39歳女性会員Rさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は、岐阜県在住の45歳男性。
活動期間10ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
1年前に離婚を経験されたRさん。
ようやく気持ちの切り替えも出来た頃に、コロナで自粛生活になってしまいました。
子供を望むなら最後のチャンスかもしれない・・・・。
姉も独身なので、両親に孫の顔を見せてあげられるのも私だけ。
離婚の事もあって、サポートがしっかりしている相談所での活動を考えていました。
大手もいくつか話を聞きに行きましたが、私の見た目を褒めたり、活動のメリットの説明ばかりで逆に不安になりました。
そんな時、エンマレッジさんのHPを見つけブログを読みました。
皆さんの赤裸々な(?)体験談、厳しい現実の中でどう乗り越えていったかなどのお話が、とても参考になりました。
まずは、お話を聞いてみたいと思いました。
目がパッチリとして、スレンダーな体型。
マスク越しでもとても綺麗な方だというのが、一瞬でわかりました。
話してみると、とても気さくで親しみやすい人柄のRさん、婚活の説明もそこそこに沢山お喋りしてしまいました。
初めてお会いするYumiさんは、ブログの印象通りの人でした。
入会面談だというのに、私をおだてたり、ビジネストークで褒める様な事は一切ありません。
厳しい現実や結婚相談所の難しい点もしっかり話してくれ、対処方法や決断のポイントまで教えて頂きました。
「この人は信用できる」と思い、その場で入会を決めました。
果たしてバツイチでアラフォーの私にお申込みは来るだろうか?
不安な気持ちで登録日を迎えましたが、びっくりするほどお申込みを頂けとても嬉しかったです。
まず、アドバイスして頂いた通り、3人の方とお会いする事に決めました。
ただ、合コンじゃないしどこまで素を出していいのか、どこまで突っ込んで聞いていいのか全くわからず。
Yumiさんから、「前の結婚で、幸せになるには何が必要なのか分かっているでしょ?」と言われ、そういえば「気持ちが穏やかでいられる人がいい」という事はぼんやり考えていました。
以前は恋愛から始まった結婚だったそうですが、今回は条件先行でお会いするので、本当にお相手が見つかるのかとても不安に思っていたそうです。
お写真の雰囲気やPR文から、おだやかそうな人を選んだつもりが、全く違う雰囲気の人達で驚きました(笑)
せっかちで結論だけを先に求めてくる様な方だったり、結婚観を聞いてくる際に、まるで仕事の打ち合わせの様な話っぷりだったり。
Yumiさんからも「プロフィール(写真)の印象で決めると、大抵イメージと違うわよ」といわれた言葉に納得。
いくら年収などの条件が良くても、感覚の違い、話した時の価値観の違いを大きく感じました。
ただ、これは悪い意味ではなく、今まで私の周りにはいない感覚の方達であり、普通に生活をしていたら出会えないお仕事の方もいたので、住む世界が違う・流れている時間が違うんだなと勉強になりました。
この経験から、申し込まれたお見合いを受けるよりも、自分が会いたい人にお申込みする方法に切り替える様にしたそうです。
実は、今回結婚の決まったお相手とは、1度交際が終了している方でした。
岐阜県の方と、オンラインお見合いが決まりました。
条件も私と同じバツイチ、話す内容も会話のリズムも波長もあい、とても楽しいお見合いになりました。
交際に進み、初回から結婚観についての話題も話せました。
彼からも、他県に住む事についてや、金銭感覚・子供・親の介護についてなど、積極的に話を振ってくれました。
お互いの離婚理由も早々に話が出来、その後も、結婚後どんな生活をしていきたいか、もし子供が出来なかった場合は不妊治療をどう考えるか、僕の地域では助成金が出るから・・・・という具体的な話までしてくれました。
ただ、単純に子供が欲しいといってくる男性は多いのですが、助成金など一歩踏み込んだ話までしてくれるのは、とても嬉しく感じました。
子供や不妊治療の話を、お見合いで出会った方にどのタイミングで話すかは、とても難しいのですが、Rさん曰く、願望を一方的に話すのではなく、自分との未来を想定して話してくれているのが伝わったとのこと。
お二人の中では、真剣交際に進む事を前提に話していたそうです。
ただ、1つ気になるのは、居住地。
彼の住んでいる場所が利便性が悪く、駅からも高速道路からもかなり離れていたこと。
お仕事は名古屋だったので、出来れば名古屋に住めればとRさんは迷っていました。
そんな時、以前からお見合い日程が合わず、先送りになっていた方と急に予定が決まりました。
もちろん、お断りするつもりでしたが、住まいの件でまだ気持ちが揺れていたので、ひとまずお会いする事に。
そこで、カミナリに打たれた様な衝撃な出会いがありました。
正直、顔も見た目も全然タイプではないのに、なぜだか惹きつけられる魅力がありました。
断るつもりでいたので自分でも動揺してしまい、返事に悩みましたが、どうしてももう1度お会いしたい気持ちがあり、一時的に2人の方と交際する事になりました。
相談に乗っていた時点で、Rさんは明らかに後半の方に心を奪われていました。
岐阜県の男性は、ご実家のそばに住む事にこだわりがあった様で、Rさんもそこは譲れず。
別の方に心がいってしまった状態で、答えは決まっていました。
しばらくしてから、岐阜県の方とは交際終了する事となりました。
好みのタイプではないのに、どうしようもなく彼に惹かれている自分がいました。
過ごす時間がとても穏やかで、何をしていても、何もしていなくても、一緒にいる時間が心地よく感じました。
運命の人はこの人かもしれない・・・・と私は思っていましたが、彼はまだ決断出来ずにいました。
以前の恋愛で深く傷ついてから、中々心を開けなくなったとは聞いていましたが、ご自分の仲人さんに対しても同じで、私との交際は一切報告していないと言っていました。
これでは、相談所を通じて話を進めてもらう事も出来ません。
私が「自分の仲人さんを信用している」という話にも、とても驚いていました。
交際期限も近づいていましたが、一向に決断の出来ない彼に私も不安になってきました。
Yumiさんに相談すると、「理由がなんであれ、決断力のない人との結婚はやめた方がいい」と言われました。
「彼の決断出来ない理由は彼の問題なのに、迷惑を掛けているという自覚もないみたい」
「Rさんの事をちゃんと思ってくれる、大事にしてくれる人の方がいいよ」
と言われました。
それでも、あきらめずに彼と向き合おうとしましたが、ついに彼から
「交際を延長しても、決断出来ないと思う」
と、はっきり言われてしまい、3ヶ月で交際を終了する事になりました。
ただ、ただ虚しい気持ちになりました。
彼もRさんに好意を持っていたので、余計に長引いてしまったのですが、はじめから交際期限を守るつもりがあったのか?
