36歳女性会員Fさんが、成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は36歳島田市在住のTさん、エンマレッジの会員さんです。
活動期間1年1ヶ月、(内、交際期間5ヶ月間)で成婚退会です。
Fさんは中学生の息子さんがいる、シングルマザーです。
20代で結婚・出産・離婚を経験しました。
初めての子育て、離婚後は子供の為に懸命に働き、自分の為に時間を使う事などないまま時間が流れました。
資格職という事もあり経済的な不安もなく、再婚なども考えてもいませんでしたが、ある時息子から「自分が大学に行ったら、お母さん一人になるけど大丈夫?」と心配されてしまいました。
そうか、もうそんな年齢になったんだ、高校生になったら大学まではあっという間。
巣立ちの時期もそう遠い話ではないな、と考える様になりました。
私もまだ30代なので今なら子供も授かれる、再婚するなら今かも!と婚活を考える様になりました。
ネットでいくつか結婚相談所を比較しましたが、成婚体験談がとてもリアルで、実例も多いエンマレッジさんでの活動を決めました。
中学生のお母さんとは思えないほど、若々しく可愛らしい雰囲気のFさん。
とてもしっかりしている息子さんで、お母さんの将来について心配してくれるそう。
また、今なら妹や弟の面倒も手伝うよ、と言ってくれたので、再婚については理解がある様です。
息子の父親になって欲しいわけではありませんが、再婚を考えるにあたり、やはり子供との相性は気になります。
自分にとってベストな相手でも、息子が嫌だと思う人とは再婚したくないので、正直、そんな都合の良い相手がみつかるか自信がありませんでした。
Fさんもシングルマザーとはいえ、国家資格をもったバリバリのキャリアウーマン。
年収も男性並みに稼ぐので、再婚しなくても十分食べていけますし、再婚しても金銭面でご負担を掛ける事はないそう。
『本当にいい人がいれば・・・・』くらいのモチベーションで活動がスタートしました。
以前の結婚は20代だった事もあって、フィーリング重視で決めてしまいました。
生活するパートナーとして考えると、お互いに話し合いが出来る事が重要なのに、喧嘩を避ける為に話し合いも避けてしまった点で結婚は破綻していたと思います。
今回の様な出会いは初めてなので、どの様に相手と距離を詰めていけばいいのか、会話の中で嘘や本当を見抜くにはどうしたらいいのか、分からない事だらけ。
私の中で1つだけ決まっていた事は、とにかく「誠実な人」というのが重要でした。
コロナ禍もあって、仕事上、外出にも規制がありました。
仕方なくオンラインお見合いに切り替えましたが、会話は成立しても、オーラや雰囲気が掴めず。
交際になってもメールの頻度でタイミングが合わず、1~2回で終わってしまう事も多かったです。
もともと、会って話したいタイプなので、オンラインだと気持ちも入りづらく。
県外でとてもいい条件の方もいましたが、結局会えないまま終わってしまいました。
時間に余裕ができたとはいえ、仕事と子育てのWワークは、メールの返信も遅れがちになってしまいます。
そんなちょっとした遅れ、すれ違いによるモチベーションの低下など、中々厳しい状態でした。
ただ、Fさんは根が明るく、前向きなタイプなので、深く落ち込んだりテンションが下がる事はありませんでした。
コロナ禍なので活動をどうしよう?と悩んだ時もありましたが、休会してもこの状況は変わりません。
急いで相手を見つけたいワケでもないので、自分のペースでやればいいかなと思っていました。
そんな時、1通のお申込みが届きました。
それがエンマレッジ会員のTさんです。
背もスラっと高く、高学歴・高年収、同じ歳で家も近い。
条件だけでいえば理想の方ですが、お父様が経営されている会社の2代目という所が気になりました。
実際お会いしてみると、お写真通りの優しい人。
私は全く人見知りしないので、誰とでも仲良く話せますが、彼が少し大人しい雰囲気。
お見合いでも、特別話が弾んだわけでもありませんでした。
ただ、息子が英語が苦手で、彼が英語が得意という話を聞いて、そこだけテンションが上がりました(笑)
実はTさんは、地元では有名な会社の2代目。
初婚なのに、なぜお子さんのいるFさんにお申込みをしたのか不思議でした。
また、順調に交際が進んだら、Tさんのご両親はFさんの経歴をを受け入れてくれるのか?
Fさんの息子さんも同様に、可愛がってもらえるのか?
