沼津市在住、38歳女性会員のCさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は三島市在住の40歳男性。
活動期間は1年4ヶ月(内、交際期間3ヶ月)でのご成婚です。

Cさんは完全な理系女子。
面談の際には「恋愛に振り回されるタイプではない」とお話しされていました。
結婚願望は人並みにありましたが、「できたらいいな」くらいの温度感。
アプリや街コンも試してみたものの、自分の性格には合っていないと感じていました。
ジタバタしなくても、時がくれば自然に出会えるかも──そこまで深刻に考えていませんでした。

年齢を重ねるにつれ、周りが結婚していき、焦りを感じるようになりました。
「このままではいけない」と思い、エンマレッジさんのブログを見つけたことをきっかけに、面談を申し込みました。
結婚相談所に対する不安はまったくなく、お話を聞く中でむしろ安心感のほうが大きかったです。
身元もしっかりしていて、求める条件でお相手を検索できる点も魅力でしたし、
アプリや街コンと比べると、安心感のレベルがまったく違います。
また、Yumiさんの話される「効率的な活動の仕方」や「思考の整理の仕方」はどれも納得できる内容でした。
特に「感情に振り回されない」という考え方は、自分の価値観とも近く、入会に迷いはありませんでした。
Cさんはコミュ力もあり、誰とでも仲良くできるお人柄の方。
「誰とでも居心地よく話せてしまうので、逆に見極められるか不安」
とも仰っていました。
お申込みはたくさんいただきましたが、複数の方にOKを出さず、「一人お受けしたらストップ」と決めて活動していました。
効率が良い方法ではありませんが、1人の方にしっかり向き合うスタイルを選びました。
わたしの性格上、同時期に複数の方とお会いするよりも、そのほうが自分に合っていると思ったからです。
1人目にお会いした方は、お相手が緊張からかずっと震えていました。
心配になるほどで会話もままならない状態でしたが、わたし自身人と話すことに慣れているので、特に困ったことにはなりませんでした。
ただ、仮交際は希望しませんでした。
2人目の方は、日程調整の段階からうまくいかず、少し不安を感じるスタートでした。
実際にお会いした際も、正直「少し変わった方かな」という印象でしたが、せっかくのご縁なので、とりあえずもう一度お会いしてみようと仮交際に進みました。
ところが、初回デート前のファーストコールが、いつまで待っても掛かってきません。
仕方なく私から電話をかけたところ、彼から返ってきたのが
「……これって、会わないとダメなんですか?」
という言葉でした。
まさかそんな風に言われるとは思っておらず、絶句してしまいました。

その後、Yumiさんがお相手相談所に状況を伝えてくださったのですが、彼からは「じゃあ、コメダでいいですか?」と渋々のような返事。
その時にはもう心が折れてしまい、
「ペナルティになってもいいので、もう彼にはお会いしたくないです」
とYumiさんに伝えました。
Cさんがもうお会いしたくない気持ちになるのは当然です。
もちろん、彼女がペナルティを支払う必要はなく、逆にお相手の会員さんがペナルティ処分を受けました。
Yumiさんには励ましていただきましたが、正直あの時は「わたしに魅力がないのかな」と落ち込んでしまいました。
それでも、このまま気持ちが折れて終わるのは嫌で
「誕生日までは頑張ろう」
そう心に決めました。
その後のお見合いでも、質問攻めにあったりと、正直「楽しい」と思える時間ではありませんでした。
このあたりで一度、自分の活動を振り返ろうと思い、Yumiさんに相談することにしました。
お話をしていく中で、私のお相手選びの基準について指摘がありました。
「ゆずれない条件」に意識が向きすぎて、ほかの大事な部分を見落としているのではないか、という内容でした。
振り返ってみると、お見合いを受けるのは「条件」で、仮交際に進む基準は「コミュニケーションが取れればOK」という判断になっていました。
私は結婚相手に求める条件を「東部エリア」「仕事を続けやすい環境」と決めていたため、お会いできる人数が限られてしまう状況。
その反動で「それ以外は柔軟にしなきゃ」と思いながらも、どこを許容し、どこを守るべきかの線引きが分からなくなっていたのだと思います。
そこでアドバイスをいただいたのが
“条件だけではなく、相手と向き合ったときに感じる部分にも目を向けること”。
「空気感」「会話のテンポ」「反応」「居心地」——
そういったプロフィールに表れない部分こそ、結婚生活において大切だと教えていただきました。
また、もうひとつ気づきがありました。
共働き希望なので、一人暮らしの自立した男性を優先してきましたが、実際には生活スタイルが確立していて、自分本位な方が多い印象でした。
むしろ、家族と暮らしている方のほうが協調性があり、周りの存在が良い意味で心のブレーキになっているのではと感じるようになりました。
実は、Cさんには活動の初期から気になっていたお相手がいました。
ただ、お母様との2人暮らしで結婚後は同居が前提だったため、「仕事を続けたい自分に同居は無理」と判断し、お申込みをしていなかった様です。
ですが、色々な方とお会いする中で、その価値観も変わっていきました。
私は「同居NG」にするほど誰かと関わるのが苦手なわけではない。
それより大事なのは、周りや家族を大切にできて、一緒にいて安心できる関係を築ける方と出会うこと。
その気持ちが自分の中で確かなものになった時、気になっていた彼にお申込みをしました。
Cさんは「仕事優先!条件さえあえば、結婚も何とかなる」なんてドライな考えではなかったのだと思います。
彼とお会いした時……
プロフィールから想像していた以上に、とても素敵な方でした。
お見合いの冒頭で
「僕のプロフィールで気になることがあったら、何でも聞いてくださいね」
と優しく声を掛けてくださり、お相手に誠実に向き合おうとするお気持ちが伝わってきました。
初対面とは思えないほどリラックスして話すことができて、今振り返ると、あの時すでに一目惚れだったのだと思います。

