33歳女性会員Pさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は35歳、エンマレッジの会員Yさん。
活動期間5年間(内、交際期間4ヶ月)で成婚退会です。
Pさんの入会は5年前、まだ28歳の時でした。
30歳を前に、友人達が続々と結婚していきました。
中には子供も産まれ、家を建てている子もいたので私も婚活しないと!と思い始めました。
もともと、異性とのお付き合いに慣れていない事や、女性ばかりの職場という事もあり、最初から自然な出会いは難しいのは分かっていました。
恋愛を楽しみたいのではなく、結婚を意識してくれる方との出会いを望んでいたので、自分には結婚相談所が向いていると思っていました。
エンマレッジさんはネットで見つけ、成婚エピソードも豊富だった事や、地元の相談所で安心できると思い、その場で入会を決めました。
初めての婚活が相談所で抵抗はなかったの?と聞きましたが、相談所に対する不安よりも、結婚出来ない不安の方が大きかったそうです。
入会前に、Yumiさんからお相手に望む条件を聞かれ、
・静岡市在住(転勤NG)
・私の実家近くに住んでくれる方
・+5歳まで
・年収400万以上
Yumiさんは、「これ全部揃っている方は、難しいよ?」と言われましたが、私には絶対に譲れない条件でした。
エンマレッジが加盟している、IBJ BIUは会員数でいうと、合計12万人以上登録されていますが、Pさんの条件を全て満たす方は限りなく少ないです。
まず、転勤がない静岡市の会社で、30代前半が400万以上稼ぐ職種はほぼ限られます。
なおかつ、実家の近くに住んでくれ、お互いが両想いになる相手なんて、針の穴を通すくらい難しい条件なのです。
つまり、Pさんの婚活が5年掛かってしまうのは、入会の時から想像出来ていました。
もちろん、その事はPさんにも伝えてありました。
最初はAコース(IBJ)で活動をはじめましたが、Yumiさんが仰る通り、私の条件を満たす方は1人もいませんでした。
慌ててWコースに変更し、静岡市の会員が一気に増えましたが、今度は写真の印象やお相手の別の条件が引っ掛かって、断ってばかりいたら、申し込みが来なくなってしまいました。
実際には静岡市以外からも沢山お申込みは届いていましたが、すべてお断りしていたので、意思は相当強い方だと思います。
それでも、何度か希望条件通りの方とお見合いが決まり、交際にもなりました。
でも、相手に好意が持てず2~3回で終了を繰り返す事が続きました。
エンマレッジさんだけの活動では足りないと思い、別のシステムの相談所にも登録しました。
そんなある時、Pさんから電話が掛かってきました。
普段あまり電話してこない会員さんなので、珍しいなと思っていましたが、震えた声で少し泣いている様子にビックリしたのを覚えています。
別の相談所で知り合った方と交際していましたが、どうしても彼を好きになれなくて、ずっと悩んでいました。
そこの相談所の仲人さんに相談しても、「Pさんの希望通りの方でしょ?いい人だし、何でダメなの?」と言われてしまい、うまく答えられずズルズルと交際が続いてしまいました。
相談出来る相手もいなくなってしまい、全然関係のないYumiさんにお電話してしまいました。
Yumiさんは私の話を聞いた上で、「え?嫌なら交際終了すればいいんじゃないの?」と、それが当然の事の様におっしゃいました。
「それって、彼の条件の良さにしがみついているだけでしょ?」
「頑張って好きになろうと思うから、苦しくなるんだよ」
そう言ってくれた言葉が、本当にスーッとして心が楽になりました。
本当は自分でも分かっていましたが、担当仲人さんから「断るのはもったいない」と、苦しい気持ちを理解してもらえなかった事で、好きになれない自分が悪いのだと思っていました。
あの時は、エンマレッジでの活動ではない相談にも乗ってもらえ、本当に感謝しています。
難しい条件とはいえお見合いも組めて、交際も成立するPさん。
早く結婚したいのに、自分の気持ちだけが前に進まない。
その期間が、相当長かったので、彼女の婚活はとてもとても苦しかったと思います。
5年間の苦しい婚活の中で、活動を辞めたいと思った事はありませんでした。
やっぱり結婚したい、という気持ちにブレはなかったです。
でも、「私は一生結婚できないかも・・・」と不安に思う事は何回もありました。
エンマレッジさんでの活動の中で、自分なりに努力した事もあります。
まず、入会前はほとんどパンツ姿だった私が、スカートをはくようになった事。
また、IBJとBIUのサイトは、毎日ログインし、静岡市に新規会員さんの登録があれば、真っ先にお申込みをした事です。
