言っている事は正しいけれど伝え方が下手で、婚活が上手くいかない方がいます。
先日も、女性会員A子さんからの相談。
交際スタートしたばかりの相手から、こんなメールが届いたそう。
「メールの返事が遅いのは、婚活を真剣にやる気がないんじゃないですか?返信が遅くなるなら、そういう返事でもいいから送るのが常識だと思う。待っている人の気持ちを考えたことがあるんですか?」
彼女が言うには、確かにメールの返事が遅かったのは自分が悪い。しかし、交代制の勤務の為夜中に返信するのも悪いし、昼間のタイミングをはかっていたら3日経ってしまったらしい。
相手の男性の言っている事は確かにそのとおり。一字一句、言っている事に間違いはない。
まさに、正論!
でもね?
自分がこのメールをもらう側として考えると、心の中はどうだろ。
私だったら、ごもっとも。痛いところを突かれてしまった。全面的に私が悪い。相手を怒らせてしまったと、落ち込んでしまうかもしれない。
正論は正しい。
正論は強い。
正論には反論出来ない。
正論は上から目線でモノを言う。
正論は人を傷つける。
正論をいいたがる人の多くは、
自分が正しい
という事を、ただ相手に証明したい。
たとえ正論を振りかざして相手との議論には勝ったとしても、相手の好意は確実に失ってる。
今回の彼女も
反省すべき点は自分にありますが、これ以上お付き合いする気持ちにはなれません。
との返事。
間違っている奴に言ってやったという一瞬の快楽で、人間関係を壊しつづけている事に気づいた方がいい。
長い目で見て他人から必要とされるのは、理屈よりも、相手のキモチを考えて発言できる人なんじゃないのかなと思います。人間関係においては、一番重要だと思うから。
もちろん、交際相手に不満を感じる事は多々あると思う。
でも、その伝え方、場合によっては仲人経由で話した方が穏便に進むこともある。
今回も、相談所を通じてお返事が遅くなっている理由を確認していれば、彼が悪者になる必要はなかったのです。間違った正義感で、自分の正論を語りたくなる方は本当に注意してね!