2人の交際は、そこを重点的に確認していく必要がありました。
彼もエンマレッジの会員さんだと聞いていたので、とても安心しました。
今まで交際になった方達は、気軽なデートではなく【本格的なデート】を目的として場所を指定されました。
そこまで気持ちが入っていない方と、遠出をしたり食事に行くのは正直気が重かったのですが、彼は空いた時間の1~2時間を使ってお茶に誘ってくれました。
これも、入会前にYumiさんから聞いていた方法だったので、話が通っているのは楽だなと思いました。
また、最初から息子の話はどんどんすることで、反応を見る様にしました。
過去のお見合い相手の方に、子供の躾について意見された時に違和感を感じましたが、彼は人に対してフラットな考えで、私の考えも息子の考えも尊重した話し方をしてくれました。
それがとても自然で、居心地の良さを感じていました。
順調に交際が進みましたが、チラホラと気になる部分も出てきた様です。
話の中で、少し頼りないなと感じる部分も出てきました。
育ってきた環境も違うし、男社会の中で育ってきた彼なので、異性とのコミュニケーション方法も不器用に感じる所もありました。
違和感を感じる部分は、直接彼に伝えました。
Tさんが男兄弟の中で育った事や、大学も理系で男子が多く、今の仕事もほぼ男社会である事。
それがエンマレッジに入会したきっかけでもありましたが、Fさんからすれば、もうちょっとうまく出来ないかしら?と無粋に感じてしまう所も多かったそう。
ファッションだったり、ちょっとした心遣いであったり、女性として大切に扱って欲しいのに、女心がわからない彼に不満を言ってしまう事もあった様です。
Fさんの満足する男性にはなれない事への落ち込み、コンプレックスを指摘され、心が折れてしまった事など。
Tさんからも私に「交際を続けていく自信がない」と相談がありました。
私が言い過ぎてしまった事で、喧嘩になる事も増えました。
もう交際は駄目かもしれない、終わりそうだな・・・と感じていた所に、Yumiさんからも指摘をされ、再度お会いして話し合う事になりました。
この時点で、別れ話になる事は想像していました。
実は喧嘩の前に、息子の大学進学に向けて彼に相談した事がありました。
その事を覚えていてくれ、喧嘩中だったのにも関わらず、その為の資料を集めていてくれたことが分かりました。
会った時に、丁寧に分かりやすく書類もまとめてくれてあり、何て優しい人なんだろうと感動しました。
彼の不器用さにばかり目がいっていましたが、器用でずるい人よりも、不器用でも誠実に向き合ってくれる彼の良さが実感出来ました。
その際、彼が私の言葉に深く傷ついていた事も分かりました。
心から謝罪をし、今後も前向きに交際を進めていこう、真剣交際に進めようと決めました。
この時に、ちゃんと喧嘩出来たのが良かったと思っています。
真剣交際に進んだ2人ですが、実はここからが本番です。
まだ、息子さんにも紹介していませんし、彼の親御さんもお子さんのいる女性と交際している事を知りません。
Yumiさんには、早くお子さんに会わせた方がいいと言われていました。
どういう体で合わせるのが自然かと考えた時に、英語を見てくれる友人として紹介しました。
彼が息子の為に参考書を買ってくれたり、積極的に関わろうとしてくれる姿は嬉しかったです。
息子も「また勉強を教わりたい」と言っていたので、初対面は雰囲気も悪くなかったです。
その後も、2~3回英語の勉強を見てもらいながら、自宅で夕飯を一緒に食べる様にしました。
また、Yumiさんからも「息子さんも子供じゃないから、察しているかもよ?早く、お付き合いしているって話してみたら?」と背中を押されました。
勇気を出して息子に言ってみると、意外にも「へー」という反応。
反対している感じでもなく、普通に受け入れてくれました。
また、結婚を考えている事も伝え、
「もし、子供が出来たらどうする?面倒みてくれる?」と聞くと「いいよー」と言ってくれ、息子なりに彼の事は気に入ってくれている様でした。
彼がご自分の両親にFさんのお話をした事は、次回のTさんのエピソードでご紹介します。
入籍の時期や苗字を変えるタイミングなどは、追々決めていく必要はありましたが、両家族に祝福してもらえた事で、ここで成婚退会する事となりました。
1年1ヶ月の活動を振り返って、終わってしまえば楽しい時間でした!
結婚する相手と出会いたい方なら、この仕組みが1番分かりやすいと思います。
活動中大きな悩みもありませんでしたが、ポイントポイントでYumiさんから的確にアドバイスがあるのが、とても有難かったです。
1人で活動していたら、「ま、いっか」で、なし崩しになっていたと思います。
また、交際期限やルールがある事で、ズルズルと引き延ばされる事もなく、自分が何の為にどこへ向かって進んでいるのか、いつも明確に方向を示してくれました。
Yumiさんとはよく電話でお話しました。
相談でお電話してもいつも大笑いしながら、「確かにそうだな・・・」と思う事が多く、頭の中も整理できました。
2人の事を良く知っている方に、客観的なアドバイスを貰える事がとても有難く、楽しい活動期間になりました。
ありがとうございます。
思春期の息子さんなので、お母さんの再婚には敏感なのかと思っていましたが、入会のきっかけも成婚退会する決断も、最終的には息子さんの後押しも大きかったそう。
あと数年したら、実家を離れて大学にいく事を考えると、お母さんの事が心配だったのでしょうね!
いつまでもお二人仲良くお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜
Tさんの成婚エピソードはこちら