浜松市在住、45歳女性会員Hさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は浜松市の50歳。
活動期間11ヶ月(内、交際期間3ヶ月半)で成婚退会です。

30代の頃からはじめた婚活。
婚活歴は長いのですが、「真剣さが足りなかった」と当時の活動を振り返っていました。
婚活パーティーを皮切りに、結婚相談所にも入会しました。
当時は「仲人さんからの紹介でお見合いをする」というスタイルでした。
もともと積極的ではない性格にくわえ、自分の希望とは少し違うお相手とのお見合いが続き、気持ちもあまり乗らず…。
会うだけは会うものの、「なんとなく違う」という理由でこちらからお断りばかりしていました。
そうなると、仲人さんとも二人三脚とは言えず、相談すらせずに距離が生まれていってしまいました。
当然、紹介もだんだん減り、そのまま退会。
その後も、4~5社ほど相談所を渡り歩きましたが、状況は変わりませんでした。
「相談所は私にはあわない、もうやめた!」
そう思い、自力で婚活を進めていく方針に切り替えました。
婚活パーティー、自治体のイベント……
参加できそうなものには一通り行きましたが、良い結果にはならず。
気がつけば6年が経っていました。
また、年齢が上がるごとに参加できるイベントも徐々に減っていきました。

そんな中でふと、思ったのです。
「うまくいかない原因は、相手ではなく、
もしかしたら自分の中にあるのかもしれない……。」
相手のちょっとした一言が気になってしまったり、少しでもモヤっとすると、すぐに「もういいや」と投げ出したくなってしまう。
その気持ちを落ち着いて整理したり、誰かに相談したり、背中を押してアドバイスしてくれる人も周りにいませんでした。

そこに気づいた時
「もう一度、結婚相談所で頑張りたい」
「本音で、時には厳しいことも言ってくれる仲人さんが良い」
自然と相談所探しがはじまりました。
そこで見つけたのが、エンマレッジさんでした。
ホームページで掲載されている成婚エピソードは、隅から隅まで全部読みました。
特に40代の方の体験談は自分と重なる部分が多く、「それでも成婚できるんだ」と、大きな励みになりました。

10年近い婚活の中で、Hさんの中には大きな意識の変化が生まれていました。
「自分にできることはきちんとやろう」
「受け身ではなく、伝えたいことは相手にしっかり伝えられる自分でいたい」
そうした“向き合い方”を大切にしたいと話してくれました。
6年ぶりの結婚相談所。
40代半ばの私に、果たしてお申込みは来るのだろうか。
そして、「この人と結婚したい」と思える相手に出会えるのだろうか。
正直、過去10年はそう思える人に出会えていないので、期待より不安のほうが大きかったです。
そしてその理由が、自分の中にあること。
頑固なほど、自分のペースや価値観を曲げられない性格。
そこに向き合わない限り、同じことを繰り返すだけ――
そんな覚悟を持って、もう一度、婚活を始めることにしました。
登録後、思っていた以上にお申込みが届き、まずはホッとしました。
今回はアドバイスどおりの服装で撮影し、写真も婚活用のスタジオを利用したことで、
30代の頃に活動していたときよりも、お申込みの数が多かった印象です。
それが素直に嬉しくて、「まだ大丈夫なんだ」と女性としての自信にもつながりました。
お相手選びでは、地域・お写真・PR文を参考にしました。
きちんとした写真館で撮影された、柔らかい笑顔のお写真の方には、自然と安心感を覚えました。
お見合いは20人近い方とお会いしましたが、イメージが違った方はいましたが、不快に感じる方はいませんでした。
その中でも、交際には進まなかった方たちには、いくつか理由がありました。
たとえば・・・
・おしぼりで顔を拭きはじめてしまう方
・こちらの活動歴を深く聞いてくる方
・会話はできても、生活のイメージが湧かなかった方
・プロフィールをしっかり読んでいない様子の方 などです。
どの方も「悪い人」というわけではありませんでしたが、ルールやマナー、相手への配慮が欠けていると感じる方とは、結婚生活は難しいと判断しました。

