島田市在住、36歳男性会員Tさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は、36歳エンマレッジ会員Fさん。
活動期間1年間(内、交際期間5ヶ月間)で成婚退会です。
高身長・高学歴・高年収。
お父様の事業を継がれる、次期社長のTさんは地元でも有名な資産家の息子さんです。
男兄弟3人の中で育ち、大学も理系、お仕事も男性が占める割合が9割と言われる業種だった事もあり、女性と接する機会もほとんどなく、自然な出会いは難しいという事で、エンマレッジでの活動を決められました。
周りが男ばかりなので、自らが動かないと出会いのチャンスがないのは分かっていました。
仕事が忙しく余裕もありませんでしたが、コロナ禍で時間ができ、今が活動のチャンス!と思い結婚相談所探しを始めました。
Youtubeの比較サイトでIBJの評判がよく、その中でエンマレッジさんがおススメだと知りました。
女性に対しても不器用なので、サポートしてくれる仲人さんがいる事や、経歴などの身元も保証されている事も安心でき、とても効率のよい仕組みだと感じました。
あまり口数の多い方ではありませんが、お顔立ちもスッとされモテそうな雰囲気。
おまけに、ご実家もかなりの資産家という事もあって、お相手にも相当厳しい目を持っているのかな?と当初は思っていました。
私が睨んだ通り、登録後、複数の女性からお申込みが殺到しました。
最初だったので、まずは申込みしてくれた方とお会いしてみました。
緊急事態宣言の真っ只中でしたが、すんなりお見合いが決まり、交際に発展しました。
女性とのデートが久しぶりで、どうしようかとても迷いました。
Yumiさんからは、初回から積極的に結婚観の話題を出していく様に言われましたが、まず距離の縮め方もわからず。
仲良くなっていないのに、唐突にそんな話題を出していいのか迷っているうちに、相手から交際終了の連絡が届きました。
その後も、2週間に1度のペースでお見合いは組めましたが、前回と同じパターンで断られてしまいました。
女性に対してのコミュニケーション力の低さ、圧倒的な場数の足りなさが、ここにきて露呈しました。
昔から分かっていた事ですが、気づかない様にしていた気がします。
兄弟も男性ばかり、小さい頃は空手道場に熱心に通い、大学も理系でお仕事も家業とくれば、女性に慣れていないのは仕方ありません。
コミュニケーションの取れない方ではなく、女性に慣れていないだけなので、経験を積んで頂くしかありません。
お見合いは沢山組めても、先に繋がらない・・・・。
デート1度で断られるのはどうしようか悩みましたが、回数をこなしてくれば慣れる部分もありました。
活動が半年を過ぎた頃には、会話の引き出しも増え、過去のお見合いでかなり鍛えられた気がしました。
お二人のきっかけは、Tさんからのお申込み。
当初、彼女の婚歴には気づかなかった様です。
お相手探しの条件で初婚の方を希望していましたが、彼女の婚歴には全く気付かないでお申込みしていました。
途中で気がつきましたが、家も近く、同じ歳、お写真の雰囲気も柔らかく、婚歴やお子さんは気になるけれど会ってから考えようと軽い気持ちでお見合いをしました。
お会いした時から、雰囲気も柔らかく一緒にいて居心地の良さを感じました。
初めて楽しいと思えた、1時間のお見合いでした。
今思うと、お会いしてきた方達は皆さん年下だったので、自分が無理して会話を広げていました。
そこが得意ではなかったので苦労しましたが、彼女とは自然に話が弾みます。
明るく気取りのない話し方や、優しく包み込む様な笑顔が魅力で、お子さんと2人で頑張っているお話もとても尊敬できました。
交際が成立した時は嬉しかったのですが、今までシングルマザーの方と交際した経験もないので、早速Yumiさんにアドバイスを求めました。
女性慣れしていないTさんが、いきなり中学生のお子さんのいるママさんと交際になり当初は驚きましたが、ふと、彼がFさんに惹かれるのも何となく理解出来ました。
今までのお見合い相手はTさんにリードを求めていましたが、本来は女性のお尻に敷かれた方がしっくりくるタイプ。
お似合いの2人だなと思いましたが、問題は彼の立場でシングルマザーとの結婚が可能なのか?という事です。
Tさんには、ご自分の親御さんには早目に話しておいた方がいい、とアドバイスしておきました。
2回目のデートでは少し遠出をし、お互いの気持ちについて話しました。
