれ、困った時にはすぐにお電話しました。
甘やかすことなく、だからといって厳しいことを言われたこともありません。
でもダメなことはダメ、理にかなったことしか言われませんでした。
「しっかり相手と向き合うこと」「自分の感情と向き合うこと」
この活動を通じて、自分自身も大きく成長できました。
感謝しています。
成婚退会おめでとうございます。
ご自分の中で納得しないと、次の一歩が進めないちょっと不器用な会員さんでした。
結局選んだお相手は、当初の希望とは真逆の「肉食系女子」
でも、彼にはピッタリのお相手です。
いつまでもお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