牧之原市在住32歳、女性会員Hさんが成婚退会の手続きに来てくれました。
お相手は浜松市在住、38歳会社員の方。
活動期間5年(内、交際期間6ヶ月)で成婚退会です。
エンマレッジに入会した当時は27歳。
30歳までに結婚したいけれど、根っからの人見知りで出会いの機会が少ないことを気にされていました。
初対面の方はおろか、友人にもなかなか心を開けず、自己主張できない性格。
合コンや飲み会はもちろん、アプリでの出会いなんて怖くて絶対に無理だと分かっていました。
だったら、最初からサポートのある結婚相談所が早いと思いました。
ただ、当時のわたしは『結婚への覚悟』はほぼゼロ。リアルにイメージもできていなかったし、夢みたいなことばかり言っていたと思います。現実がまったく見えておらず、自分の条件もどこか曖昧なまま始めてしまいました。
当時のHさんは質問しても、はっきりとした意見が返ってくることはありませんでした。
だったら、まずは『自分の条件をはっきりさせるための活動』にしよう、と提案しました。
お見合いの申し込みはたくさん届きましたが、土日の休みは月に2回しかなく、それをお見合いで消化するのが嫌になっていました。また、仮交際後の初回のデートも苦痛でした。
貴重な休みなのに、まだどうなるかわからない人のために時間を作らなければならない。
自分の時間がなくなってしまう・・・・当時のわたしは婚活よりもそっちが大事でした。
Hさんは夜勤のあるシフト制のお仕事、土日の休みも月2回しかない状態だったので、20代の彼女にはプライベートな時間が奪われてしまう「苦痛な活動」になっていたようです。
仮交際になっても1~2回で終了してばかりいるわたしの活動を見て、Yumiさんから心配の連絡が何度もありました。
その時も「家からも遠いし」「そこまで会いたいと思わないし」など、いろいろ会いたくない理由をつけていました。
入会して4ヶ月後には、すでにやる気ゼロ。
決まっていたお見合いも、取り消しのペナルティを払って休会をお願いしました。
当時、仕事場の変更や環境の変化でストレスもMAXでした。
そこから1年半が経過した頃、Yumiさんから「2年の登録の更新だけどどうする?」と連絡がありました。
プライベートの状況は相変わらず変化はありませんが、仕事面は以前より落ち着いていました。
30歳も目前だったので、少しやる気にもなっていました。
ただ、自分の「気」が乗らないと動けないところは、休会前から変わっていない様子。
せっかく更新するならそこを考え直す必要があること、なぜ嫌になってしまうのか、理由をしっかり考えるように伝えました。
Yumiさんに言われたことを考えたのですが、特に嫌な事を言われたりされたこともないのです。
確かにお見合いが終わった時には『いい人だから、もう1回会ってみよう』と思ったのも事実。
ただ、時間が経つと「なんか面倒くさい」「無理してまで会いたくない」気持ちになってしまうのです。
そんな時、お見合いで、初めて『ぜひ次も会ってみたい』と思えた人がいました。
条件も合っていて、お話した感じの印象も良く、迷わず交際希望をお伝えしました。
しかし、その方から「自分に興味がなさそうに見えた」との理由で交際NGの返事。
相手からそう見えていたことにショックを受けたこと、逆にそんな風な態度を取っていたことを反省しました。
自分はそのつもりはなくても、相手にはその様に見えていたのだと思います。
『相手にどう思われるのか』『相手がどう思っているのか』
そんなこと、今まで考えたこともありませんでした。
断られる側の気持ちになれていなかったこと、相手を傷つけている・嫌な思いをさせていたことに初めて気づくことができました。
これをきっかけに、初回デートでお断りすることは減ってきました。
2回・3回と丁寧に向き合うことも増え、中には3ヶ月近くまで続いた方もいたのです。
無理なく会える方で、気が付けば7~8回会っていました。
Yumiさんから毎回「結婚観の話題をする様に」「デート内容や場所にも工夫して」と注意を受けていましたが、毎回雑談・お茶・ご飯の繰り返しになっていました。
わたしからすると、結婚観を話すような空気にならなかったし、相手からも切り出してこないのです。
それよりも、次回どこに行こうか、趣味などカップル同士が普段話すような時間になっていました。
わたしはそれで「この交際はうまくいっている」と思ってしまったこと、「こんなに何回も会えているのだからこのまま自然に結婚の話になるのかな」と高をくくっていました。
交際期限が迫ってきたころ、わたしの気持ちは高まっていたので『いよいよ、結婚観の確認だ』と思っていたのですが、彼の方は様子が違っていました。
「もう少し考えたい」「今までそんな話もしていないし、すぐに答えが出ない」
彼はわたしと『恋愛ごっこ』をしていただけで、結婚を意識した向き合いではなかったようです。
散々Yumiさんに言われていたのに、また自分の都合のよい解釈に逃げていました。
これまでの彼の行動や言動を振り返り、彼の答えを待つことなく自分から交際終了にしました。
そして、きっと今のわたしのままではいけない、もっと変わらないと!という気持ちになりました。
その気持ちを整理するために、再びYumiさんにお電話しました。
親や友達にも相談できない話も、Yumiさんには何でも話せました。
厳しいことも言われましたが、すべて納得できることばかり、おっしゃる通りでぐうの音も出ません。
でも必ず最後に「しっかりしないさいよ」と愛のある喝を入れてくれるので、不思議と前向きになれました。
こんなやり取りが何回も続く中で、Hさんの『気づき』が増えて成長してるなと感じていました。
本人もその自覚があり「わたし前よりしっかり考えているでしょ?」と言っていました。
入会当時に比べると別人のように、年々やる気が出てくる珍しい会員さんでした。
ある時、エンマレッジさん主催の「女性だけの婚活座談会」に出席しました。
わたしと同じように活動している会員さん達と話す機会があり、悩みを共有したり、逆に励ましの言葉ももらえました。
今までYumiさん以外に話したことがない悩みを、仲間と共有できたのはとても刺激になりました。
わたしより若くて可愛い子が活動に苦戦しているなら、自分はもっと頑張らなきゃいけない!