在籍している仲人さんとの関係も薄く、細かいアドバイスも報告も出来ていなかった事も良くなかったと思います。
なんだかどっと疲れてしまいました。
しばらく活動をお休みしようと、Yumiさんに相談しましたが「休んだところで状況は変わらないよ」と言われ、思い留まりましたが、今一つ活動に身が入りません。
そのタイミングで父に重い病気が見つかり、さらに気持ちが落ちていきました。
心のバランスが乱れ、「父に何かあったらどうしよう・・・」不安な気持ちでいっぱいになり、誰かにこの気持ちを聞いて欲しいと思う様になりました。
その時パッと浮かんだのが、以前交際していた岐阜県の彼でした。
彼はどんな時でも私を大事にしてくれ、未来を想定した話も沢山してくれました。
何でも先回りして準備してくれるので、いつも甘えさせてくれる人でした。
そんな事を思い出してしまい、自分から断ったくせに今更後悔するなんて、我ながら図々しいと思いました。
困った時に都合よく思い出しているだけだろうと、気の迷いだろと思い直し、1ヶ月程様子を見ることにしました。
また、父の健康状態も、とりあえず安心できるところまで落ち着いたので、彼への思いも消えるだろうと思っていました。
しかし、日を追う毎に気持ちが募っていき、とうとうYumiさんに相談する事にしました。
Yumiさんからは「交際をお断りした理由は覚えているよね?」
「また会いたいというなら、彼の住まいの条件も受け入れるという事でいいのね?」
と念を押され、「承知の上です」と答えました。
運命の相手だと思った人との交際が終わり、落ち込んでいた状態で今度はお父様の件。
当時のRさんの心境はグチャグチャだったと思います。
そんな弱った状態で「前の方と会いたい」と言われても、気まぐれでお引き合わせは出来ません。
Rさんには冷静になった状態で、もう1度よく考えて答えてもらいましたが、お相手相談所にもお詫びをし、再度ご縁を繋いで頂けるようお願いしました。
数ヶ月ぶりにお会いする彼との再お見合いは、大変気まずいものでした。
しかし、まず前回の交際終了理由をしっかり伝え、謝罪し、今回再お見合いを申し込みした理由も伝えました。
彼は私を責める様な事は一切せずに、「また会えて嬉しい」と言ってくれました。
都合がいいと言われるかなと思っていましたが、彼から「ありがとう」と言ってもらえ、ジーンとしてしまいました。
お見合いとはいえ、私もある程度気持ちを決めた上でお会いしたので、そこからは具体的な結婚の話を詰めていく感じで進みました。
以前の交際では、岐阜のご実家に住む事が条件でしたが、彼の方から「もうその条件でなくていいよ、名古屋で大丈夫」と言ってもらえました。
彼のご両親もそもそも同居などは全然考えていなかった様で、夫婦で好きな所に住めばいいよと言ってくれたと聞き、それよりも結婚が決まりそうな事をとても喜んでくれました。
そこからは、本当にスムーズに話が進んでいき、晴れて成婚退会の日を迎える事ができました。
長いようで短かかった、エンマレッジでの10ヶ月。
色々な人に出会えた事は、本当に楽しく沢山勉強させていただきました。
お会いした瞬間に、交際は難しいだろうと思った方もいましたが、その時間は楽しめる様に、お相手にはいつも感謝の気持ちで向き合うよう心掛けました。
成婚にはならなかったお相手も、今となれば、あの経験があったから、今回の彼の良さを再確認出来たと思っています。
彼はドキドキする様なタイプではありませんが、どっしりとした安定感、圧倒的な優しさがあります。
最初に希望していた「おだやかに生活が出来る相手」にピッタリくる相手です。
エンマレッジさんには本当にお世話になりました。
何かあった時には、いつも1番最初に相談して話を聞いてもらいました。
Yumiさんは良い意味で仲人さんらしくなく、結婚を進めるどころか「この人はやめた方がいい」と言ってくれる、信用できる仲人さんでした。
成婚料もお支払いするのに、なぜ、結婚をやめる様に言ってくれるんだろうと考えた時、Yumiさんは私をただのビジネス上の会員ではなく、個人としての私をしっかり見ていてくれたんだと思いました。
私が良い人と成婚できたのは、結婚相談所で当たりを引いたからだと思います。
本当にありがとうございました。
最後にべた褒めしてくれてありがとうございます。
自分を幸せにしてくれる人と、自分が惹かれてしまう人は必ずしも同じではありません。
交際終了後も、Rさんの事を思っていてくれていた彼に感謝です。
いつまでもお二人仲良くお幸せに~
美味しいお菓子もありがとう〜!