自分が条件を挙げている以上、積極的に自分からお申込みをする様にしていました。
5年間でこれだけは欠かさなかった事です。
今回、結婚の決まったYさんも、エンマレッジの会員さん。
彼は、登録日の初日にPさんからお申込みをされました。
つまり、彼女の「毎日サイトをチェック」した努力が、ここで報われたのです。
毎日のルーティーンであったお申込みの中に、彼がいました。
正直、特別意識してお申込みしたわけではありません。
お見合いではいつもの様に、自分の譲れない条件を相手に伝えました。
偶然、彼も私と同じ医療系の仕事という事もあり、コロナ禍での生活スタイルや、住まいの話などもしました。
交際初日に、私の誕生日が近いという事で、小さな誕生日プレゼントを用意してくれていました。
その心遣いはとても嬉しかったです。
同じエンマレッジの会員さんだったので、結婚観も早い段階から話し合う事が出来ました。
私の理想とする結婚観に近い事がわかり、嬉しかったです。
正直、気持ちの盛り上がりはそこまで感じていませんでしたが、3回目のデートで「真剣交際」を申し込まれ、お受けする事にしました。
Pさんからの交際報告は、「●●に行きました」「●●の話をしました」と簡素な内容が多かったのですが、Yさんとの報告には、必ず「楽しかった」「嬉しかった」と自分の気持ちが書き添えてありました。
本人の中では、気持ちの盛り上がりはない、との事でしたが、私は今までの交際報告とは全然違っているなと感じていました。
そして長い活動期間の中で、初めて”真剣交際”に進むことが出来たのです。
5年間の活動の中で交際中のデートといえば、食事に行く、どこかへ遊びに行く事がメインでした。
今まで交際になった方からは、「恋愛感情」がわく・わかないの決断を相手に迫られていた気がします。
今回の彼は、同じエンマレッジ会員さんだった事もあって、結婚に譲れない条件の確認、結婚に対する考え方から入る事が出来たので、自然と一歩進んでみようと思えました。
私の中では少しづつ気持ちが上がっていけばいいのかな?と思っていましたが、ある時Yumiさんからお電話が掛かってきました。
恋愛感情が湧きにくいとはいえ、順調に進んでいると思っていた2人の交際。
実は、交際相手の彼からPさんとの交際に悩んでいるという相談を受けていました。
彼女の敬語が抜けない所や、デートしても毎回18時前には帰りたがるところ、好意を伝えてもフリーズして黙ってしまうところなど、Pさんの反応が薄すぎて、どんどん気持ちが削られてしまっているという事でした。
Yumiさんから、
「繁華街に行くワケじゃなく、2人でドライブだけするのに、昼間はよくて夜が駄目な理由はなに?」
「相手が気持ちを伝えてくれるのに無表情で黙っているのは、怒らせた?と委縮しちゃうよ。」
「好意を伝えられた時も、恥ずかしい・慣れていないから照れちゃいます、とか反応しないとね。」
と、具体的にアドバイスされ、確かにその通りだと反省しました。
夜=コロナ=外出を控える、と思い込んでいましたが、2人のデート内容は、昼も夜も変わりはありません。
言われるまで、全然気が付きませんでした。
そこからは、順調に交際も進み2人の関係も近づいていきました。
デートを重ねる中で、段々自分の気持ちも上がっていきました。
スローな私のテンポにも根気よく付き合ってくれた彼が、とても愛おしいと思えるようになりました。
こんな人とはもう出会えない、彼の優しさは出会った時から全く変わらない事に気づく事ができ、プロポーズをお受けする事にしました。
エンマレッジさんでの活動を振り返り、まさか、本当に結婚が決まるとは夢にも思いませんでした。
このまま一生、婚活を続けていくのだと思っていたから(笑)
Yumiさんには本当にお世話になりました。
悩んだ時には的確にアドバイスをしてくれ、決断しにくい時には、答えが出しやすいように導いてくれました。
でも、決して押し付けてくる様な言い方はせずに、私の意見を尊重してくれました。
1番の思い出は、別の相談所での悩みを聞いてくれたこと(笑)
思わず泣いてしまったけれど、あの言葉に本当に救われました。
また、河原崎さんにはいつも迅速に日程調整をしてもらいました。
お見合いでもいつもお立会いしてくれ、緊張している私を励ましてくれました。
他のお見合いをしている方も見かけましたが、仲人さんが立ち会ってくれるのはエンマレッジさんだけで、それだけでも勇気をもらえました。
本当にありがとうございました。
長い期間、本当にお疲れさまでした。
焦っているわりには慎重で、かなり不器用な性格でしたが、初志貫徹で頑張りました!
いつまでも、お2人仲良くお幸せにね。
Yさんの成婚エピソードはこちら
美味しいお菓子もありがとう〜