沼津市在住、45歳男性会員Pさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は40歳富士宮在住。
活動期間11ヶ月(内、交際期間3ヶ月)で成婚退会です。
実はPさん、エンマレッジで1度成婚退会されていました。
順調に話が進み入籍日の予定も決まっていました。
入籍の2ヶ月前から同居生活もはじめ、最初は仲良く暮らしていたのです。
しかし、彼女が自分のペットの犬を連れてきた事で、事態は変わってしまいました。
「夜中に、犬が廊下を歩く音で起きちゃった」
決して声を荒らげたり、文句を言ったわけではなく、ポロっと言ったことで彼女の顔色が変わりました。
「あなたの歩く足音だってうるさいよ」
何の話し合いもなく、彼女は出ていってしまいました。
彼女の気持ちを逆なでする様な発言をしてしまったのだと思いますが、それ以前から自分に不満があったのかもしれません。
自分のストレートな物言いが、彼女を傷つけてしまいました。
彼女との生活が終わってしまった時、もう1度エンマレッジさんに行ってアドバイスが欲しいと思いました。
結婚がダメになったのは、結婚相談所で知り合ったからではなく、自分の性格によるものだと自覚もありました。
前回の活動の時も、Yumiさんには自分本位の考え方を何度も注意してくれました。
もう1度仕切り直すには、どうしてもエンマレッジさんの力を借りたいと思いました。
破談になったと聞いて、非常に残念な思いでした。
Pさんは明るくて親しみやすい人柄ですが、頑固で自分の意見を曲げられない一面もありました。
相手の歩調に合わせることも出来ますが、我慢が顔や態度に出てしまい、無理しているのがバレバレ。
よく言えば少年の様で、悪くいうと自分勝手な人に見えてしまう様でした。
Yumiさんには以前から「そんな性格を理解してくれる、おおらかな女性がいいよ」と言ってくれましたが、自分と似たタイプには全く惹かれません。
それよりも繊細でギャグも通じない、おとなしめの女性らしい人が希望でした。
「話が弾んで楽しかったけれど、女性として魅力を感じない」
こんな理由で、断ったお見合いも何度かありました。
再開するにあたり、もう1度Pさんとじっくり話をしました。
自分の理想の人が、合うわけじゃないこと。
交際中だけ無理して相手に合わせても、何十年も我慢できる性格じゃない事を自覚した方がいい。
今度は、本当に自分に合った人を探して欲しいとお話しました。
Pさんは45歳という年齢ですが、見た目も爽やかで、経歴も高いので、お見合いに困る事はありませんでした。
再開後、すぐに交際→真剣交際に発展した相手が出来ました。
相手は7歳下の方でした。
交際のペースが思っていたよりも早く、彼女の方から「真剣交際に進みたい」と言われたり、プロポーズの催促があったりなど、終始相手のペースで交際が進んでいました。
自分は2度目なので、もう少し慎重に進めていきたいと思っていましたが、そこまで熱心に言われると悪い気はしません。
ただ、彼女の対応にモヤっとする事は度々ありました。
例えば、桜を見に行こうと約束をしても、当日になって「混んでいるからやめよう」と言われたり。
デートの日程も、彼女のトレーニングジムの予定に合わせるのですが、ジムも一緒に行っている友人の都合で日程を合わせるので、自分との約束の優先度に疑問を感じていました。
結婚指輪を見に行く2人にとって大事な日でも、「友人に聞かないと日が決められない」と言われた時、溜まっていた不満が一気にでてしまい、彼女に文句を言ってしまいました。
彼女の顔色が変わりましたが、後の祭りです。
Yumiさんにも相談しましたが、モヤっとした時に、その都度冷静に伝えてこなかった事を指摘されました。
「もっと早くに不満ではなく、お願いとして言えば良かったのに、溜めてしまったから怒りになったんだよ」
本当にその通りでした。
確かに、彼がつい怒ってしまった理由も理解できますが、彼女からすると、今まで許されてきた事が、急に文句となって伝えられたら困惑するのは当然です。
Pさんの様な性格は、何でも明けすけに話せ、包容力・柔軟性の高いしっかりした女性の方が合っています。
それに本当に気づくには、少し時間が掛かりそうでした。
結局それからも、お見合いを何度かさせて頂きました。
交際になった方もいましたが、長く続くことはなく、1~2回会っては終了になりました。
活動も2回目で、前回よりもお見合いが組みにくくなっていると思っていましたが、Yumiさんは「45歳でそのペースでお見合い組めるのは凄いのよ」と励ましてくれました。
気持ちが落ちそうになった時は、時々相談の電話をして元気をもらう様にしていました。
活動も半年以上過ぎたころ、一時的に複数交際することが出来ました。
ひとりは10歳下、もう一人は同世代で、どちらも素敵な女性でした。
年下の方は今までの交際相手に近くおとなしめな印象ですが、同世代の方は、自分の意見もしっかり言ってくれ話しやすい方でした。
本来の自分は、ぐいぐい押したいタイプなので、間違いなく前者の女性を選んできたと思います。
しかし、今回Yumiさんに「自分の性格に合うのはどちらかで、選んだ方がいいよ。」と言われました。
その時、改めて2人の交際の仕方を振り返りました。
年下の方は、デートを誘うのも、場所を決めるのも全部自分がやってきました。
もちろん、そこは苦手な作業ではありません。
しかし同世代の方は、彼女から色々な企画を立ててくれました。
混んでいるからどうしよう?と言った時も、「せっかくだから、行ってみましょうよ」と会っている時間を楽しもうとしてくれる人でした。
いつも楽しそうで、自分のギャグにもゲラゲラ笑ってくれ、それも嬉しかったです。
真逆のタイプ2人と交際が出来たことで、Yumiさんの言ってくれた事の意味がようやく分かりました。
我がままな自分には、追いかける相手よりも一緒に並んで歩いてくれる人の方が合っているとようやく分かりました。
彼女とは本当に気兼ねなく、どちらも言いたいことは言い、細かい事は気にしないので、意見が食い違う事がありません。
真剣交際に進んだあとも、スムーズに話がまとまりました。
プロポーズをした時も「本当に私でいいの?」との返事に、思わずきゅんとしました。
彼女との交際に関しては、ほとんど相談らしい相談もなく成婚退会を迎える事ができました。
出戻りなので、心を改めたつもりでしたが、当初は自分を変える事が出来ませんでした。
そんな時でも、ちょっと呆れながらも親身になってアドバイスしてくれるYumiさんには、感謝の言葉しかありません。
何かあっても、味方でいてくれ、相談できる安心感があるのはとても有難かったです。
時々、耳の痛い話もありましたが、結果、後々問題として出てくる事が多かったので、見透かされているのか、すごいなと思っています。
自分は女性の気持ちに鈍いので、Yumiさんのアドバイスは全面的に信用しています。
本当に長い間お世話になりました。
ありがとうございます。
自分の理想と現実のギャップに気が付かない人は、彼だけではありません。
着てみたい洋服と、似合う洋服が違うように、結婚も自分に合った人を選ばないと後々苦労するかなと思います。
今回は、無事に入籍のお知らせもいただきました!
いつまでもお二人仲良くお幸せにね。
美味しいお菓子もありがとう〜