焼津市在住51歳のJさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は大阪市の45歳。
活動期間1年9ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。

以前は別の結婚相談所で活動されていました。
県が主催する婚活システムに、当時は無料で登録できました。
ただ、その影響もあってか、すべての方が真剣に活動されているわけではなく、提出書類も曖昧な方が多い印象でした。
そのため、しばらくして「ここでの活動は難しい」と判断しました。
そんな時に、エンマレッジさんの「トライアルコース」を見つけました。
自分の年齢を考えるとお見合いが組めるかどうか自信がなかったため、まずは「トライアルコース」でお願いすることにしました。
入会面談の際、「子どもを希望していること」と「お相手の年齢は30代~40代を希望していること」をお伝えしたところ、
Yumiさんから「ご自分の年齢で子どもを持つことを、どれくらい現実的に考えているのか教えていただけますか?」と聞かれ、一瞬言葉に詰まってしまいました。
続けて、
●30代の方が20歳近く年上の方を結婚相手として見ることは難しい
●女性が40代になると、“出産を前提とした婚活”という考え方ではなくなる
●仮に今子どもが生まれたとして、成人する頃には70歳になるけれど、その時に経済的な余裕はあるか
と、厳しい言葉をいただきましたが、どれもおっしゃる通りで、不思議と反発心は起きませんでした。
むしろ、自分は“結婚=子ども”だと当たり前のように考えていただけで、女性側の気持ちや立場、そして身体の変化にまで思いが至っていなかったのだと気づかされました。
Yumiさんのアドバイスは、素直に心に沁みました。
そして最後に、「もちろんチャレンジするのを止めるつもりはないので、納得のいくように活動したあとで軌道修正すればいい」と言っていただけたことが、とても救いになりました。
入会前の段階にもかかわらず、ここまで親身になってアドバイスをいただけたことが本当にありがたく、そのおかげで、
その後「正会員」として活動を始めることにも迷いはありませんでした。
最初から少し厳しいお話になってしまいましたが、Jさんは穏やかに耳を傾けてくださいました。そのお人柄に触れていると、できるだけ希望に寄り添ってあげたいと思えました。
後悔のないよう、まずは理想を追った条件の方にお申込みをしましたが、Yumiさんの想定どおり、静岡県内では全滅でした。
ただ、事前にその可能性を聞いていたおかげで気持ちの切り替えも早く、地域を大きく広げて活動を続けました。
お申込みできる限度枠(毎月50名)をフル活用し、北は宮城県から南は長崎まで、積極的にお相手のもとへ出向きました。
仕事柄、交通機関を安く利用できたことも大きな助けになりました。
厳しい条件の中でもお見合いを受けてくれただけでありがたく、感謝の気持ちを持って臨んでいました。

ただ、中にはお会いしたときに写真と実際の印象にギャップを感じた方もいました。
あまりにもお写真と雰囲気が違ったため、待ち合わせの際、彼女の前を何度も行き来してしまい、気分を害されたのか、開口一番「私、写真と違うってよく言われます」と少し怒った口調で言われたこともあります。
「気づいていたなら、そっちから声をかけてくれたらいいのに…」と思わず感じてしまいました。
とはいえ、ほとんどの方が遠方から来てくれたことに感謝の気持ちを示してくださり、中には手土産までご用意くださるなど、礼儀正しく心遣いのある方ばかりでした。
ただ、仮交際になっても、遠方ということで1~2回のデートで終わってしまう事がほとんどでした。
お断りの理由を聞いても「フィーリングが合わない」「価値観が合わない」としかお相手から届かず、改めてYumiさんにも相談しました。
仲人が思う「フィーリング・価値観」という言葉でお断りされるのは、
●一緒にいて疲れる・居心地が良くない
相手の話し方・テンポ・表情・リアクションなどが自分と合わず、会話が自然に続かない、気を遣いすぎるなど、「性格」や「感覚のズレ」であって、価値観というより相性やエネルギーの波長が違うのかもしれません。
●尊敬や魅力が感じてもらえない
条件的には問題なくても、「この人と付き合っている自分がイメージできない」「恋愛感情が芽生えない」という「トキメキ」が湧かないパターンも。
Yumiさんからは、条件を絞り過ぎることでお見合い自体が組みにくいことにプラスして、結果「フィーリング・価値観」でお断りされることを、そろそろ冷静に考えるよう言われました。
そんな時、アラフィフの女性でしたが、卵子凍結されている方とお見合いが決まりました。
詳しく伺ってみると、精子バンクからの受精卵だったことがわかり、子供は持てるけれど最初から自分の子供ではないことがわかりました。
子供は欲しいけれど、そこを受け入れる覚悟が持てずご縁にはなりませんでした。
自分の年齢で子供を希望する婚活の難しさを改めて実感。
これまで理想を追いかけていましたが、そろそろ見直すタイミングかもしれません。
そんな時、中国人の方からお申込みが届きました。
お二人とも大阪在住の方だったため、同じ時期にお二人とお見合いをすることになりました。
1人目の方は語学が堪能で、コミュニケーション自体には問題ありませんでした。
しかし、初対面の段階から金銭的な要求をされ、口論のような状況になってしまいました。彼女も感情的になったのか、暴言を吐くなど、明らかにルールに反する行為があったため、すぐに相談所へ報告しました。
その後、エンマレッジさんが迅速に対応してくださり、相手相談所へ抗議を入れてくれました。
後日、彼女が除名処分となったと聞きました。

