42歳男性会員Bさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は、同じ市内の39歳エンマレッジ会員Fさん。
活動期間8ヶ月(内、交際期間6ヶ月)で成婚退会です。
お互い、再婚同士のカップルです。
東京出身のBさんは、婚歴がありました。
以前の結婚では、仕事が多忙ですれ違いが多く相手にも寂しい思いをさせてしまいました。
また、自分も口下手で言葉がポンポンと出るタイプでもないため、不安にさせてしまった事も反省しました。
自分の性格を考えると、仕事の事や離婚経験など最初に事情や条件が分かってくれ、何でも相談が出来る仲人さんがいた方がいいのかも?と思いエンマレッジさんに相談に行きました。
異性との付き合いには自信がない事や、年齢や婚歴などを考えると中々お見合いは組めないだろうと、思っていましたが、すんなりとお見合いが決まり驚きました。
そして、入会してすぐに決まったお見合い相手が、今回成婚の決まった彼女です。
きっかけは、Bさんからのお申込みでした。
彼女の写真を見た時、とても明るく可愛らしい方だなと思いました。
写真の中には、表情が暗かったりお洋服が地味だったりと、印象が暗くみえてお申込みを躊躇してしまう方もいましたが、彼女もエンマレッジ会員さんという事もあり、奇跡の1枚を掲載していました。
実際の彼女も、写真通りで可愛らしく、とても話しやすい女性でした。
実は、この時のお見合いでの印象、彼女側の感想は違っていました。
また、FさんにはBさん以外にも、別の交際相手がいたのです。
交際が成立し、週に1度はお会いする事が出来ました。
早い段階から彼女に好意を持っていた自分は、毎週の様に会えていた事ですっかり気持ちも舞い上がり、1ヶ月経った頃には、真剣交際の申し込みも考えていた時でした。
突然の「交際終了」の連絡。
ショックでした。
彼女が複数交際していた事も知らないので、あんなに順調だったのになんで、とかなり落ち込みました。
Yumiさんにも相談して気持ちの整理をつけようとしましたが、中々切り替えが出来ず苦しかったです。
実は、Fさんからは交際について色々聞いていました。
Bさんはノンビリしていて、会話のテンポが合わなかったこと。
また、Fさんから積極的に結婚観についての質問をしていましたが、Bさんは聞かないと答えてくれない、複数交際の相手と比べ頼りがいがないな、と感じ交際を終了したそうです。
もちろん、仲人の私から彼女が複数交際している事は伝えていないので、Bさんもモヤモヤしたと思います。
それから1ヶ月を過ぎた頃、Yumiさんから電話がありました。
Fさんから”お見合いの再申し込み”が届いている事を知らされました。
しかし、僕の事が好きだから戻りたくなったわけではなく、中途半端に終わった交際への心残りであって、再度、交際終了を言われる可能性もあるよ?と言われました。
それでも、構わない、もう1度Fさんに会いたいと伝えました。
Fさんが別の交際相手との交際を解消した後、Bさんへ再申し込みしたいという相談がありました。
ただ、あくまでも交際の続きをしたいだけであり、恋愛感情が芽生えているわけじゃない事も聞いていました。
「好きで戻るわけじゃないよ?」と、あえて伝えたのはBさんの気持ちを守るための言葉。
交際終了にあんなにショックを受けていた彼に、再申し込みがくれば、また期待してしまうのは分かっていました。
それでも構わない、とハッキリ言い切ったBさんの心は、最初から決まっている様でした。
お二人は再交際に発展していきました。
順調に交際を重ね、Yumiさんからのアドバイスもあり早い段階で真剣交際に進めようとしました。
丁度、クリスマスの時期で、彼女の中には理想的なシチュエーションがあった様ですが、自分がそこまで理想を汲んであげる事が出来ず、彼女の機嫌が悪くなってしまいました。
慎重に1つ1つ確認しながら進めていきたい自分に対して、はっきりとアクションを起こして決断できるように示して欲しい彼女では大きな食い違いがありました。
この件は、2人から相談がありどちらが悪いとは言えない内容でした。
男として頼りがいや本気度を見せて欲しいと思う女性側の気持ちと、1度交際を断られているので慎重に進めていきたい男性の気持ちが、お互いに理解出来ていなかった様です。
少し間に入って冷静に話しを聞いてみると、お互いが反省出来ていた事や、もう1度仕切り直しをした事で2人の絆が深まった様で安心しました。
Fさんの方が腹を立てる事も多く、言いたい事をバンバン言っていましたが、意外に傷つきやすく繊細な心の持ち主。
逆に言われっぱなしのBさんは、口数は少ないけれどポソッという一言に威力があること。
いい意味で図太いのだそうです(笑)
交際期間中、2人ともYumiさんによく相談しました。
何かあると彼女が「今回の事もYumiさんに相談するんでしょ!?」とからかってきましたが、「相談所で活動しているんだから、相談するのは当然じゃん」と言い返していました。
プロポーズのタイミングでも相談の電話をして「自分はもう心は決まっているけど、彼女は迷っているみたいです。
よかったら、彼女の相談に乗ってあげてください」とYumiさんに言いました。
すると「今回私は、彼女の相談にはのらない方がいいと思う」と言われ、その言葉の意味が最初わかりませんでした。
実は、彼女側のエピソードに書こうと思っていましたがFさんは交際中、常に悩んでいました。
彼との交際に悩み、私に話す事で新しい問題に気づいて悩み、また別の不安を思い出して悩み・・・
毎回1時間近く電話で話しても、彼女の不安は漠然としていて、1度も明確な答えなんて出たことはなかったのです。
なので、最後はシンプルに「自分の感情で決めなさい」というメッセージのつもりで、Bさんにはサプライズプロポーズを実行してもらいました。
でもその作戦が効いたようで、プロポーズは1回で成功。
私からのサポートがなくても、もう大丈夫だね!と安心して成婚退会の手続きとなりました。
彼女はちょっと気が強いところもありますが、自分の性格を考えると、言いすぎるくらいの女性の方が丁度いいと思っています。
何も言ってくれないまま不満をため込まれるより、ズバッといってもらた方がコミュニケーションも取りやすいので一緒にいて楽でした。
エンマレッジさんは困った時にはいつでも相談出来ますが、基本は自由にやらせてくれます。
実際に、彼女とも「もうYumiさんに相談できなくなるね・・・・」と話していたくらい、本当に沢山の相談に乗ってもらいました。
前向きになれる様なアドバイスをいつもしてくれ、気持ちの立て直しがスムーズに出来ました。
お互いがエンマレッジ同士の会員の場合、両方のお話しを聞けるのでアドバイスはしやすいのですが、喧嘩している時にはどっちの味方もしにくいのが大変でした(笑)
お互いの家も近く、入会時期もほぼ同時、さらに婚歴有同士という似た者カップルのおふたり。
いつまでも仲良くお幸せにね。
お相手の成婚エピソードはこちら