やる気がみなぎっていたので、このタイミングでプレミアムコースに変更をお願いしました。
活動してすでに4年が過ぎていましたが、Hさんがどんどん成長されていることに驚きを感じます。
年を重ねるごとに婚活を真面目に、相手とも丁寧に向き合うようになったHさん。
その頑張りはすぐに実り、コース変更から1ヶ月後、運命の出会いがありました。
お見合いでの第一印象は、可もなく不可もなく。
以前のわたしなら、迷うことなく交際希望は出していなかったと思います。
試しにもう1回だけ会ってみることが、もう当たり前になっていました。
初回・2回目のデートも少し長くなりましたが、意外に疲れがありません。
今の仕事が土日休みになったせいもあって、その気持ちに余裕があったせいかも?
だったら、もう1回会って考えることに。
アウトレットに行く事になり、気が付けば10時間も一緒にいましたが意外とあっという間に感じました。
気負ったところがなく、自然体でいられるので「楽な人だな」と思いました。
ただ、結婚の条件を振ってみましたが、特にこだわりがないと言われ、彼から婚活についての質問はありません。
本気で婚活する気あるのかな?と悩んでしまいました。
彼に「今後の交際をどう考えているの?」「結婚観の話がないのはなぜ?」と聞いてみました。
すると、彼から「進め方がわからなかった」と言われ、「自分の相談所はIBJのシステムは使えるけど、サポートが一切ないコース」だと聞かされました。
結婚相談所でサポートがない所なんてあるの??と、ビックリしてしまいました。
実は、彼はオンラインだけで入会ができてしまう、格安相談所に入会されていました。
サポートが一切ないわけではなく、「聞きたいことがあれば、どうぞ」というスタイルのようです。
ただ、活動に慣れていない方にとっては「何を聞いたらいいのかわからない」ので、彼のような状態になってしまいます。
彼が交際の進め方や、結婚までに確認したいことが整理できていない理由がわかりました。
相手の相談所は頼りにならないので、Yumiさんからのアドバイスを二人で共有する形で進めていくことにしました。
彼は結婚観についての話を、嫌がることなく素直に聞いてくれました。
時々、わたしやYumiさんに負担を掛けていることも気にせず、何でも聞いてくるのでイラっとした時もあります。
でも「それくらい自分で考えてよ」と、言いたいことも言えているので、問題ありません。
それよりも5年近く活動していて、「早く帰りたい」と1度も思わなかったのは彼だけ。
好きなところははっきりわからないけれど、嫌いなところがないとは自信を持って言えます。
Yumiさんのサポートのおかげで、両家の挨拶まですすむことができ「2人で決めたことだから応援するよ」と祝福の言葉をいただけました。
5年もの長い活動を振り返ってもらいました。
まず、いろいろな人にお会いして、大きな成長があったと思います。
お見合いが『結果』に繋がらなくても、発見があったり、新しい自分の感情に気づけることが楽しかったです。
これがきっと自分の成長につながると思っていたので、エンマレッジを辞めたいと思ったこともありません。
むしろ、「ここをやめてしまったらわたしは結婚できない」と思っていたほどです。
同じように、わたしの仲人さんがYumiさんだったから、今、わたしはこの日を迎えられました。
今まで周りには、わたしにダメ出しや注意してくれる人はいませんでした。
でも、Yumiさんはダメな時はしっかり言ってくれるし、成長もちゃんと褒めてくれました。
それが励みになり、何度もお電話したり、どんな小さなことでも相談しました。
本当に頼れる仲人さんで、Yumiさんじゃなかったら結婚できていなかったと心から思います。
また、毎回お見合いに立ち会ってくださった河原崎さんにも感謝を伝えたいです。
緊張しやすいわたしにとって、お見合い前に河原崎さんの顔が見えるのは絶対的な安心感。
自分から相手に声をかけられない性格なので、本当にありがたかったです。
お二人には本当にお世話になりました。
ありがとうございます。
5年近くも活動していると、まるで娘が結婚した様な気持ちになります。
入会時はめちゃくちゃな理由で断ってばかりで、前途多難な会員さんでした。
残念な経験がやる気を下げずに、逆に成長の糧に繋がったのは本当に珍しいことです。
人見知りとは言っていますが、私とは相性がよく、たくさんお話できたのも楽しかったですよ。
・・・・実はこのエピソードは1年前のお話(ブログ遅延のため)
すでに赤ちゃんも授かり、これからママとして頑張っていかれます。
これからは家族3人でさらにお幸せにね~
美味しいお菓子もありがとう〜