その際、Yumiさんから
「もう1人の中国の女性も、同じ結婚相談所の会員さんだけど大丈夫?」
と心配して声を掛けてくれました。
ただ、中国の女性が皆さんそんな態度なのかはわかりません。
まずはお会いして判断してみようと思いました。
ここでは簡単に書きましたが、実際にはあと一歩で警察を呼ぶほどの内容でした。
今回は明らかに彼が被害者でしたが、もしこれが密室での出来事だったら、事実を捻じ曲げられていた可能性もあります。
そのため、こちらからもお相手相談所に対して強めの抗議をさせていただきました。
2人目の方は、日本語こそ少したどたどしい部分もありましたが、とても穏やかで、笑顔の優しい女性でした。
私自身、遠方でのお見合いや交際に慣れていたので、自然と自分が出向くことが多かったのですが、彼女は静岡まで足を運んでくれるなど、思いやりと気遣いにあふれた方でした。
ただ、やはり外国の方ということもあり、文化や習慣の違いもあります。
仮交際に進んでからは、食べ物の好みや行事、家庭での過ごし方、そして価値観など、確認することが多く、なかなか結婚生活のイメージが出来ずにいました。
そんなとき、Yumiさんから「彼女にお弁当を作ってもらったらどう?」と提案を受けました。
試しにお願いしてみると、彼女は「来週お休みだから、静岡までお弁当を作って持っていくよ」と快く引き受けてくれました。
多少の味付けの違いはあったものの、そのお弁当はとても美味しく、何より、自分のために早起きをしてお弁当を作り、静岡まで来てくれた彼女の気持ちが本当に嬉しくて——。
それまで心の中で引っかかっていたものが、すーっと消えていくのを感じました。

「自分に国際結婚ができるのか」——
正直なところ、まったく想像がつかず、判断がつかないままでいました。
けれど、彼女の人柄に触れるうちに、その不安は自然と消えていきました。
また、Yumiさんとお相手相談所の間でしっかりとコミュニケーションが取れていたことも、大きな安心材料でした。
前回、トラブルになった相談所でしたが、そこからエンマレッジさんとも密に連絡をとりあい、今回の交際では度々確認してくれたそうです。
そんなお互いの相談所から温かいサポートを受け、成婚退会の気持ちが固まりました。
1年9ヶ月の活動を振り返ってもらいました。
エンマレッジさんで活動できたおかげで、自分の考え方が大きく変わり、成長できたと感じています。
今回お相手に選んだ彼女は、入会当初の自分なら絶対に考えられなかったタイプの方です。
まさか自分が国際結婚をするとは思いもしませんでした。

たくさんの方とお会いし、さまざまなアドバイスを受ける中で、少しずつ考え方も柔軟になっていったと思います。
Yumiさんから「50代に近づくと、男女ともに考えが固くなりやすい」と伺っていたので、自分はそうならないよう意識して取り組んできました。
活動を通じて本当に多くのことを学びました。落ち込むこともありましたが、今振り返るとすべてが貴重で楽しい時間でした。
Yumiさんには特にお世話になりました。何かあればすぐに相談・報告し、交際に進んでからもマメに報告することで、自分の考えを整理する習慣がつきました。
Yumiさんはいつもはっきりとアドバイスをしてくださるので、無駄に悩まずに前に進むことができました。
トラブルが起きた際も、驚くほど迅速に対応してくださり、次の次の手まで考えて動いてくれるその姿勢に本当に助けられました。
長い期間になりましたが、本当にお世話になりました。心から感謝しています。
成婚退会おめでとうございます。
たくさんの感謝のお言葉をいただき、本当に嬉しく思います。
外国籍ということもあり、文化や常識をどこまで共有できるかという部分に、一番時間がかかったのではないかと思います。
けれど、最終的に大切だったのは「国の違い」ではなく、「その人自身の人柄」でしたね。
どうぞこれからも、いつまでも仲良くお幸せに。