彼女も交際を前向きに考えていてくれた事は確認出来ましたが、過去の離婚の話は中々聞きづらく、若干自分の頼りなさを感じさせてしまった気がしました。
Fさんとはよく話をしていましたが、さすが1度婚歴のある方。
彼の経歴の良さに目がくらむ事はなく、冷静に2人の関係性や息子さんとの相性についても考えていました。
その中で、お付き合いするにはいい人だけど、結婚相手と考えると少し頼りなさを感じる事は早めに気づいていた様です。
交際を1ヶ月過ぎた頃、自分としては今後も前向きに交際して欲しいと伝えました。
しかし彼女から、育ってきた環境の違いや、自分の気づかいの足りなさを指摘され、今の段階で結婚相手として意識していくのは難しいと言われてしまいました。
薄々気づいていましたが、ストレートに言われと落ち込みました。
男社会の育ってきた彼に、女性の本音と建て前を見極めたり、察して欲しい空気を読んでと言っても、難しいのはよくわかります。
そこに女性はイラだったり、気が利かないと感じたり、価値観が違うと思ってしまったり。
Tさんは、ここからどんどん自信を無くしていきました。
自分の足りていない所は反省し、彼女の指摘をしっかり聞いているのですが、正直苦しく、心が折れそうになりました。
彼女からファッションセンスを指摘されましたが、洋服1枚に何万円もかける感覚が自分にはなかったり、否定される事がとても苦しく。
彼女の事は尊敬していますが、このまま交際を続けていけるのか不安になっていました。
男性のファッションセンスは、度々女性からも相談を受けますが、自信のない方に限って柄と柄を合わせたり、体型に合っていないものを着ては女性を驚愕させています。
Fさんも高い物を着て欲しいのではなく、安くても質のいいもの、彼の体型に合ったものを着て欲しいと言っただけなのですが、普段Fさんが身なりに気をつかう方なので、誤解されてしまったのかもしれません。
ただ、女性も努力やお金なしで綺麗をキープできるワケじゃないので、お互いに理解が必要になります。
だんだんとデートも不穏な空気になったり、喧嘩する事も増えて、いよいよ別れ話になりそうな雰囲気でした。
会うのは今日が最後かもしれないと思った日、以前、彼女が息子さんの進学の事で困っていたので、用意しておいた資料を渡しました。
断られるにしても、アドバイスはしておこうと思いました。
Fさんの中でもその日で交際終了の気持ちでいたそうですが、喧嘩中だったにも関わらず、丁寧にまとめられた書類を渡され、詳しく説明をしてくれる彼の人の良さに感動。
不器用な所ばかり目がいっていましたが、そこも彼の良さである事に気づけた事が大きかったそうです。
2人で話し合い、真剣交際に発展していきました。
以前からYumiさんに言われていたので、この時点でまず父親に彼女との交際を話しました。
父は特に反対しませんでしたが、その事をYumiさんに伝えると、
「心配されるのは特にお母さんの方だよ」
と言われ、改めて両親の前で具体的に話をする事にしました。
そしてやはり、心配したのは母の方でした。
特に、自分と子供の関係を気にしてくれ、うまくやっていけるのか最後まで悩んでいました。
彼女の息子さんとも週1度で会っていたので、その話をしたり、彼女の人柄も根気よく話をし、交際が順調であると強調しながら話をしました。
父からは、「もし結婚するなら、家を1件空けるからそこに住むか?」と受け入れてもらえたこと。
母には実際彼女に会ってもらったら、「話しやすい、感じの良い人ね」と言ってもらえました。
お子さんからも、ご両親からも祝福され、無事成婚退会の日を迎える事になりました。
エンマレッジさんでの活動は、出会いのチャンスが少ない、経験の乏しい自分にとって、安心して活動出来る場所でした。
特に、子供さんへどのタイミングで話すのか、親には早目に話しておくことなど、Yumiさんはいつも先の事を見据えてアドバイスをしてくれました。
デートを終える度に報告をし、振り返りの言葉があるので、次に何をやればいいのか、今悩んでいる事の解決策は何なのか、彼女の言葉の真意など、いつも的確に言って頂けるのはとても有難かったです。
ありがとうございました。
不器用といっても知らないだけなので、アドバイスを素直に聞いてくれたのが、良い結果に繋がったと思います。
いきなり中学生の息子さんが出来ますが、無理に親子になる必要はなく、お母さんの良いパートナーになってくれれば良いそうです。
いつまでも仲良くお幸せにね~
Fさんの成婚エピソードはこちら