それ以外の方とは、一旦「仮交際」に進みました。
※これも、以前に比べると大きな進歩とのこと。
Yumiさんからは、仮交際に入ったら 「結婚において譲れない条件を早めに確認していくこと」 と言われていました。
いくら気が合っても、最終的に条件が合わなければ結婚にはつながらない。
——その通りだと思いました。
だからこそ、私はその意識を持ってお会いしていました。
しかし、中にはデートのたびに「楽しかった?」と聞かれる方がいました。
正直、1〜2回のデートは、相手を知るための段階であり、特別に楽しいものでもありませんし、そもそも「楽しさ」を目的にしたデート内容でもありません。
その質問をされるたびに、結婚に向けて歩み寄ろうとする私との、温度差 を強く感じてしまい、交際は終了となりました。
逆に、私の方がお断りを受けたこともあります。
彼から「次、いつ会えますか?」と聞かれた時、うまく返事ができませんでした。
おそらく、デートを心から楽しめていなかったことが、表情や態度に出てしまっていたのだと思います。
お相手からは、
「心の距離を縮めていくのが難しいと感じました」
という理由で交際終了となりました。
よくも悪くも、Hさんはとても素直で正直な方です。
器用に立ち回るタイプではありませんが、デートの振り返りでは毎回、自分の気持ちをしっかり言葉にして伝えてくれました。
だからこそ、私の中ではあと必要なのは、タイミングだけと感じていました。
そのタイミングが来たのは、入会から半年ほど経った頃でした。
検索に、新しく登録されたのが、今回ご縁のあった彼でした。
優しそうな表情と、誠実さが伝わるPR文に惹かれ、私の方からお申込みをしました。
実際にお会いすると、プロフィールで感じた印象のままの方。
共感できる部分が多く、人見知りの私でも、1時間のお見合いがあっという間に感じられました。
Yumiさんからは
「Hさんの場合は、短い時間でも良いので、こまめに会うほうが関係が深まりやすいわよ」
アドバイスをいただいていたので、平日の仕事帰りなども使って、できるだけ会う回数を増やしました。
彼と会っている時間はとても心地よく、気づけばいつも私は笑っていました。
緊張することもなく、彼もよく笑い、会話が尽きることがありません。
そして不思議なことに、結婚観の話も、あえて話題にしようと構えずとも、雑談の流れの中で自然に話せていました。
今までは「結婚の話をしなきゃ」とどこか力が入っていたのに、彼とはそれが当たり前の会話としてできていたのです。

こんな感覚は、長い婚活の中でも初めてのことでした。
4回目のデートで「真剣交際」へ。
私はもっと早く真剣交際に進んでも良かったくらい、待ち遠しい気持ちでした。
Hさんの中では、この時、既に心は決まっていた様です。
真剣交際に進んだ時点で、私の中では「もう彼しかない」と感じていました。
今まで出会ってきた方とは、本当にまったく違いました。
うまく言葉にできないのですが、彼と一緒にいると、不思議な落ち着きと安心感に包まれます。
こんな気持ちになったことはこれまで一度もなく、自分でも驚くほどでした。
頑なで慎重になりがちな私の性格に対し、彼は親しみやすく、包み込むような優しさで接してくれます。
誰に対しても心を開き、周りからも慕われている理由がすぐにわかりました。
母に彼を紹介した際、「あなたが好きそうなタイプね」と嬉しそうに言ってくれました。
きっと、母にも彼の人柄の良さが伝わったのだと思います。

Hさんの長かった婚活に、ついに終止符が打たれました。
お見合いからわずか3ヶ月半というスピードでプロポーズへ。
エンマレッジでの活動を振り返っていただき、感想を伺いました。
エンマレッジさんに入会して11ヶ月。
あっという間ではありませんでしたが、これまでの婚活期間の中でいちばん頑張れた時間でした。
あきらめずに続けて本当に良かったです。
実は心のどこかに「どうせやっても無理なんじゃないか」という気持ちがありました。
でも同時に、「それでも、やっぱり結婚したい」という気持ちも消えませんでした。
その2つの感情がずっと交互に現れて、苦しくなる時期もありました。
それでも続けられたのは、落ち込んだ時も弱い自分になった時も、寄り添いながら軌道修正してくれるYumiさんの存在があったからです。
以前の結婚相談所では、相談出来ずに一人で抱えてしまい「うまくいかない自分」に落ち込んで終わっていました。
でも今回は、Yumiさんとしっかりコミュニケーションをとり、
・振り返る
・改善する
・次につなげる
を一緒に繰り返せたことで、ちゃんと前に進めました。
そして最終的には、『無理に頑張らなくても自然体でいられる人』に出会えました。
本当に良いご縁を結んでいただき、ありがとうございました。
成婚退会、おめでとうございます。
入会の時から「厳しいことも、しっかり言ってほしいです」とハッキリ伝えてくださったことをよく覚えています。
ご自身の課題を自覚し、それでも前に進もうとする意志が最初からしっかりありました。
アドバイスにも素直に耳を傾け、毎回の振り返りも丁寧で、その一つひとつから本気で向き合っている姿勢が伝わってきました。
あきらめずに続けたからこそ、今回のご縁につながったのだと思います。
これからは、ひとりで頑張らなくて大丈夫です。
お二人で穏やかで温かい家庭を築いていってくださいね。
美味しいお菓子もありがとう〜