初回デートでは、自然と結婚観の話題になりました。
私の奨学金の返済のこと、彼の資産運用のこと、そして亡くなられたお父様の介護の経験のことまで……。
話せば話すほど、どんどん彼のことを好きになっていきました。
ただ、気持ちを素直に伝えることはできませんでした。
照れくさくて素直に言えない、甘えられない。
そこが自分の欠点でもありました。
彼の気持ちが分からないままアピールすることが怖くて、想いを閉じ込めていました。
「好きな気持ちがあふれそう」とYumiさんに本音を漏らしたところ・・・・
交際相手なのだから気持ちを伝えてみたら?と背中を押していただきました。
そして勇気を出して、私から真剣交際を申し込みました。
ところが——
まさかの
「他にも交際相手がいます」
という返答。
思いがけない言葉に、ショックを受けました。
知り合ってまだ1ヶ月。
待つしかないことは分かっていても、
いつお断りが来てもおかしくない。
いつまで待てばいいのだろう。
待って、待って、結局ダメだったら立ち直れないかもしれない——。
そう思うと心が押しつぶされるようでした。
Yumiさんからも
「そんなに苦しいなら、別のお見合いで気持ちを切り替える方法もあるよ?」
と提案していただきましたが、不思議とその選択肢は頭に浮かびませんでした。
彼と向き合いたい、その気持ちだけは揺らぎませんでした。
彼から、「真剣交際に進みましょう」とお返事をいただけた時はとても嬉しかったです。
エンマレッジの活動の中で、1番苦しかったのがこの時期だったそう。
OKのお返事が届いた時には、わたしも心から嬉しかったです。
実はそれまでの私たちは、会話はできていても、敬語・名前呼び・スキンシップといった“アクションの部分”は、お互いに照れくさくて踏み出せずにいました。
そんな中でいただいた「真剣交際チェックリスト」が、ふたりが変わるきっかけになりました。
「一緒に生活できる人」「気が合う人」だけではなく、
“お互いが愛情表現をすることが大切”だという意識を持つようになったのです。
どうやって気持ちを言葉にすればいいのか悩んでいた時、Yumiさんから
「彼の好きなところを書き出してみたら?そのまま読んで、伝えてあげるといいよ。」
と言われました。
言われた通りに書き出してみると、なんと40個も出てきました。
数えていくうちに
「私は彼のすべてが好きなんだ」
と改めて気づき、その思いもそのまま彼に伝えました。

これまでの人生の中で、ここまで人を好きになったことはなかった——とCさんは話してくれました。
そんな相手が、「結婚の条件が合わないから」と一度は避けていたお相手だったというのも、不思議なご縁です。
プロポーズは、夜景の見える高層レストランでお花と指輪を頂いたそうです。
分かっていても、感動したお時間だったとのことです。
エンマレッジさんでの活動期間は、約1年4ヶ月。
何度も「もう婚活をやめたい」と思いましたが、辞めなくて本当に良かったです!!
自分は思っていた以上に感情を表現するのが苦手だったこと、
理想だと思い込んでいた条件が、実はそれほど重要ではなかったこと——。
それに気づかせてもらえたからこそ、今回のご縁につながったのだと感じています。

Yumiさんに報告・相談することで、まず自分の気持ちの整理ができました。
客観的な意見をいただくことで、自分では気づけない癖や矛盾にも気づけて、軌道修正しながら前に進むことができました。
そして、Yumiさんからの振り返りコメントは、いつも一歩踏み込んだ視点で、とても楽しみにしていました。
エンマレッジさんで活動できて、本当に良かったです。
恋愛に振り回されるタイプではないと言っていたCさんでしたが、その心を動かすだけの男性に出会えました。
ちなみに、退会時には大好きなところがさらに増えていました笑
いつまでも仲良くお幸せにね。
美味しいお菓子もありがとう〜















